ゼミ別 発表要旨



秋野 晃司ゼミ

讃岐うどん
日本全土には様々なうどんが存在する。その中でも特に認知度が高い、香川県の名物讃岐うどんについて興味を持った。讃岐うどんは、昭和中期~平成にかけ大きなブームが起り、今現在でもテレビや雑誌の特集に組まれるなど、その人気が高い。しかし、讃岐うどんの名前は知っている、食べたことがある、という人は多いと思うが、どの様なものを讃岐うどんというのかを知っている人は少ないのではないだろうか。私もその一人である。今回の発表では、本場である香川県における讃岐うどんの変遷と現状について、現地調査した結果内容を交えながら紹介したいと思う。

ベジタリアンの思想と行動
様々な食習慣の中で「ベジタリアン」という食物選択を行なう人々がいます。ベジタリアンとは日本では一般的に「菜食主義」と訳されますが卵や魚を食べるベジタリアンもいて、必ずしも野菜しか食べないわけではありません。また、仏教やイスラム教など、宗教による制限からベジタリアンをイメージする人も多いようですが、動物擁護や健康、環境への配慮を理由にベジタリアンになる人もいます。このように、ベジタリアンには様々な種類があります。そこで、今回はベジタリアンとは何か、どのようなきっかけや思想をもち、なぜそれが「ベジタリアン」という食物選択につながったのかについて探求したいと思います。

日本における女性と飲酒の関わり
現在、飲食店では思い思いのスタイルでお酒を楽しむ女性の姿が多く見受けられます。厚生労働省の調査によると女性の飲酒率は、この50年間に4倍近くも増加しています。古代から日本の女性は酒宴の席に加わり、男性と対等にお酒を嗜んできました。しかし明治~戦後にかけて、お酒を飲むことは『良妻賢母』のイメージにそぐわないといった社会的規制によって、女性の飲酒は戒められていました。今回の発表では、女性たちの飲酒に対する意識の変化と社会環境の移り変わりを考察し、女性の飲酒が普及し現在に至った経緯を明らかにしたいと思います。

女性と家庭の関係
1980年代以前の女性には「妻をする」という選択肢しかありませんでしたが、現在では結婚するかしないか、仕事をするかしないか、子どもを持つか持たないかなど、人生の選択肢が多様化しています。そのなかで、「妻」の存在意義や価値が見出しにくくなり、家事や育児を誇りに思って行う女性が少なくなっていると思います。今回は妻の歴史的な位置づけや家事・育児の特徴、男女の意識のズレなどを調査しました。そして、夫婦間での家事・育児の分担や家事・育児を誇りに思うためにはどうすればいいかなど、女性が家庭にどのように関わっているかを考えます。

昭和レトロな食生活 / *高度経済成長期前後の食生活から現在を考える
私は、食事は家族と時間を共有できる大切な時間なので、会話しながら、体と心を元気づける場であってほしいと思います。しかし、最近、朝食で64.7%、夕食で31.9%の16〜25歳の若者が家族と食事をしないという結果(農林水産省関東農政局の調べ)が出ています。多忙さに伴う、家族の時間を持つことが困難なための孤食。また、近代化に伴う、電化製品、中食・インスタント食品の発展。時代の流れにより、一人での食事が止むを得なく、食事が容易な社会となりました。そこで、高度経済成長期前と後の生活を比較し、「家族団欒」や「内食」について考察します。

川越の行事と食との関わり
年中行事は884年に儀式帳と呼ばれる文書中に登場しました。その後、民間で地域に見合った行事が多く生み出され、現在、全国各地で様々な年中行事が行なわれています。私は生まれてから川越で生活してきましたが、知らない年中行事が多いことに気付きました。その中の川越行事から、今回は「初山まつり」と「いもの日まつり」の2つの行事に注目し、調査を行ないました。行事を行なう意味や、どこに食との関わりがあるのかを調べ、昔からの変化を研究します。その他にも、いくつかの川越行事から共通点を探し、行事と食との関連性を報告したいと思います。

青森りんごの生産と消費
本州最北端に位置する青森県は、気候・風土において、りんご栽培に適し、生産量は全国一位です。しかし、こうなるまでには様々な栽培方法や、販売経路の拡大、りんごの商品開発などがありました。例えば、有袋栽培・無袋栽培といった栽培方法、台湾中心の海外への積極的な輸出、様々な商品への加工です。 近年、全国的にりんごの消費量が減少してきました。私は現代の消費実態を調査するとともに、現代人のりんごに対する位置づけを探究したいと思います。これらをふまえて、青森県とりんごについて報告したいと思います。



石井 和ゼミ

子どもの肥満を防ぐ / ビデオ制作
東北地方のN町の広報誌で子どもの肥満傾向が報じられている。肥満を防ぐには、エネルギーについての知識を身につけることが重要だと考える。子どもがお小遣いで買う食品は飲み物やお菓子であろう。私がやりたいことは、太らないための正しい選択方法を教え、肥満につながる食品を自ら選ばないようにさせることである。今回は飲み物(ジュース、お茶、牛乳等)について整理して伝えていく。今後飲料と健康について調べたことをビデオ制作し、ケーブルテレビで放映したいと考えている。今回は、ビデオの脚本を発表する。



磯田 厚子ゼミ

菜愛のあなたへ / 〜野菜のミリョクにくびったけ♡〜
一人暮らしのみなさん!!野菜、食べてますか?健康には欠かせない食材とは言え、調理が苦手、野菜料理に魅力を感じない、保存に困る…などの理由から、野菜不足を感じつつ、中々食べられていないのではないでしょうか?食べることに繋げるには、まず興味を持つこと。自分で食事作りを担うみなさんに、野菜に関心を持って頂くための『食育系レシピBOOK』を作成します。お手軽&若者のハートを掴むレシピや、栄養と効能、上手な保存方法などの知っ得情報をご紹介します。野菜が持つパワーを知って、『菜愛』のあなたになって下さい♪

種子島の黒糖PR / 〜リピーターを増す方法〜
鹿児島県西之表市の手作り黒糖の伝統を守るために黒糖のPR活動を行っています。現在は、様々なイベントで売られ、商品の認知度が上がり注目も集まってきました。そこで、黒糖を知って頂いたお客様に再び買っていただくには、また黒糖の良さを更に伝えるには、どのような工夫が必要なのか、黒糖が売られるイベントに参加し、実際に黒糖を購入していくお客様の反応を見て検討しています。今後は、レシピやチラシなどで、お客様に黒糖の食べ方や使い方を提案し、また「本場の本物」と言われる手作り黒糖の良さをもっとアピールしていきたい。

カンボジアの児童の人権と社会背景について
皆さんは児童買春という言葉を耳にしたことはありますか?児童買春とは18歳未満の子供の性的搾取で、売春の売る側を問題にしているのに対し、買う側に問題があるという意味が込められています。昨年スタディツアーに参加し、カンボジアへ行った際に児童買春の被害にあった子供たちがいる施設を訪れる機会がありました。そこでカンボジア人の純粋さや人なつっこさに感動すると共に、何の罪もない人が傷つけられていることを知り、欲望のために子供を買う無責任な大人や、社会に対して怒りがこみ上げてきました。この問題の原因や現状について研究し、説明したいと思います。

