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保健学専攻博士後期課程

目的及び内容

 人々の自律的な健康の保持・増進とそれに必要な環境整備の必要性を主張するヘルス・プロモーションは、現代の保健・医療における重要課題である。特に、超高齢社会の進行しつつある日本社会では、これに関する研究者の養成と研究の促進が強く求められている。
 さらに、時代は地球環境保全と持続可能な社会への努力を全世界の人々に求めており、保健・医療分野の研究にもグローバルな視点がますます重要になっている。とりわけ、アジア圏に拡大するHIV/AIDSや異常気象等による新たな感染症の広がりなど、この地域に共通の課題を共同して解決する視点と力量をもつ次代の研究者養成が重要となっている。
 本課程は、このような視点に立ち、ヘルス・プロモーションの推進のために特に重要と考えられる分野を取りあげている。すなわち、ヘルス・プロモーションは、実際上、地域を基盤にして進められるべきものであるので、第一に地域保健学領域に関する分野を対象とする。次に、ヘルス・プロモーションのバイオ・メディカルな基礎となる、客観的健康状態・病態把握にかかわる臨床病態生化学の分野を、第三に、次代を担う子どものヘルス・プロモーションについて、実践学校保健学領域に関する分野を対象としている。
 本課程は、学生がその専門分野について研究者として研究活動を行うために必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養い、その深奥を極めることを目的としているが、特に、新感染症およびパンデミックへの危機管理能力とそのための確かな調査技術、実験技法をもった研究者の養成が目指されている。博士課程の教育は、指導教員による研究指導と重点課題演習などを通じて行われる3領域教員の協働指導体制により行われる。この他、専攻全体としては、課程博士の論文作成のためのセミナーを毎年開催し、博士課程の院生各人の研究計画、実験及び調査方法等について、指導教員以外の教員による助言、指導がなされる。また、研究指導を夜間その他特定の時間または時期において実施することや、他大学院または研究所等との協議に基づき、他大学院または研究所等において必要な研究指導を受けることも可能である。
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