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栄養学専攻修士課程

高度専門職業人養成(特定の課題についての研究)の概要
(平成27年度分)

人間栄養学のプロフェッショナルとして栄養・健康・食物の分野で社会的活躍が求められています。
 近年、生活習慣病等、食生活に由来する心身の健康問題が増加し、かつ若年齢化が進む中、個人・家族、集団、地域、国際社会の各層で栄養・食をめぐる多様な問題が生じています。これらの問題を複眼的・構造的に把握し、科学的根拠にもとづく計画・評価を行い、適切で高水準の技術を駆使し、関連する専門職種や組織と連携して、社会に貢献できる専門家を養成します。
 栄養学専攻における高度専門職業人養成は、以下の5専門分野で行います。高度専門職業人養成のねらいと具体的な内容は表のとおりで、必修単位のうち、栄養学専門演習(2単位)と栄養学専門実験・実習(12単位)は、それぞれ学生の課題に関する「高度専門職業人養成実習報告書」の提出をもって修士論文と同等に扱い、本課程の修了審査の対象とします。

標準修業年限

2年

入学を期待する人材と養成のねらい

タイプA

将来選択した分野で専門職として活動することを希望している新卒者を対象に、学部教育だけでは、十分な教育が不足していると思われる分野を深める、あるいは学部教育で不足する実践的スキル、特殊なスキルを付加することをねらう。原則として、管理栄養士、栄養士資格を有する者。

タイプB

選択した分野で就業経験がある、あるいは現在就業中である者を対象に、現在の業務を理論的に整理する力、または業務内容を題材として実践的研究を進める力の修得をねらう。自分の経験をまとめ直し、さらに深める。原則として、管理栄養士、栄養士資格を有する者。

タイプC

栄養学系以外の学部卒、あるいは大学院修了者で、関連する活動経験がある者。食・栄養と関連分野との活動をつなげ、広い意味で、社会の中で栄養・食に関する実践活動ができる力の修得をねらう。資格を問わない。

取得可能な資格注1)

中学校・高等学校教諭専修免許状「家庭」
専門健康教育士(NPO法人日本健康教育士養成機構認定資格)の認定試験受験資格

教育計画

必修単位(20)

栄養学総合講義     4
栄養学総合演習     2
栄養学専門演習     2
栄養学専門実験・実習  12

選択単位

栄養学研究法Ⅰ~Ⅳおよび実践栄養学実習、実践栄養学専門演習注2)より
最低3単位選択履修し、計10単位以上

分野別養成のねらい

臨床栄養

医療あるいは医療関連施設における栄養食事療法の治療、医療経済効果を踏まえたマネジメント力を養う。Evidenceに基づいた栄養食事療法の実践家を養成する。

臨床栄養/公衆栄養
(特定検診・特定保健指導向け)

特定健診・特定保健指導において、管理栄養士として食生活を中心とした効果的な保健指導の実践に必要な知識やスキルの習得を図る。また、特定保健指導全般の企画・運営・評価を行うための基礎的な能力を養成をも目的とする場合もある。 上記のうち、AまたはBタイプの者を対象とする。

公衆栄養/国際栄養

国内外の地域や組織(事業所,学校などを含む)の食生活改善・栄養改善のプロセス(診断・企画・実施・評価),あるいは国内外の栄養政策立案・実施,さらには国際協力活動等にリーダシップをもって関われる栄養・食の専門家を養成する。

給食経営管理

集団を対象として栄養管理を行う場(各種特定給食施設など)やアスリート対象とした栄養管理の場における栄養評価に基づく栄養・食事管理をマネジメントする能力の高度化をねらう。

食品機能/品質管理

食品会社で開発関係に携わっている栄養士ならびに管理栄養士が、より高度な企画力・新商品開発能力を身につけ、なお一層の職業人として社会に貢献できる人材を育成する。

分野別学習方法の特徴

臨床栄養

社会の実践的な活動の場における実習を軸とし、高度専門職業人として必要な基礎的知識、技術を栄養学研究法や特論から学生の課題に応じて構成し履修する。

臨床栄養/公衆栄養
(特定検診・特定保健指導向け)

特定健診・特定保健指導に関わる基礎的な知識・スキルの特論・専門演習を履修した後、特定保健指導の実践活動の場(医療機関、職域、市町村、保健指導受託業者、等)で実地研修(実習)を一定期間行い実践力を養う。特定保健指導に対応できる高度な専門職業人(管理栄養士)の養成をねらう。

公衆栄養/国際栄養

課題に応じた実践活動の現場に実習生として長期間(最低半年以上)関わることにより,より現実の条件に近い中で,研究の視点を取り込みつつ質の高い実践活動を進めるスキルを養う。現職を有する学生の場合,実際の職場を実習の場とすることも可能。

給食経営管理

社会の実践的な活動の場における実習を軸とし、高度専門職業人として必要な基礎的知識、技術を栄養学研究法や特論から学生の課題に応じて構成し履修する。

食品機能/品質管理

実験・実習を基礎として新しい知見を見出し、論文にして発表させ、食品の品質・新製品の開発など新知識を構築させる。原則として会社に勤務しながら修業するものとする。本人の資格を最大限生かせるように勤務会社の指導者を副指導教員とすることも可能。

主指導教員(学内教員)注3)

臨床栄養

本田 佳子教授

臨床栄養/公衆栄養
(特定検診・特定保健指導向け)

本田 佳子教授
武見 ゆかり教授

公衆栄養/国際栄養

磯田 厚子教授
武見 ゆかり教授

給食経営管理

石田 裕美教授

食品機能/品質管理

三浦 理代教授
上田 成子教授

注1 中学校・高等学校教諭専修免許状「家庭」および専門健康教育士(NPO法人日本健康教育士養成機構認定資格)の認定試験受験資格の取得については、こちらを参照のこと。
注2 実践栄養学専門演習は、厚生労働省が提示する「特定健診・保健指導」における「医師、保健師、管理栄養士等に行う実践者育成研修プログラム(900分)」に相当する内容。
注3 必要に応じて、実践現場の指導者を副指導教員とする場合がある。
の担当教員は平成28年度の学生募集を行いません。
平成28年度に学生を募集する担当教員については学生募集要項(願書)にて必ず確認してください。
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