種子島の黒糖PR / 〜買いたくなる売り方とは?〜
皆さんは種子島をご存知ですか?種子島は鹿児島県の離島の一つです。種子島では、伝統的な製法を守りながら、黒糖を作っています。そんな黒糖を通して、地域活性化を考えています。どうやったら、黒糖を買ってもらえるか?まずは興味をもってもらわなければいけません。種子島の黒糖の魅力を伝えて、顧客の心をつかめるようにしたいです。そのために、本を読んだり、販売している人から学んで、広報販売の基本やその技術を付けていきたいです。そして、何を伝えたら一番効果的かをみつけていきたいです。最終的に黒糖の販売マニュアルを提案します。

お粥脱病人食
病気になった時に食べるものと言えば、お粥と思い浮べる人が多いでしょう。お粥は消化もよく病気の時に適した食事と言えます。しかし、お粥は病人食としての食べ方以外にもたくさんあります。例えば朝食や軽食、行事食として食べられることがあるのです。そして写真は韓国の済州島名物の鮑粥です。このようにその土地特有のお粥もあるのです。そこで米文化圏におけるアジアの国でのお粥の歴史、位置関係を調べて、お粥をもっと身近なものととらえてもらえるようにしたいと考えています。お粥イコール白いお粥のみというイメージを変えてもらえるように研究を進めていこうと思います。



磯田 厚子・駒場 千佳子ゼミ

物語をイメージしたお菓子
私は、去年学内留学制度を使い、製菓科で1年間ケーキのことをたくさん学びました。そのことをいかし物語をイメージしたケーキをメインにカフェの運営をしています。5月の営業ではシンデレラのドレスをイメージしたケーキの提供をしました。私たちが提供するケーキは製菓科で習ったこが基本になっています。今回のシンデレラのドレスのケーキは製菓科の後期実技試験でもあるショートケーキを応用したものです。今回の発表ではPATISSERIE APPRENTIのことについて、そしてショートケーキ完成の実演をしたいと思います。

洋菓子の魅力について / 3つの魅力について
私は学園内留学制度で製菓の勉強をしました。洋菓子の魅力について深く考えることができ、洋菓子には大きく分けて3つの魅力があると気づきました。みなさんはお菓子と接する際に何を思いますか?作り手はお客様の求めるものを考えながらお菓子を組み立てます。そのお菓子は食べ手に対するメッセージがあります。それは見て、聞いて、食べて感じられるものでしょう。これらはお菓子を楽しむ際にこの上なく必要になってくるのではないでしょうか。PATISSERIE APPRENTIの営業をふまえ、洋菓子の魅力をみなさんにお伝えできればと思っています。

食文化栄養学科 + 調理師科 = ?
みなさんは、調理師科に興味がありますか?行きたくても、ちょっと不安な気持ちがありませんか?昨年、調理師科にダブルスクールしてきた私たちが、その全てを紹介します!調理師科で過ごす1年間の内容をベースに、『テストって難しいの?』『作品展 ではどんなことをするの?』『どんな先生たちがいるの?』こんな疑問を解消します。また、調理師科で過ごした楽しい1年間の写真などもお見せしたいと思います。もちろん調理師科に行く予定がなくても『料理が好き!』という人であれば、ぜひ発表を見に来ていただきたいです。まだひよこ調理師の5人がお待ちしております!

?=Restaurant Cui-Cui
私たちは昨年調理師専門学校で学んだことを生かし、"Restaurant Cui-Cui(レストラン キュイキュイ)"を経営しています。 一人一人がそれぞれのコンセプトを持ち、季節の食材を取り入れ、限られた時間の中で試作をしてメニューを考案しています。メニュー開発や原価計算、調味パーセントは予想以上に難しく、壁にぶつかることもありますが、お客様が「笑顔」になってくれるような料理を提供したい!その想いで乗り越えています。発表では、レストランについて皆様に詳しく説明したいと思うので、少しでも興味があれば、ぜひ見に来て下さい!



五明 紀春ゼミ

玄米は完全食
普段から玄米を食べている人はあまりいないのではないかと思います。私もたまに食べる程度です。講義で「玄米からもみ殻とぬか層を除去したものが精白米」と聞き、「なんだかもったいないなぁ」と感じていました。精米する時に玄米に含まれている栄養素の多くが削ぎ落とされてしまうのです。玄米に塩とごまを足すと「完全食」になると言われています。今後私自身が食べ続けていきたいと思うのと同時に、皆さんにも玄米の良さをたくさん知ってもらいたいと思っています。また、玄米が苦手な人でもおいしく食べられるようなレシピを提案していきます。

こまめにまめ
豆は世界中で栽培され、食べられている身近な食品です。また、様々な栄養素をバランス良く含んでいるため毎日の健康づくりに役立つ優れた食材です。しかし、豆を使った料理は調理が面倒、青臭い、食感が苦手という人も多くいると思います。そこでまず、おいしい食べ方を知るために各国の豆を使った料理を調べ、実際にいくつかの料理を食べに行ってみました。今回は、日本や世界の豆を使った料理などを紹介します。豆に対してより興味を持ち、日常食生活に豆をこまめに取り入れてもらえるように発表します。  

道草を食う / 野草に食材としての利用価値はあるか
野草は身近な存在ですが、食材としてはあまり認識されていません。私は幼い頃から野草を食べているので、「食べたいと思わない」という意見を聞くと、とても残念に思います。そこで、もっと野草の利用価値やおいしさを広めたいと考え、このテーマを取り上げました。野草は単に「食べられる草」なのか、それとも「食べたくなる食材」なのかを調査しています。また、肥料を与えて栽培し、生育は可能か、可食部の肥大化は可能か等を実験中です。今後の計画としては、多種類の野草料理を考案、さらに食以外の用途と野草のこれからの役割について考えていきます。 

I am Mycophagist / *エノキタケによる健康維持
Mycophagistとは、菌食主義者という意味で題名の通り、私は菌食主義者です。去年の秋、民間資格である、信州きのこマイスターを取得しました。実際にきのこの栽培工場を見学。菌床の実験、菌掻きから採取まで体験しました。ここで学んだ事から、きのこには健康面で様々な効果があることを知りました。特にエノキタケはガン抑制やダイエットにも効果があると話題になっています。そこで私はきのこマイスターとしてあまり体験できない栽培過程、きのこの健康・効能など、これまで学んだ事を伝えたいです。皆さんも菌食主義者になりましょう!

現代生活の中のポップコーン
映画を見るときにとりあえずポップコーン。テーマパークに行ったならとりあえずポップコーン。その「とりあえず」のジャンクフードのポップコーンは、映画やテーマパークをさらに楽しいものにする重要なわき役であると私は考えています。なんとなく知っている作り方、全く知らない歴史など、今回はポップコーンの基本的なことを知ってほしいと思っています。また、外で販売されているものを食べるのではなく家庭で楽しく作り団欒の良いわき役になれるように、楽しい食品であるということを皆さんにお伝えしたいと思っています!!

