私は選択科目「農園体験」を履修したことがきっかけで、大学農園に足を運ぶようになりました。
大学農園では、自分の圃場作業以外にも、農園で栽培した作物で漬物、ジャム、こんにゃく、蕎麦、ハーブなどの加工実習も行っています。作物を育てる・調理する・味わうまでを体験できるのがこの農園の特徴です。
私は小麦がどのような工程で粉になるのか知らなかったので自ら志願して、小麦の粉挽きを体験させていただきました。農園で栽培したパン用の小麦を粉に挽き、その小麦粉でパンを焼きました。この感動と実体験を通して学んだことをなにか形にできないかと思い、コラムにしてまとめたのが始まりです。
農園での実習を中心に、今後は学内の他の分野(栄養学的な情報など)や校外の話題も盛り込みたいと思っています。また、卒業研究では農村と都市を結ぶサテライトとなり得る「農園レストラン」をテーマにしているので、「地域活性化」などもつなげていけないか、と構想を膨らませています。
授業等が忙しく、大学生活が受け身になりがちな学生もいる中で、本学にはこのように自分が主体となって活動できる場があるのだ、ということも発信できたらいいなと思っています。
これからも「食と農のコラム」を描くことによって自分の知識を深めると同時に、私の感じた「食と農」にまつわる面白さをより多くの人にお伝えできるように、工夫していきたいと思っています。
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