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インタビュー(短期大学部・食物栄養学科)

在学生インタビュー

保育園栄養士 志望
 
人に恵まれ、成長した2年間。
保育の現場で、この経験を活かしたい。
 地元の保育園でボランティア活動した時、給食配膳などを手伝ううちに、「保育園の栄養士」に憧れを抱くようになって…。顧いを叶えるには、栄養学の基礎知識とスキルが2年間でマスターできる短大は最適でした。
 実際、朝から夕方まで授業の連続でハードな毎日でした。予習やレポート作成のため、放課後は図書館に通いつめたものです。遠距離通学のため帰宅時聞が夜遅くなることもしばしば。
 でも、決して挫けることはありませんでした。なぜなら、わかるまで熱心に教えていただける先生方やいつも傍らで励ましてくれるクラスメイトがいたからです。短大での人間交流が、今の私の財産だと思います。
 念願かなって、この春から地元の保育園で栄養士として働くことになりました。いずれは食育のプ口である栄養教諭にもチャレンジしたいと考えています。
食品会社商品開発 志望
 
1年次の実験が、
将来へのターニングポイントに。
 家政系の大学に進んだ姉の影響もあって、栄養学を専門的に学ぼうと考えていました。そんなある日、栄大のパンフレットを手にし、創立者・香川綾先生の業績や言葉の数々にいたく感銘。即座に短期大学部への進学を決めました。
 実際に入学してみて感じたのは、授業のレベルの高さ。中でも私の将来への方向性を決めた授業が、1年生の夏に受けた『食品加工実験』です。パンやジャムを原材料からつくるうちに、自分で開発した食品がコンビニやスーパーに並んだらどんなに素晴らしいだろうと思うようになって…。以来、マカロニサラダに味噌を加えたりするなど、ユニークなアイデアを自主的に考案しました。
 念願叶って、乳酸菌飲料を取り扱う食品会社への就職が決まりました。いつかは食物アレルギーの方でも食べられる食品の開発に取り組みたいと願っています。
栄養教諭 志望
 
年下のクラスメー卜にも助けられ、
充実した2年間を過ごせました。
 食べることも作ることも好きで、食について自分の中で軸となるものを身に付けたかったこと、家族の病気を通して食事の重要性を実感したことが、栄養学を学びたいと思った理由です。6年間の社会人生活を経ての進路転換には勇気が要りましたが、オープンキャンパスで「栄養教諭」という仕事を知り、将来、ぜひやってみたい仕事だと直感し、入学を決意しました。
 会社でも、仕事の忙しさゆえに食生活が乱れている人が多いことを目の当たりにし、自分の健康を維持していくためには、食への関心と正しい知識が必要だと痛感しました。健康づくりのためには、幼い頃からの食生活が大事だということを、将来的には栄養教諭として伝えていければと思っています。栄養学の授業は理系の要素が強く、化学や生物が苦手だった私には戸惑うことも多かったのですが、クラスメートたちに助けられ、楽しく学ぶことができて本当によかったと思 います。

OGインタビュー

管理栄養士
(病院勤務)
 
入院患者さん一人ひとりの声から
最適の食事を探る日々を過ごしている。
 勤務する病院は、病床数が208床あまり。入院患者さんの他に医師や看護師、事務スタッフなど260人程の献立づくりと調理を担っています。出来上がった料理の味をみる「検食」はもちろん、患者さん一人ひとりの病状に合った食事が正確に出されているかの確認もします。そのために病棟ヘ足を運び、ベッドの脇で患者さんのお話を直に聞くこともあります。
 病状や体質はもちろん、味付けの好みも人それぞれなので、すべての患者さんにとって正解という食事はありえません。しかし、その正解率をどう高めるか考慮することに、管理栄養士としての難しさとやりがいがあります。
 短大卒業後は給食サービス会社で働きながら実務経験を積み、管理栄養士の試験にチャレンジしました。資格を取って終わりではなく、今も日々勉強の心がけで頑張っています。
管理栄養士
(フリーランス)
 
料理の楽しみを多様な手法で発信する。
それこそフリーランスならでは強み。
 短大卒業後、給食会社で3年、ベンチャー企業と食品卸会社に4年間勤務。多様な業務に携わる中で、「もっと美味しい御飯のある食事を!」「女性が楽しく料理ができる環境を!」という思いが募り、管理栄養士として独立しました。仕事の内容は、各種会報誌やフリーペーパーに載せるレシピの考案、食品企業や外食企業に向けたサービスやレシピのアドバイス、WEBや雑誌などでの執筆と内容はさまざまです。中でもカを入れているのは、雑穀の普及。お釜に入れるだけの「手軽な健康促進」を広くおすすめしています。
 学生時代は「勉強漬け」の一言。夏休みもレポートに追われていました。それが苦にならなかったのは、良き仲間に恵まれたから。お互い励ましあった仲間達とは卒業後も、密に連絡を取り合っています。そこで旧友の活躍ぶりを耳にするのは嬉しいかぎり。私としてはフリーの立場を活かし、もっと未知の分野にチャレンジしながら管理栄養士の活動フィールドを広げたいと考えています。