大豆sweets♡ / 〜大豆でもっとヘルシーに〜

*「だし」からみた韓日食文化の比較研究
「だし」は料理の基本であり、料理の味を深く、美味しくするのに欠かせない。世界各国では様々な特徴を持つ「だし」が発達し、それぞれの食文化を特徴づけている。これらの特徴や違いはどこから来るのか?韓国と日本は最も近い国であるものの、非常に違う食文化を持っている。「だし」に関しては韓国は肉系がよく使われるが日本は魚系が主である。本研究では、韓国と日本の「だし」をとりあげ、両国の食文化を比較考察する。「だし」という視点から両国の料理の特徴、その地理的、経済的、宗教的、歴史的背景を調べて両国の食文化の違いを理解する。さらに「だし」が私たちの食生活にどういう影響を与えているのか、近代化した「だし」の問題点なども考察する。

RED LINE / 〜for TOMATO〜
私の食卓に頻繁にでてくる食材はいくつかありますが、その中でも小さい頃から変わらず大好きな食べ物が“トマト”です。しかし残念ながら、トマト嫌いな人は多く、私のまわりにもたくさんいます。そこで、最初の発表会では少しでも好きになってもらえるよう、トマトに含まれる栄養素や働き、どのような効果があるかなど…トマトの魅力を伝えていきたいと思います。そして、最終的には、トマト嫌いな人でもおいしく食べることができ、トマトを好きになってくれるようなレシピを、女子には欠かせないスイーツにし提案できたらいいなと思います。



高城 孝助ゼミ

農家レストランで宮城県をPR
「農家レストラン」を知っていますか?これは地域の食産物を使った料理や古くから伝わる郷土料理を提供する飲食店のことです。道の駅や宿泊施設に併設されているものも見かけます。県や地域によって「農村レストラン」「農林漁業レストラン」など呼び名が異なり定義も様々ですが、共通しているのは地域食材を活かした料理を楽しめる農山漁村の直営飲食施設だということ。この施設をきっかけに宮城県の食文化や地域食材をPRできないかと考えました。「農家レストラン」とはどのようなものなのか、みなさんに知ってもらいたいと思います。

おいしく食べて美しく / ミツバチからのプレゼント
私は「ハチミツの販売」というアルバイト経験を通して、若者にもハチミツのよさを理解して欲しいと思っています。ハチミツを買われるお客様の多くが年配の方なのです。ハチミツをおいしく食べる調理法を研究し、さらに美容法を紹介して、ハチミツのイメージを更に明るくします♪

*お菓子バーのプロデュース
バーとは、カウンターでカクテルや水割りなどのお酒を提供する酒場のことです。今では、ショットバー、カフェバー、メイドバー、ダーツバーなど様々な形態のバーが生まれています。元々、酒好きが集まったバーは、今は様々な好きもの同士が集まり、趣味を共有したり楽しむ場となっていると考えます。そこで私は、大好きなお菓子と、カクテルを合わせた「お菓子バー」のプロデュースをしたいと考えました。また、カクテルとスイーツの相性の研究を行い、最高の組み合わせを生み出し、全く新しい店舗開発を行っていきたい。

外食産業の感動創造産業化計画 / 〜感謝・感動を生むサービスとはどのようなものかを探る〜
外食産業の市場規模は、1997年の24兆702億円のピークと同時に減少。今ではスーパーやコンビニなどの低価格化や不況の波で外食産業の経営環境は大変厳しいものとなっています。外食産業が勝ち残るには、外食産業の本来の意味でもあるフードサービス(商品とサービス)内食・中食にはできない。外食にしかできないお客様のおもてなしが重要だと考えます。今回はファーストフードに絞り店にアンケートをとり、店員がどう考えて仕事に取り組んでいるかを調べました。そして最高のフードサービスとはどうあるべきなのかを提案します。

「ダイエット飲料」との正しい付き合い方
みなさんダイエット飲料は飲んだことありますか?私はダイエット飲料をみると買ってしまいます。健康志向に対応した「カロリーゼロ」、「カロリーオフ」など表示した飲料が多数発売されていますが、これらの表示を見て、違いがわかる人はそれほど多くはないのではないでしょうか。厚生省の「エネルギーに関する強調表示の種類及び基準」では、「ノンカロリー」または「カロリーゼロ」などの表示をできるのは、100mlあたり5キロカロリー未満であることと定められています。ダイエット飲料の歴史、正しい付き合い方を探っていきたいと思います。

Jazz Barをプロデュースする
私の実家は、栃木県宇都宮市にあります。みなさん、宇都宮といったら何をイメージされますか?やっぱり餃子ですよね。確かに餃子というイメージは、だいぶ浸透しています。ですが宇都宮は、「ジャズ」の街、「カクテル」の街ともいわれているのです。これらは、宇都宮市民であればほとんどの方に知られていますが、市民じゃない方には知られていません。そこで、最近だいぶ元気がなくなってきた、我が宇都宮市の街の活性化も含め、「ジャズの街、カクテルの街 宇都宮」を皆さんにイメージ付けるべく、ジャズバーをプロデュースしてみようと思います。

新しいシリアル食品の提案 / 時短でもっと楽しく健康に!
コーンフレーク、オールブラン、フルーツグラノラ、チョコクリスピー・・・きっとみんな、一度は食べたことがあるはず。時間がないから食べない!よりマシ。手軽で簡単に食べられるシリアルは、忙しい毎日をおくる現代人に支持され“シリアルバー、飲むシリアル”などいろんな形に進化しています。今、シリアルはどんな食シーンでどんなふうに食べられているか、本当のところ栄養バランスはどうなのか、飽きてしまう食べ方を逸脱するメニュー開発など、良くも悪くもいろんな角度からスポットを当てて、これからのシリアル食品のあり方を考えていきます。

新名古屋スタイルの名物菓子の開発 / 名古屋の食文化を全国に展開
私は愛知県出身で、地元名古屋の料理が大好きです。名古屋には「ひつまぶし」「味噌煮込みうどん」「きしめん」「天むす」「手羽先揚げ」などがあり、無駄を省き、コストを抑え、それでいながらおいしさを追求し良いものを作るという「合理性」に富気質に支えられているのが名古屋の食文化といえます。現在、名古屋独特の料理はたくさんありますが、お菓子に関してはあまりないように感じ、こうした名古屋の知恵をベースにしながらも「ういろう」だけでなく、もう少し彩豊かな新たな名古屋スタイルの名物菓子の開発に取り組んでみたいと思います。

若者・女性向けのビールの提案
乾杯はビールで!はもう古い??ビールは1996年をピークに減少傾向にあります。発泡酒や第3のビールと呼ばれるビール風味飲料を加えてもビール市場は伸び悩んでいる状態です。私はビアバーでアルバイトをしていますが、最近はビールを飲むお客さんが少ないことを実感していると同時に、もっと様々なスタイルのビールのおいしさを知ってもらいたいと思っています。それらのビールを参考にして、ビールが苦手な若者や女性向けの飲みやすいビールを探索するとともにビールのおいしい飲み方やボトルデザインを提案したいと思います。

冷え冷え体をポカポカに♡ / 冷えと生姜
冷え性に悩まされている女性、あなたもその1人ではないですか?私はその1人であり、冷え性の改善策を常に追求し、実践しています。改善策の1つに、"しょうが"という言葉をよく耳にすると思いますが、果たしてそのしょうがと冷え性の関連性はなんなのか?近年注目され、生姜湯といった商品も話題となり、身近な存在となっているこの"しょうが"について、体質改善とともに探求します。

野菜に輝きを / 〜野菜の「お菓子化」を考える〜
みなさん、野菜は好きですか?日本人の野菜摂取量は、1日350gを目標にしていますが、300gにも達していないのが現状です。野菜摂取は、がんや生活習慣病を予防すると考えられていて、健康を保つためには大切なことです。そこで、野菜がもっと身近なものになれば良いと思い、「野菜のお菓子化」を考えました。野菜もお菓子のように、「笑顔で食べてもらいたい」また、「野菜嫌いな人でも食べられる」そのような間食としての野菜を提案していきたいと考えています。少しでも多くの人に笑顔で簡単に、野菜を摂ってもらえる方法を考えていきたいです。

