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インタビュー(栄養学部・食文化栄養学科)

在学生インタビュー

パティシエ 志望
 
大学で学んだ知識に加え、製菓の知識や
経験を掘り下げて学んだダブルスクール。
 小さな頃からお菓子作りが大好きで、進路も専門学校か大学かで悩んだほど。ですから3年次に香川栄養専門学校(現:香川調理製菓専門学校)で学べることは大きな魅カでした。
 実際に大学で学ぶ中で、中国原産の冷凍ギョウザに多量の農薬が見つかるなど生産者と消費者の聞に距離があることで生まれる問題点は、日本でもたびたびニュースになり、深く考えさせられました。パティシエという直接「食」にかかわる道を目指している私にとっては、将来どのような食材で、どのようなものを提供すべきなのか。そして、どんな社会貢献ができるのかを考える良い機会にもなりました。
 3年次の専門学校で学んだ1年間は、プ口として活躍されている先生方から実践的なお菓子づくりや経営に関する知識を学び、たくさんの刺激を受けました。放課後や休日も復習のためにお菓子作りをしたり、食育のボランティアに参加して、食への関心の高さを改めて実感。高校卒業後すぐに専門学校に入った友人たちの、パティシエやお店に関する情報カにも驚かされるばかりで、私自身もプロの先生のお店に伺ったりと積極的な姿勢になれたと思います。
 パティシエは、すべての仕事を覚えるのに10年と言われています。その中でもウェディングやパーティー、レストラン、カフェと幅広い提供の場を持つホテルでの仕事を、卒業後の第一歩として目指しています。
外食産業メニュー開発 志望
 
フィールドワーク授業を通じて、
飲食サービスの面白さを実感した。
 栄養学を学べる大学を目指していたところ、たまたま食文化栄養学科の存在を知ったんです。資料を取り寄せて調べてみると、そこには「食についての表現力」が磨けること、そして様々な食の分野で活躍できる「フードスペシャリスト」の資格が取れることが記されていました。自分の持っているポテンシャルがぐっと広がりそうな期待感が湧き、入学を決意しました。
 入学当初は、漠然としていた将来の進路。その輪郭がハッキリとしたのは、2年次の『食文化調査実習』でのフィールドワークです。私は4人グループで東京・神楽坂にある6つの喫茶店を訪ね、実際にメニューを注文し、雰囲気や客層をレポートしました。神楽坂は歴史ある花街。ところが調査したカフェは現代風であるにもかかわらず、いにしえの街並みに溶け込んでいる…。この空間プロデユースの粋に魅了され、「将来は、こうした飲食サービス業に身を置こう」と決心したのです。飲食サービスについての見聞を広げるため、3年次には大学が主催する「ヨーロッパ洋菓子研修旅行」にも参加しました。
 卒業後は、外食企業でメニュー開発や店舗開発の仕事に携わりたいと考えています。そしてゆくゆくは、インテリアに工夫を凝らしたカフェを経営したいですね。その大志にー歩でも近づくため、卒業までの1年間を今以上に頑張るつもりです。

OGインタビュー

食品販売/商品開発
(食品販売会社)
 
大学で身に付けた「行動力」が、
次なるステップの糧となっている。
 創業200年を超える葛餅の老舗で、店長、商品開発とふたつの職務に就いています。商品開発志望でしたが、入社後1年間は販売職に専従。その後1年近く、横浜にあるテイクアウ卜専門店で店長を務めました。ここで運営マネージメントを任され、大きく成長したと実感しています。たとえば、あんみつの蜜の入れ忘れの改善。アルバイトスタッフであっても、うっかりミスは許されません。そこで私は、全員にミスの起こる原因を考えてもらうようにしました。つまり自己改善を求めたのです。そうすればおのずと個々に責任感が芽生えます。功を奏したのかクレームの件数はグッと減り、逆にリピート客は増えました。
 大学の授業で印象に残っているのは、4年次の「食文化栄養学実習」。私が所属したゼミでは、シフォンケーキを売りにしたカフェを半年間運営しました。常連客には地元の主婦やサラリーマンの方もいて、学生運営の店にしては本絡的です。しかも学生のアイデアが商品化され、なおかつ接客も体験できる。こんな実践型の授業は、他の大学にはないでしょう。
 授業、海外研修、卒業論文…。栄大で体験したすべてが、私の「行動力」の源となりました。行動力とは、未来を切り開くチカラ。これがあったからこそ、念願の商品開発部に配属されたのだと確信しています。食文化栄養学科は、食べることが好きな人にとって将来の道筋を見い出すことのできる学科ですので進路の選択肢のひとつとして強く勧めたいですね。