「一般講座」で栄養と料理の基礎を学んだ方は、さらに「専門講座」へ進まれることをお勧めします。「専門講座」は、家庭生活はもちろんのことその他の食生活の運営に必要な専門的な知識、技術をより深く広く習得するためのもので、調理師を志す方や、家庭料理技能検定の合格、食生活関係の指導者を目指す方などにも必ず役に立つものです。「一般講座」を修了した後は「専門講座」に進みましょう。

宮原 美知留さん(長野県)

学習意欲の支えとなったこと

修了講座一般講座

私は日頃、助産師として活動しています。その中で妊婦さんに妊娠中の食事について話す機会があります。妊婦さんには、自分で食事を作る習慣のない方、朝食を食べない方など様々な食生活の方がいます。そうした方々と接するうちに、もっと基本的な栄養の知識や調理法を学びたいと思うようになり、この講座を受講しました。ですが、果たしてやり遂げられるのだろうかと不安もありました。仕事や家庭の雑多な日常の中で、後回しにしがちになってしまうのではないかと思ったからです。まさに学習指導書の「うっかりするとどんどん流されてしまうことになりかねません」です。ですから、「初めから計画的に学習する意識を強く持って進めましょう」という指導の通り、学習計画を立てることから始めました。進めていく中で、仕事や家庭が忙しい時、体調を崩した時など、学習が滞ることもありました。そんな時に励まされたのが、添削の先生方が書き添えてくださる一言です。自分の答案に赤字でコメントが入るという経験は学生であった十数年前以来の経験でした。先生方のきれいな字にも驚きましたが、なによりもその一言が心に響きました。「次回もがんばってください」「よくできました」「もう一歩です、がんばりましょう」。労を惜しまず書き添えてくださる、そのことが嬉しかったのです。

また、課題の料理を作った際、ともに味わい評価してくれた夫の力添えも大きいものでした。基本をおさえて作る料理は、特別な調味料を使わなくてもこんなに美味しいものなのかと二人で感心したことで、やる気が高まりました。今後は、学習の中で得た知識や技術はもちろん、自分が感じた励ましの力、ともに実感することで生まれるやる気、それらを生かして食生活指導をしていきたいと思います。

園田 巌さん(東京都)

身近な予防医学の入り口に立ちたくて

修了講座一般講座

私が受講したきっかけは予防医学という言葉を知ったからでした。現在会社員として医薬統計学の専門職に就いています。そこで新しい薬の開発のための多くの患者さんのデータと向きあい、解析をしています。しかし、個人的にはそもそも病気になってから病院に行って薬を飲んで治すのではなくて、もっとその前に何かできないかと漠然と考えていました。また私自身も40代に入り、これから体調を崩すこともあるだろうとも考えていました。インターネットで、偶然に予防医学というキーワードを見つけ、女子栄養大学のホームページで紹介されていた香川綾先生の物語にとても感銘を受けました。そして身近な食生活から丁寧に実践しているのが「四群点数法」でした。そこで、思い切って一般講座を受講してみることにしました。

学習については、勤務で忙しいため、週末に時間を作ってテキストの読解、実習そして課題に取り組みました。課題を解く際に役立ったのは、わかりやすい講座のテキストとインターネットでの情報検索でした。とくに料理の献立をたてる際には、インターネットでは大きなレシピサイトがあるので、これを見ながら四群点数法での配分を考えるなどして、洋食、エスニック、和食というようにバラエティーに富んだ1日の献立を考えることができました。とても楽しい時間になりました。また実習では、きちんとつくると、とてもおいしくて、課題となった料理は毎回家族にも好評でした。なんだか料理のプロになった気分でした。

何回か質問票もお送りしましたが、質問をまとめる段階、いただいた回答を読む段階で大変に勉強になって視野が広がりました。今後は、この講座で学んだことを毎日の食生活で実践していければと思っています。

井出 裕子さん(東京都)