効果的な販売促進とは
飲み物を買う時、おまけが付いているのを選んで買うことってありませんか?私達は毎日のように多数の販売促進を目にします。販売促進の目的は、特定多数、つまりその商品・サービスを購入した人に、特別な物やサービスを与えることで、売上の増加に繋げることです。キャラクターとコラボしているフィギュアがおまけに付いている、パッケージが人気アニメとコラボなど、市場では様々な販売促進が展開されています。現在の厳しい不況期で売れている食品はどのような販売促進を行っているのか?効果的な販売促進とはどのようなものか探りたいと思います。

赤味噌文化 / *名古屋めしの生い立ち
名古屋には「手羽先」「味噌煮込みうどん」「味噌カツ」「小倉トースト」など「名古屋めし」と呼ばれる名古屋発で全国に広がっている料理が多数あります。また、名古屋といえば「赤味噌」「八丁味噌」というイメージも強くないでしょうか?赤味噌は「名古屋めし」の味の決め手となっており、その影響もあって名古屋の料理の味付けは全体的に濃い傾向があるのが特徴の1つとなっています。しかし、なぜ名古屋は東西の影響を受けずに独自の食文化が形成されているのでしょうか?近年全国に広まりつつある「名古屋めし」について探求していきたいと思います。

感動を与えるサービスとは / *お客さまから『ありがとう』をいただく接客について考える
外食業はフードサービス業と言われるとおり、「フード(料理)」だけではなく「サービス」も売るビジネスです。しかし既存の飲食店では、売り物になるようなサービスをしている飲食店は大変少ないと思います。私は飲食店でのアルバイト経験から接客に興味を持ち、食事に来ていただいたお客さまから『ありがとう』と言われたときに驚きとともに感動を覚えました。このような体験を踏まえ、お客さまに満足以上の感動を与えるサービスとはどのようなものか、お客さまから『ありがとう』と言っていただく接客の在り方について考えていきたいと思います。

アボカド美食化革命
アボカドの原産はメキシコと中央アメリカ。主に熱帯・亜熱帯で生育し、その木は25mもの高さになり、濃い緑色の果実(アボカド)をつけます。日本では「アボガド」と呼ぶ人が多いですが、「アボカド」が正しい名称です。アボカドはサラダや巻き寿司、タコスなどに用いられますが、ブラジルなどではデザートにすることもあります。私はアボカドが大好きですが、アボカドが苦手という人も少なくないようです。そこで、「アボカド」の美食化革命として、アボカドが嫌いな人でもおいしく食べられるアボカドの新メニューの開発に取り組むことにしました。

身も心も温まる色彩スープ
食べ物は味覚、視覚、臭覚、聴覚、触覚などで総合的に味わいますが、食事の際、こちらの感覚の中で一番よく働いているのは、視覚だと言われています。人の情報の8~9割を視覚から得ているとも言われています。人は目で食べていると言っても過言ではありません。暗闇の中で食事をしても、おいしく感じないのはそのためです。どんなに良い食材を使ったおいしく味付けされた料理でも、汚れた食器に盛りつけられていたり、色合いが悪いと、食欲は失せてしまいます。そこで、色彩心理学をもとに、おいしく、今の心理に合った色彩スープを提案したいと思います。

毎日食べたくなるEveryday Curry の提案
「カレー(Curry、カリー)」は、複数の香辛料で野菜や肉などのさまざまな食材を味付けした料理です。世界中に広まり、現在では国際的に人気のある料理のひとつとなっています。また、日本では国民食と呼ばれるほどの地位を得ており、家庭料理、外食店舗で子供から大人まで、性別関係なく幅広い人気を得ていますし、野菜、肉、炭水化物などの様々な栄養素をバランスよく取れる優れた食べ物ではないでしょうか?ですが、三日間連続でカレーが食卓に出てきたら飽きてしまう人が多いと思います。そんな優れたカレーを毎日食べても飽きないようにレシピ開発していきたい。

買いたくなる小売店の「食品売場」づくり
消費者の多くが小売店に入ってから買う食品を決めていると言われています。食品メーカーは自社商品の認知率を上げるために広告・宣伝をしていますが、商品の認知率の高さが購買率の高さに直結しなくなっており、広告・宣伝が減価しているのが現実であると言われています。小売店ではPBのようなテレビや新聞での広告・宣伝をしていない商品が増えてきています。また、薬局や電気屋など、食品を中心としていない店でも食品を売っているところも増えてきています。そこで、消費者が買いたくなる「食品売り場づくり」を研究しようと思いました。

旨!とまとジュース  / 〜トマトジュース好きを増やす〜
1933年、愛知トマトソース製造(質)から日本初トマトジュースが発売されました。当時は飲みやすくするために、糖分を加えた甘いものが発売されていましたが、なかなか普及しなかったようです。さて、皆さんはトマトジュースは好きですか?私はトマトもトマトジュースも好きで、居酒屋ではよくレッドアイ(ビール+トマトジュース)を注文しますが、「えぇー」「まずいじゃん」と言われます。トマトは好きなのに、トマトジュースが嫌いという人多いのはなぜでしょう?その理由を探り、トマトジュースを美味しく飲むレシピの開発に取り組んでいきます。

卵アレルギー者の食事メニュー開発
食物アレルギー症状を持つ人は年々増えているといわれています。私も卵アレルギーがあり、日々の食事に苦労することがあります。卵を完全栄養食品といわれる卵が食べられないとなると、他の食品から栄養素を摂取しなければなりません。これが以外に大変なことで、サプリメントなどに頼る機会も多くなりますが、こうしたサプリメントに頼らず、一般の食品から摂取するのが望ましいとされています。アレルギーはなぜ起こるのか。治療法と予防法。特定原材料のほかにも18品目の表示が推奨されており、当該食品を含む加工品の表示事例を集めました。

多彩な顔を持った野菜スイーツの開発
「スイーツ」と言えば女性が好きな食べ物のという印象があります。しかし、なかにはダイエットはしたいけど甘いものを我慢できないという女性は多いと思います。そんななか、ここ数年野菜を使ったスイーツの専門店が増えてきています。全部のお店がヘルシーをコンセプトにしているわけではありません。今後、お店のコンセプト・消費者が求めるもの・どんな野菜が使われているのか・普通のケーキとの栄養価の違い・今までに使ったことない色々な野菜のスイーツ開発・和菓子への応用や男性向けのものを開発したいと思います。

ヨーグルトの新しい食べ方・商品開発
ヨーグルトは日本人の食生活に定着した食品になってきており、牛乳だけでなく、植物からつくられたものや、果物が入ったものなどさまざまなタイプのヨーグルト商品が販売されています。また価格も100円台のものが多く手ごろであり、子供からお年寄りまで簡単に購入することができるということからも人気があるのだと思います。そして、私はヨーグルトが大好きということ、体に良いということからこのテーマにしました。今回の発表では歴史や分類、世界ではどんなヨーグルトが食べられているのか、消費の動向などを発表したいと思います。

各地の調味料を使用した新メニューの開発
日本にはある特定の地域でしか使用されていない地域特有の「地調味料」がありますが、現代では簡単に全国の調味料を手に入れることができます。さて、私たちはこれらの地調味料の使い方をどれだけ知っているのでしょう…?もし、地調味料の新メニューがあったら私たちはもっと有意義に使うことが出来るし、地域の活性化にもつながるのではないかと考えました。そこで私は日本列島を8つのグループに分け、それぞれのグループの地調味料で料理の「さしすせそ」を作る事でそこから新しいメニューを開発し、フリーペーパーで地域の活性化へと繋げていきます。

