カリキュラムの構成
カリキュラムの特徴
本短期大学部は、栄養士資格取得に必要な科目に加え、将来の目的にあわせ勉学ができる選択科目が充実しています。これは、卒業後、社会の多岐にわたる分野で活躍し、様々な事例に対応していくことができるよう、そして生涯にわたり、更なる成長をし続けることができるよう、本学の長い歴史と伝統によって組み立てられ進化してきたカリキュラムです。さらに、本学創立以来の「食による健康」という理念のもと、調理のできる栄養士の養成を目指し、他にはない豊富な調理実習も選択科目として開講しています。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与に関する方針)
1.自ら正しい食生活を実践できる能力を獲得し、社会における人々の食による健康を支援できる資質・能力を身につけた者。
2.本学のカリキュラム履修を通して基礎的な学習能力を養うとともに、栄養学の知識・理論を学びより深く問題を探求する能力を身につけた者。
3.本学カリキュラムの所定の卒業必修科目、栄養士必修科目、専門科目、基礎・教養科目より合計62単位以上の単位を修得した者。
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)
1.広範で多様な基礎的知識の獲得のため基礎・教養科目、自由選択科目を設置する。
2.専門的な方法論と知識を体系的に学ぶため、栄養士必修科目、専門科目および教職必修科目を設置する。
3.学生が幅広く関心のある科目を履修できることを目的として、専門科目、基礎・教養科目に一般コース・キャリアコースの教育目的に合わせたコース別科目を設置する。
4.栄養学を社会に還元し、健康を維持するための基礎技術・能力を育成するため多様な実験・実習科目を設置する。
栄養士:校外実習
■給食管理実習(校外)
本学科では2年次に給食管理実習(校外)を実施しています。その主な目的は、特定給食施設における栄養士業務の体験・見聞を通じて、栄養士の役割、専門性について理解を深めます。実習先は、病院や学校、事業所、福祉施設(老人ホーム、保育所)などの特定給食施設で、学生はその中から一施設を選択し、1週間ないし2週間の実務を経験します。
●給食管理実習先 病院(平成24年度抜粋)
(社福)賛育会病院/日本赤十字社東京支部武蔵野赤十字病院/順天堂大学医学部附属 順天堂医院 など12施設
●給食管理実習先 学校(平成24年度抜粋)
文京区立小学校/杉並区立方南小学校/中野区立白桜小学校/江戸川区立第二松江小学校 6校
●給食管理実習先 保育園(平成24年度抜粋)
文京区立保育園/小金井市立保育園/(社福)ユーカリ福祉会東村山市立第八保育園/(社福)カタバミ会 ふきのとう保育園 など13施設
●給食管理実習先 老人ホーム(平成24年度抜粋)
(社福) 至誠学舎東京 サンメール尚和/緑寿園/(社福)東京老人ホームめぐみ園など7施設
●給食管理実習先 事業所(平成24年度抜粋)
エームサービス(株)/(株)グリーンハウス/(株)ニッコクトラスト/シダックス(株)/ジャパンウェルネス(株)/西洋フード・コンパスグループ(株)の受託事業所 など10施設
●給食管理実習先 障害者支援施設(平成24年度)
朝霞地区一部事務組合立 障害者支援施設すわ緑風園
■給食実務演習
給食管理実習(校外)に前後して「給食実務演習」を行い、実習効果をより高めるよう丁寧に指導しています。オリエンテーションに始まり、実習施設から指導者を招いて特別講義を設けたり、栄養計画や献立作成を行ったり実習課題の準備を念入りに行います。またテーマごとに討論を重ねるなど、実習後の指導も万全です。これら演習は実習をはさんで1年間におよび、その成果は最終回に実施される「校外実習報告会」で発表します。
栄養教諭:教育実習
こども達が生涯にわたって健康な生活を営めるように「食に関する指導」の中心となる「栄養教諭」が全国の小学校を中心に配置され始めています。本学が創立以来教育の目標としていた「食を通して健康に」というテーマがこども達のいる学校教育の中に取り入れられることになりました。栄養教諭二種免許状取得には1週間の教育実習が必要です。実習の中で多くのことを学び、成長した学生達は報告会を行います。指導して頂いた先生方、後輩達にその思いを伝えます。
●栄養教諭教育実習先*都道府県別集計(平成23年度)
東京都(13校)/埼玉県(4校)/富山県(1校) 計18校
■食物栄養学演習(ゼミ)テーマ(平成23年度抜粋)
●食品学
機器分析および研究の纏めができる力を養う。
●栄養指導
地域飲食店の健康メニュー開発支援・沖縄県の子どもたちの食生活及び健康調査と栄養指導
●調理学第二
●日常、疑問に思う事柄を実際に実習して納得がいくまで 調べる。同時に調理の技術も修得する。
●料理や食事をおいしく見せることについて、様々な実 験・調査により分析実証する。
●料理の分量と調味%が割り出せ、レシピ作成が出来る。摂食状態に合わせた一般食の展開が出来ること。
●こども食育学
食育に関わる実践が教育のマネージメントサイクルを活かしながら実施できるようになる。
●食品化学
より高度な実験を落ち着いて正確に行う、自分で計算ができる、機械や器具類を正しく速く使えるようになる。
●学校給食
自分で立てた課題をもとに研究に取り組みまとめる。
●臨床栄養学
代謝疾患の食事療法について理解し、献立案が提示できるようになる。
●生理学
一歩一歩学ぶ生命科学(人体)を一歩、発展させ「一歩一歩学ぶ栄養学」を構築しましょう。
●社会学
心の健康と右脳の発達が相関している。囲碁は右脳が発達する一手段である。囲碁の理解を進めたい。
●生化学
実験することにより、得られた成果(データ以外のことも含む)が将来の栄養士活動に活用できればよい。
●栄養学
栄養アセスメントについて学ぶ。
●保健体育
立てた目標のクリアー
●給食管理
喫食者ニーズ、原価等、給食施設の条件におけるメニュープランニングと大量調理の技術を身に付ける。