「栄養と料理」の講座を修了して思うこと

修了講座一般講座・専門職業コース

私が栄養と料理について学びたいと思ったきっかけは2つあります。1つ目は家族が年を重ねるにつれて生活習慣病予備軍の症状が出てきたこと。そして、2つ目は過度なダイエットをしていた友人が急死してしまった事です。「今日一日がんばったと思えた日だけ、大好きな牛乳を飲むの。」と言っていた友人が今も忘れられません。その当時知識が何もなかった私は、友人に何もアドバイスができませんでした。

世の中には、様々な情報があふれています。短期間で楽に健康な身体が手に入るという宣伝も多く目にします。しかし健康な身体を維持するためには、毎日適切な食事をし、それを継続していくことが大切であり、おびただしい情報を取捨選択する力が必要なのではないか、そしてそのためには、栄養と料理についての知識が必要不可欠だと考えました。

その時に思い出したのは、私が子供だった頃の母の姿です。料理好きで様々な料理を食卓に並べてくれた母は、女子栄養大学の通信教育で四群点数法を学んでいました。そこで私もと、「一般講座」「専門講座 専門職業コース」を受講しました。四群点数法を学び、私の食事は2群と4群は多すぎで3群が少ないと気が付きました。毎日厳密に四群点数法を守るのは難しかったものの一週間単位で帳尻を合わせるよう努力を続けたところ、二年前までかなり高かった家族の中性脂肪の値が基準値におさまるようになりました。講座で学習したことが実生活に反映されてきているのを実感しました。

またこの度は、文部科学大臣賞を頂いた事で家族を笑顔にすることができ嬉しく思います。大病と闘病中の舅が、呼吸も苦しい中で「あんたはよくやるよ、偉いよ」と一生懸命に話してくれました。昭和初期生まれで家族を褒めるのが照れくさい世代でもある舅の言葉をとても光栄に思いました。まだまだ栄養と料理について学びたいことがたくさんあります。頂いた賞の名に恥じることのないよう、これからも学習をし続けたいと思います。

額賀 正己さん(千葉県)

講座と出会えたご縁に感謝

修了講座一般講座・専門講座専門職業・専門料理コース

7年ほど前から、近隣の料理好きの男性グループで、月1回くらい料理作りを楽しんでいます。しかし、それでは自己流になってしまうので、きちんと習ってみたくなり、3年半ほど前から月1~2回料理教室へ通い始めました。1年くらい通っているうちに、実技だけではなく理論的なものも学んでみたいと考えるようになりました。そこで出会ったのが、栄養と料理一般講座でした。この講座との出会いが、私の日常を大きく変えることになりました。

講座は考えていたよりも難しく何度か挫けそうになりました。平日は会社の仕事がありますので、学習時間の捻出に一番苦労しました。しかし、一般講座をしっかりと学び理解したことが後に専門講座に進んでから大いに役立つことになりました。修了後に食生活指導士二級を取得しました。この時点では達成感もあり、また自分の技量では専門講座に進むことは無理だろうと考えていました。しかし、日がたつにつれもっと学んでみたいという気持ちが強くなり、思い切って専門料理コースに申し込みをしました。

テキストは、通勤電車の中や平日の夜に読みました。休日は、手作業を伴う学習や実習を中心に、かなり長い時間を充てました。ゴルフはやめ、夜の付き合いは回数を減らし、できるだけ学習時間を確保できるようにしました。また、休日の朝食、昼食と夕の自分用のつまみを作るように心がけています。食材を選ぶ時には四群点数法を意識しメモを作り、週2回は買い物をしています。また、食材の計量をしながら料理をするようにしました。

とにかく私にとっては、レベルが高く、時間のかかる学習内容でしたが、学ぶにつれ、自分の料理力が少しずつ向上していくという感覚を楽しみながらがんばってみました。この感覚を一人でも多くの方に味わってほしいと思っています。

これからは、家庭料理技能検定受検や、大学の料理講習会に参加するなどして、このご縁を大切にして、勉強を続けていこうと考えています。

森 順子さん(静岡県)