ドッグカフェのプロデュース
みなさん犬は好きですか。近年、ペットブームが日本のみならず世界中で話題となっています。その中でも犬と猫を飼っている人が最も多いのではないでしょうか。私の家族は私も含め犬好きで、我が家には、2匹の大型犬がいます。最近、「猫カフェ」を各地で見かけます。しかし私は、飼い主が犬と一緒に利用ができ、人間はもちろん、犬の健康を考えたメニューの提供、犬好きの人達の交流の場、情報提供の場としても利用ができる「ドッグカフェのプロデュース」をしたいと考えました。何度でも足を運んでもらえるアットホームな空間づくりをしていきたいです。



高島 美和ゼミ

おいしいの?まずいの?イギリス料理
みなさんは、イギリス料理はおいしくないと聞いたことありませんか? そう言っている人はたくさんいますが、イギリス料理がどんな料理かを知っている人は、それほど多くありません。イギリスは海に囲まれ、農業や酪農が盛んな国です。そんな国の食べ物が何もかもおいしくないはずがありません。スコーンなどのお菓子やローストビーフなどおいしいものはたくさんあります。もしかしたら日本人の口に合わないだけかもしれません。イギリス料理についてもっと知ってもらいたい、おいしいと思ってもらえるにはどうしたらいいのか、ということを調べました。

THE☆粉 / 〜ピザ作りを通して〜
粉を使った料理といえば、みなさんは、何を思い浮かべますか?お好み焼き、パン、ケーキなど小麦粉を使ったものを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。粉は、主食からお菓子まで、たくさんの料理に使われています。そんな粉を使った世界の料理を「生地を焼く」という点に絞って、使用されている粉・穀物などについて調べてみました。そして、今回は粉の種類の違いを実感するために、特に興味があったイタリア料理の代表であるPIZZAを、さまざまな粉を使っておいしく作れるか試作してみました。

BRASIL食文化♡♡
「ブラジル」と聞いて皆さんはどんな国を想像しますか?サッカー、コ―ヒ―、アマゾン、情熱の国。色々あると思いますが、日本の真裏に位置するので、あり知らない人が大半だと思います。けれど、実際に行くと日系社会があり日本とつながりが深いと分かりました。サンパウロでは日本食レストランの多さに驚きます。また広い国土の中で地域ごとに全く異なる顔を持ち、料理も様々だと分かりました。南国ならではの果物など、豊富な食材と魅力的な食文化のある国ブラジル。そこで今回は、自分の体験を通して、写真とともにブラジルの食をメインに紹介します。

ラテアートってなあに?
皆さんはラテアートをご存じですか?カフェで飲み物を頼んだ時、ハートが描かれたものがでてきたことがないですか?エスプレッソとミルクで描かれた模様や絵がラテアートです。ラテアートは、イタリアのカフェで生まれ、最近では日本のカフェでも多く提供されるようになりました。描き方は様々で、ミルクを注ぐ動きだけで描かれる模様、道具で描く模様、ソースを使って描く模様などがあります。では、ラテアートとはどのようなものなのでしょうか。ラテアートの定義、歴史を調べました。それらと共に、基本的なアートの作り方を紹介します。

発酵バターに魅せられて
日常でよく食されるバター。日本でも様々なメーカーのバターがたくさん見られるようになってきましたが、ヨーロッパと日本ではバターの種類が少し違う事を知っていましすか?今年の春休みにヨーロッパ菓子研修で初めて発酵バターを使ってお菓子を作ってみたところ、その独特の芳醇な香りとコクある味に驚きました。紀元前2000年前から存在し、人との関わりがとても古いバター。初めは食用としてではなかったのが、今では厳しい条件を通り、高級バターが作られる程まで…長い歴史の中で、どのように発展を遂げてきたのかから探っていきます。

パッケージって味に左右する!?
バターといったら何色を思い浮かべますか?きっと黄色ではないでしょうか。食べ物は色を連想させることが多いように感じられます。食品パッケージは食品の内容を消費者にイメージさせる上で大切な役割をもっています。そこでお菓子のパッケージについても同じことが言えるのかと思い今回は、クッキーのパッケージに焦点を絞り調べてみました。すると普段何気なく買っていた商品ですが、メーカーによって様々な特徴がみられました。今回の発表では市場調査とアンケート結果をもとにパッケージによく使われている色やパッケージの役割などを紹介していきます。



高橋 敦子ゼミ

埼玉の野菜をおいしく食べよう!!! / 〜料理を通して家族とのコミュニケーションをはかる〜
私たちは子供たちに野菜に興味を持ってもらい、「地産地消」の大切さを知ってもらうことを目的に料理教室を実施しています。この料理教室は子供の食生活の乱れや野菜嫌いの児童が多いと聞きます。野菜は1日の目標量の350gの3分の1である100gを摂取できるような献立作りにし、冊子はイラストを使った分かりやすい表現など子供たちの目線で作成しています。そして家族とのコミュニケーションを大事にしてもらえるように、家庭でも実践できるような献立作りや指導をしています。

中高年男性料理教室 / 手作り食品で楽しく健康に!!
私達は中高年男性に対し、手作り食品を作って食べる事によって料理の楽しさや健康に関心を持ってもらうことを目的に料理教室を実施しています。中高年男性は料理を自分で作る機会が少ないといわれます。そこで、料理にどんな食材が使われて、どんな味付けか、その調理法や仕上がりなど。今まで外食で食べた物を自分で1から作ってもらい、伝える事で健康的な食事を作れるように実習しています。さらに、伝えたことを家でも実践しやすい応用献立を提案したり、見やすいレシピを作ったりして、家でも素材から調理し、食べてもらえるように工夫をしています。

料理を身近に
地域健康づくりの一環として料理教室を開講。将来、通っている生徒さんが、指導者になり「寺子屋」を開講し、市民の健康づくりを呼びかけることの出来るよう、料理や健康づくりのサポートしています。多数の生徒さんが、奥さんと2人暮らしだったので、メイン献立以外に、余材食品を使ったレシピをプラス。料理教室だけではなく、自宅でも実践できるようなレシピを提案。また、盛り付けや器のことなどには関心が低いように感じたため、料理教室を通して器に興味を持ってもらい、家庭でも実践していただけるような器の選び方や、盛り付け方などを伝えています。

家庭の実践
坂戸市では、健康づくり地域寺子屋事業として料理教室を開いています。そこで中高年男性に料理を教え、地域の健康づくりのための実習をしています。 私たちは料理教室を通して、自ら栄養バランスの良い献立を立てられるようにプリントを作成しています。その中で飯島は手際よく作るための調理スケジュール、大谷は調理ポイントを載せたレシピ、島崎は健康と栄養について指導しています。その結果として、11月には受講者たちに献立作成・買い物・調理を行ってもらい、少しでも今までの指導が身につき、家庭での実践ができるか受講者自ら評価をしてもらいます。 



高橋 勝美ゼミ

□■と~ふ de お酒■□ / ~豆腐とお酒のアブナイ関係♡~
体に良いとされる豆腐を飲酒の場に生かそうと考えた。方法として、豆腐を原材料としてお酒をつくる、もしくは、豆腐のおつまみとしてお酒と一緒に食べると考えた。しかし、糖を発酵させて作るお酒に対して、豆腐には糖質が少ないので豆腐からお酒を作ることは難しいと予想された。そこで、酒粕に漬け込むという受動的な方法で、アルコール風味の新しい食材ができるのではないかと考えた。また、種々のお酒に合う豆腐のおつまみは何だろうか。バイト先のお客さんに「お酒とおつまみ」について聞いてみた。お客さんの話も参考にし、現在、豆腐とお酒を関連づけた食品をいくつか仕込んでいる。

摘みとり果実 / =一寸の実にも五分の魂を=
現在、店頭には多くの果物が並んでおり、私たちは、それらを簡単に手にすることができる。しかし、果物を簡単に購入できる社会であるにもかかわらず日本は果物の消費量が他国に比べ少ないばかりか、輸入果物の増加による果物自給率低下の問題も起きている。そこで、店頭に並ぶ果物一つのために犠牲となる小さな命、摘みとり果実の存在を知り、果物に対しての関心の拡大につなげていきたい。日本で育てている代表的な果物の幼果を摘む時期を調べ、摘み取られた幼果の可能性を見つけるために利用方法を探る。今回は最も摘む時期の早いびわの幼果を試作に用いた。

うめぇべ!!ほしいも / ~秘められた干しいもの魅力~
茨城県の特産品であるほしいもは、昔から地元の人達に愛されているが、その知名度は低い。最近は生食だけでなく、さまざまな二次商品も発売されている。現地見学をして、ほしいもに加工される過程で出る皮がもったいないと感じた。調べたところ、豚の餌にしか使われていなかった。原料となる芋の皮は白っぽく、さつまいものような鮮やかさはないので、その特徴を活かして、菓子の増量剤に使ってみた。今後は、増量剤として食品に利用するだけでなく、成形原料、例えばカトラリーなどにも発展させたい。これを通じて、地域活性化と資源の有効活用を提案したい。

色からみた好まれる料理
喫食するにあたって料理の選択は種々の要因がある。その中には栄養や匂いなどもあるだろうが、直接食べなくても近づかなくても、最も早く判断できるのは見た目ではないだろか。形、配置なども見た目の要素であるが、特に色が大きな要因ではないかと考えて注目した。料理の色合いで選択の違いが出てくるかどうかを本学の学食で調査した。学食の定食は、AとBの2種類で、魚料理と肉料理に分かれている。魚と肉で調理が異なることから色も異なるのではないかと考え、これらの写真からの色の比較をし、それと対応づけて実際の喫食数との関係があるかを調べた。



根岸 由紀子ゼミ

米を飯以外で食べてみよう / ─ぱくっとたのしくありがたく─
私はお米を食べる習慣のある環境にいられて嬉しく思います。飯をはじめ、おいしいお米食品がより手軽に買えるようになったのでなおさらです。しかし、パンやパスタなど小麦製品も増えた影響か、お米の消費量が以前より少なくなりました。国の食料自給率を上げるために米粉を使って、「お米食べよう」運動が広がる世の中。ふと食べている飯を見つめ、米粉の他にも…とお米料理を想像する私の頭の中。現在の米や米粉、またそれらの加工品やその料理について把握し、テイクアウトできるお米料理を今回はモッフルやおせんべいから考えていきます。

すいおう茎・葉の食べ方への提案
可愛いハートの形をした葉をつける「すいおう」の茎・葉は美味しい野菜として料理することの出来る、サツマイモの新品種です。そこで、栄養素・機能性が他の野菜に比べて豊富なこと、主な生産地域や収穫時期、その加工食品・調理方法について知るために「すいおうシンポジウム」に参加しました。また、色鮮やかなすいおうの生葉、冷凍保存可能なペースト、保存性の良い粉末等のそれぞれの利点を活かした料理案を、主食・主菜・副菜・デザートについて別けて考えました。これらの料理の試作をし、レシピを決め、それを提案する機会と場所を考えていきます。

塩スイーツの原点 / ~塩を利用し糖分控えめの「新・塩スイーツ」提案~
「塩キャラメル」「塩大福」「塩アイス」など、「塩」を使ったスイーツが注目されています。塩味に甘味という対照的な組み合せを貴方はどう思いますか?食事摂取基準でも減らす方向にある塩分なのに、塩スイーツを食べて塩分の過剰摂取にならないのかと疑問もあります。塩スイーツのブームの原点を追求し、実際に市販の塩スイーツの塩分濃度を測り、さらに塩と砂糖の対比効果を利用した、砂糖控えめの低エネルギーの「新・塩スイーツ」のレシピ提案をしたいと考えています。

素材にこだわるパン作り / 埼玉県産 地粉&野菜
小麦の産地である埼玉では、パン、まんじゅうやうどんなど様々な粉食が特徴的に見られます。埼玉県は食事バランスガイドに“地粉うどん”や“さきたまロール”があるように、地粉が大切にされています。私は、その地粉と自ら拾って育てた酵母、さらに埼玉県産の野菜を使ったパンを提案し、“地産地消”を促したいと考えました。一番のこだわりは粉で、昨秋から大学農園で小麦を栽培しています。収穫した小麦の粉をパン作りに使用する予定です。発表を通じて埼玉の食文化や特にパン作りに興味を持ってもらえたら嬉しいです。

葉っぱビジネスを追いかけて / ─サツマイモ(すいおう)の茎葉利用の普及活動─
葉っぱビジネスとは、少し視点を変えてまわりを見渡せば、ヨモギ、タンポポ、大麦などを商品化し、売れる葉っぱが多くあり、これをビジネスにできるということです。そこで、可能性無限大の葉っぱビジネスである、品種名「すいおう」というサツマイモの茎葉利用活動に着目しました。すいおうの葉には他の野菜に負けないたっぷりの栄養分があります。また、シンポジウムに参加して様々な普及活動について知りました。すいおうの栽培普及やその茎葉を利用した料理を提案して、普通の食材すなわち栄養たっぷりの緑黄色野菜として使って貰えるようにしていきたいです。



平田 久ゼミ

シラスの旅 / ~ 人間との遭遇 そして魚食の民をつくる ~
大海に生まれ、数センチの大きさで100万匹からなる群れを作り、たくましく泳ぐシラスたち。成魚となって次世代をつくるもの、身を転じて他の様々の生物に変身しては新しい命となるもの…など、彼らが自然という海でたどる運命は様々です。遠い昔、そんな彼らが人間との遭遇を果たしたとき、それは「文化」という新たな海への旅立ちとなりました。これは同時に、人々の暮らしの礎となる人間文化を形成する物語の序章ともなったのです。「自然の海」から「文化の海」を泳ぎ始めた仔魚たち。やがて様々な人間文化を築き、そして維持するまでのドラマを追跡します。



平野 覚堂ゼミ

ひとりでできるもんっ / ─Cooking for Beginner─
今日、家庭で手伝いをせずに育った料理の初心者が増えている。料理に挑戦するものの悲惨な結果に終わる若者がTV番組で放送されることもしばしば。結婚や1人暮らしを機に料理をはじめる人にとって、レシピを見て、料理に挑戦してみても、料理用語にはわかりにくい表現や曖昧な表現が多い。本を読むよりも手軽でストレスのない方法を考えた。初心者が1人でスムーズに料理できるように、料理用語を文字ではなくビジュアル化したアイテムとして表現する。アイテムを使用するうちに料理のコツを身につけることができ、料理を好きになるきっかけを作りたい。

和菓子若者専門店 / ─いまに合った和菓子屋のカタチ─
20代の男女にとって和菓子屋は身近な存在ではありません。和菓子屋独特の威厳や寂れた雰囲気が和菓子離れの原因ではないでしょうか。そこで、若い世代に受け入れられるような和菓子屋のトータルコーディネートを行います。私は、和菓子に対するマイナスなイメージを払拭させるために、和菓子と、若者に人気のある無印良品・LUSHを組み合わせることにしました。ただし、和菓子自体の形や色は変えずに、その店ごとに合った配置や装飾、ディスプレイを考えることを中心とします。そこから得られる変化によって、それぞれから引き出される和菓子の魅力をみつけます。

大学へ行こう! / ─新・栄大提案─
女子栄養大学にはさまざまな学生がいる。講義が終わるとすぐに帰宅する人、毎日のように通学している人。栄大に「行きたい!」と思って通学している人はどのくらいいるだろうか。大学が学生にとってもっと魅力的な場になれば、自然と大学に人が増えるのではないだろうか。栄大生だけでなく外部の人にも「行きたい!」と思ってもらえる大学にしたい。例えば、学内行事に今までの栄大にはない企画を取り入れてみる。多くの人が、「こんな大学に行きたい」と思えるような栄大づくりを平野ゼミ(食文化)から提案する。あなたは、今の女子栄養大学が好きですか?