誠実なパン教室を目指して

修了講座一般講座・専門職業コース・専門料理コース

ベーキングスクールでパン作りを学びながら自らも自宅でパン教室を開いて15年になります。その間には、パンの栄養価が大変豊かになったり、受講者の中心が若い母親世代からゆとりあるシニア世代に移ったりという変化がありました。この二つの変化を受け止めるうち、栄養の基本を学んで、教えるパンの栄養素や栄養価、食べ方の留意点も伝えなければ無責任な教室になると不安や焦りを覚えるようになりました。パンは砂糖や塩、油脂を含む上、乳製品が加わったりすると、大きさにかかわらず驚くほど栄養価の高いものが少なからずあり、持病や体質に配慮して食する必要があるからです。

そして3年前のある日、居住地区の公民館長より「美容と健康のパン作り講座」の講師の依頼を受けたことをきっかけに一般講座の受講に踏み出しました。

「四群点数法」を基に何をどれだけ食べたらよいかを学び、さらにパンの材料が持つ栄養素と栄養価を調べるうちに食品成分表や80キロカロリーガイドブックが座右の友となりました。それらをぱっと開いて材料の穀類や油脂、乳製品、木の実などの栄養の特徴や食べる量、頻度などの食べ方の留意点をレッスンの中で伝えられるようになったことは、受講前の私との大きな違いです。

また、栄養の知識を生かし、健康に配慮したオリジナルパンのレシピを提供することもできるようになり、メニューの幅が広がりました。

本講座を受講したことで、パン教室受講者の健康をまず配慮した滋味深い安心のパンを楽しく作る誠実な教室を運営しようという目標が生まれました。

本講座の受講は一般講座に始まり、専門講座の二つのコースまで2年8か月にわたりました。パン教室や市の講座との両立、母の介護など公私共に困難はありましたが、先生方の厳しくも温かいていねいな添削が励みとなり無事に修了することができました。深く感謝し、心から御礼を申し上げます。

今後も見聞を広め、技能を磨き、栄養と健康に配慮した誠実なパン教室をおいしく楽しく続けていきたいと思合っています。

御室 清美さん(静岡県)

家族の笑顔

修了講座一般講座・治療食コース

37歳になる息子が高校生のとき、夫がお弁当を作ってくれていました。前日の夜遅くても疲れていても毎日でした。最近息子に印象に残っているおかずを聞くと、「マヨネーズまみれのプチトマトとブロッコリーかな」の答えに夫は不満ありげに笑っていました。その夫が5年前に献腎移植を受けました。その移植後の健康監視にバランスのよい食事作りを今度は私が始めました。しかし、このやり方でいいのか毎日不安でした。それと同時期に私は人間ドックで血糖値のE判定を受け、生活習慣の改善をスタート。そのとき手本とした雑誌「栄養と料理」で社会通信教育を知り、一般講座の受講を決めました。学習方法は、理解できない用語はネットの情報検索で調べてテキストを繰り返し読みました。最初は順調で特に実習は楽しい時間でした。それでも四群点数法は難関でなかなか理解できませんでしたが、なんとか課題報告書を提出して講座は終了できました。しかし、毎日の献立計画は時間がかかりとても苦痛でした。予定では一般講座終了次第、専門講座へ進むつもりでしたが、実際は無理でした。そこで献立計画に時間がかかりすぎる原因はレパートリー不足と思い、レパートリーを増やす努力をしました。教材の栄養と料理基本カードやレシピ本を参考に献立表のノートを作り、四群の熱量点数を記入、調味パーセントを基に減塩調味料に置き換えた量とたんぱく質量を記入、実際に料理を作った感想も記入しました。

そしてようやく治療食コースを受講しました。テキストの内容はより一層興味深いもので集中して勉強しました。特に病人食は知りたかった内容で食事の重要性を再確認しました。現在は自作ノートの献立表を組み合わせて計画を立てています。たんぱく調整食品も有効に利用しています。迷った時はテキストを見て確認しています。

今後は、講座で学んだことを毎日実践して家族の笑顔が増えればと思います。

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