気持ちサンド / ─なんでもない日に特別サンドイッチ─
食事は食欲を満たすためだけに食べているのではないと思う。しかし、最近の食事は作る時間がかからない、中食のようなものが食卓に並べられることが多々ある。それは忙しい人にとっては便利なものであっても、こういった食事は食欲を満たすだけで淡々とした食事になってしまう。行事食のような想いを込めた食事が日常の食事にあっても良いのではないか。気持ちの込もった食事は作る人も食べる人も、食事の時間を楽しむことができる。様々なバリエーションがあり食べる機会の多いサンドイッチを通して、相手のことを想った気持ちを伝える食事を考えていく。

エロ食 / ─新しい料理写真の提案─
料理を写真に撮るとき、「おいしそう」以外の表現はないだろうか。人間の3大欲求と言われる物の中には食欲と性欲がある。そこで、食を表現する料理写真と性を表現する物の1つでもあるグラビア写真を結び付けてみた。グラビアは、女性を魅力的に撮ろうとする。グラビア写真などで見られる撮り方や表現、質感などの要素を料理写真に使うことで、今までと少し違う料理写真を提案する。この提案が見た人が、違った目線で料理を撮ろうと思うきっかけになり、今後料理写真のバリエーションは増えていってほしい。※決してふしだらな発表ではありません。

MONO+ / ─物の潜在的な可能性の導き方─
人は物に対し、無意識に何かをはたらきかける。人のその行動は、常識に囚われない自由さを持つのではないかと私は考えている。それは、批判されるものもあるだろう。しかし、その行動は新しい物の在り方を導き出すかもしれない。そこで私は、MONO+という方法論を考えた。それは人間の物に対する行動を良く見つめ、それをヒントに既存の物に手を加えることで、その潜在的な可能性を導きだすことだ。MONOは存在そのもの、+は手を加えるということを指す。物を見つめるとき、何かを見つめるとき、このMONO+が何かしらのヒントになれば良いと思う。

食メッセンジャー / ─目で理解する食の知識─
世の中の情報はテレビや新聞、インターネットなどを使って簡単に手に入れることができる。多くの人がそれらの情報を安易に信じ込み、正しいかもわからない情報をそのまま子供や友人に流していることもある。テレビで納豆ダイエットの放送があった翌日、スーパーの食品売り場の納豆が品切れになっているという事実が良い例である。私は食に関する正しい知識を、目に飛び込んできて印象に残りやすい映像を使って分かりやすく伝える。人が生きていく上でずっと関わっていく“食”だからこそ、正しい知識を知り、理解してもらい、そして伝えてほしいと考えている。

栄大“らしさ”計画 / ─特色ある大学づくり─
個性がある大学には建物に入った瞬間その大学の専門性が分かることがある。しかし、栄大からは「食の専門性」や「食に興味」という雰囲気を感じづらい。私が考える栄大らしさとは食、健康、栄養、さらには文化、表現、国際、流通など食を多角的に学べる場所であるということだ。そこで、食を総合的に学べる大学であるということを、外観からわかる環境を作る。栄大らしさをカタチにすることで大学全体を活性化させ、学生が大学の特色を自覚するのではないだろうか。そうすることで学生が楽しく学生生活を送れるような環境を作れたらいいと思う。

どうなる?日本の伝統
「ヤイカガシ」を知っている人はどれくらいいるだろうか。現在の日本では核家族化などの理由から、地域や家庭に根付いた伝統や文化が日一日と廃れていっている。節分の恵方巻のように商業活動から盛んになっている伝統がある一方で「ヤイカガシ」のように知らない人がほとんどという伝統もたくさんある。そこで、知識を得ながら、知らなかった行事を行えるようなキットなど、子どもから大人まで手に取りやすく簡単に行えるようなしかけを提案する。伝統を身近なものにすることで、伝統をより多くの人に知ってもらい将来に残していきたい。

てっくてくてくすちゃー / ─NEW食品テクスチャー─
サクサク、もちもち、ガリガリ、ぷるぷる、ネバネバ・・・ 外国と比べて日本にはたくさんの食品テクスチャー表現があり多種多様です。食品テクスチャーとは、食べ物を手で触れたり、口に入れたりしたときの感覚、咀嚼あるいは嚥下の際の感覚のことです。これは、食べ物のおいしさを感じる要素として大きな比率を占めています。そこで、ある食品の特徴的なテクスチャーをあえて意外なテクスチャーに代えて作る『新食感な食品』を提案します!いつもとちょっと違う食感にびっくりわくわくエンターテイメント性をプラスすることで、食品の新たな可能性や魅力の再発見につながります。



松田 康子ゼミ

2010年S&C Cafe / ~私たちのCafeの前と後~
場所が決まっているとはいえ,自分たちで運営をすることにより,内装等の空間作りや、メニュー作り、宣伝方法の工夫等が実際に体験できると考えて、カフェ実習をしたいと思いました。6年目になるので和・洋と2つのスタイルでケーキと和菓子を提供していきます。今までにない形にして新鮮さを出したいと思い,今年のカフェの名前をSmile&ChangeCafeにして取り組んでいます。また、このカフェの場所も学内の人だけでなく外部の方にも知られてきているので,情報発信の場,食文化栄養学科をもっとアピールできるカフェ作りを目指したいと思っています。



宮内 正ゼミ

カフェチョイス!! / ~カフェ空間の感じ方~
人が物事を選択するときには、何か理由があるはず。例えば、カラーバリエーション豊富な商品を買うときには、自分の好きな色、いつも同じだから今回は違う色、今年のはやりの色、と、その人の好みやその時の気分、周囲の影響など、様々な要因によって買う色は変わる。カフェにも同じことが言えるのではないか。カフェの外装・内装、メニュー、雰囲気……。ひとつの事柄でも、プラスとマイナス、捉え方は人それぞれかもしれない。では、多くの人に選ばれ利用されているカフェは、どのような要因で選ばれ、どのような空間として感じられ利用されているのか。

カフェの接客 / 人と人とのつながり
カフェのサービスにはおもに、テーブルまで注文を取りに来てもらう「テーブルサービス」と、客がカウンターで注文して、商品をカウンターで受け取り、各自がテーブルまで運ぶ「カウンターサービス」があります。それぞれのカフェを見ると、その場所や雰囲気にあったサービスが提供されているようにも見えます。カフェでより心地よく時間を過ごすにはどのような接客・サービスが求められるのでしょうか? 近すぎず、それでいて遠すぎない「絶妙な距離感」のあるカフェの接客・サービスとはどのようなものでしょうか。あなたはどう感じますか?

カフェにおけるサービスとは何か / カウンターサービスで満足ですか
カフェで提供されるものは、フードやドリンクだけに限りません。形にこそ残らないものの、私たちはサービスの提供も受けているのです。カフェにおけるサービスには、スターバックスのようなカウンターサービスやレストランのようなテーブルサービスがあります。急いでいるときに、その場ですぐ受け取れるカウンターサービスは魅力的な存在ではありますが、マニュアルに頼りきったサービスは果たして私たちを満足させてくれるでしょうか。私たちが満足するサービスを「良いサービス」と呼ぶならば、その良いサービスとはいったい何でしょうか。 

常連客とは何か / 客の事例分析
あなたには、行きつけのお店はありますか?利用する側にとっては、お気に入りのお店があることは素敵なことです。自分の好きな味、居心地の良い空間を提供してくれるお店を持つことは、息抜きや気分転換にもなります。一方、経営する側から見ると、常連客とはどのような存在でしょうか。もちろん、収益の安定につながるという利点もありますが、常連客のつくりだすお店の雰囲気、店員とのやりとり・接客には、新規の客に対するそれとは明らかに違うものがあると思います。そのような違いに注目して、常連客について考えてみたいと思います。



宮城 重二ゼミ

飲酒運転の現状 / その時あなたは飲む?飲まない?
今日、飲酒運転の現状はどうなっているのだろうか?飲酒する人々は“飲酒運転”をどのように考えているのか?「少しくらい飲んで運転しても事故を起こさなければいいだろう…」という気持ちが少しでもあるのではないだろうか。2006年8月25日、私の出身地である福岡で大きな飲酒運転事故が起きました。この事件が与える影響はとても大きいものでした。事件から約4年後、今の飲酒運転の実態はどうなっているのかをアンケート調査などを通し、飲酒する人々にシビアに聞き、人々のモラルに問いかけていきます。そして現状を理解し、情報発信をして行きたいと考えています。

個食をもっと楽しく! / ~高齢者の孤食の問題と改善策~
生きていく上で「食べる」ということはとても重要な役割を持っています。身体的にも精神的にもそれはいえることです。高齢者の孤食が、身体だけではなく精神面にも悪影響をもたらしていることは言うまでも要りません。高齢社会は長寿の賜物という幸せな面を持っています。一人で食べることを強いられる時代の「食」は、必ずしも一人寂しく食べるという「孤食」であってはなりません。私は一人暮らしの高齢者にも、料理を作る喜び、食べる喜びを感じられる食事をして頂きたいのです。文献調査、アンケート調査をふまえ、問題の改善策を提案していきます。

サプリメントってどんなもの? / ~ライフスタイルに適した付き合い方~
仕事や勉強、また学生ではアルバイト等忙しい毎日を送る人は多いと思います。そのような時、乱れがちな食生活を助けてくれる健康補助食品サプリメント。しかし、最近では健康補助としてではなく、過剰摂取してしまったり、食事をサプリメントに置き換えて服用している人達も多く見受けられます。栄養バランスはとても大切ですが、食事を楽しむ気持ちも大切です。調理された食事を楽しみ、本当に不足したと感じる時にサプリメントを活用するように、豊かな食生活に向け、ライフスタイルに適したより良いサプリメントの摂取方法を提案していきたい。



三好 恵子・堀端 薫ゼミ

学校給食 / ~効果的な食育教材の研究~
学校給食は、毎日食べる事を通して、効果的な食育を実施できる機会と考えられる。そのためには、食育のテーマとともに、子供達の興味を高める教材作りが欠かせないと考える。そこで、坂戸県立聾学校の管理栄養士さんに協力を得て、給食時間内に行われる月1回の食育に参加させて頂く事になった。私は管理栄養士さんと、4月は筍、5月は空豆とそれぞれ旬の食材をテーマにし、紙芝居、模型を使い試食を入れた指導を行った。効果的な食育のためには、指導内容にそった感覚に訴える教材作りが大切だと思った。引き続き子供達にあった教材作りを目指したいと思う。



武藤 志真子・藤倉 純子ゼミ

いらっしゃいませ!ご注文をどうぞ! / フードサービスの接客ゲーム
接客業とは形のないサービスであり、多種多様なお客様を相手にしなければならないため、非常に難しい分野です。そこで、少しでも接客の練習ができる機会があればいいのではと考え、自分のアルバイト経験を活かしたものを作りたいと思いました。新人店員が、自分の言葉づかい、身だしなみ、お客様の来店から退店までの一連のフードサービスの流れを学習可能な、主にクイズ形式で進めていく、RPG型のシュミレーションゲームソフトをFlashで作成しています。経験者の方々等にゲームの評価をしていただき、改善点を盛り込んでより高い完成度を目指します。

子どもを菌からまもる / ~食中毒予防~
私達は日常生活の中でお腹が痛くなったり、気持ち悪くなったりして、知らない間に食中毒にかかっていることがあります。そこで食育の目標の一つである食の安全、その中でも食中毒の知識を子どものうちから根付かせるために、過去の新聞記事や食品衛生学雑誌等の事例をもとに、子ども達や保護者でもわかりやすい絵本や紙芝居スタイルの作品をFlashで作成しています。たくさんの人に食中毒の知識を身につけてもらい、左図のキャラクター“よぼうちゃん”を主人公にして、これからもっと食中毒に興味を持ってもらえるような学習ソフトの完成を目指します。

あなたの姿勢は大丈夫?姿勢と健康 / 姿勢と健康
普段、私たちが何気なくとっている姿勢が、体の歪みを招き、さまざまな痛みを引き起こすことがあります。筋肉や脂肪は骨に沿ってついていくので、歪みをそのままにしておくと、スタイルが崩れる原因になります。悪い姿勢が、スタイルを崩す以外に体に与える健康障害についてや、姿勢が悪くなってしまう原因にはどのようなものがあるのか、「良い姿勢」「悪い姿勢」の違いなどを調べてきました。女子大生を対象にアンケートと姿勢測定を実施し、その結果をふまえて「姿勢のメカニズム」や「体の歪みの改善法」をまとめたパンフレットを作り情報発信します。

英語で食育 / 楽しく学べるゲーム開発
小学校「新学習要領」に「学校における食育の推進」が明記され、小学校高学年における「英語教育」の必修化が決定された。このように英語教育が盛んになってきている昨今、そこに食育を盛り込むことで、食と英語への興味と理解を深めることができるのではないかと考えた。楽しく遊びながら学ぶことで「英語って楽しい。」「食べ物についてもっと知りたい。」と思ってもらえるようなカードゲームやボードゲーム等の食育ツールを一部開発した。実際に、子どもたちに試しに遊んでもらって評価してもらい、さらに改善し、企業に売り込むゲームを開発する。

女子中学生・女子高生の食育 / ~Webサイトを通じたやせ思考の改善~
近年の若い女性、特に女子中高生は、自分の体重や体型を「太っている」と過大評価する傾向があります。女子中高生の「やせたい」という非常に強い願望から成長期に無理なダイエットを行うと、月経異常などの健康問題が引き起こる恐れがあります。そこで、過度なやせ願望の改善と正しい食と健康に関する知識を伝える為に、事前に女子高校生にアンケート調査を実施し、その調査の結果を元に身近な携帯サイトを作成します。又、リーフレットも作成し、2つの媒体を通じて食育を行います。その結果、どの様な意識変化が生じたかを、再度アンケート調査を行います。