ゼミ別 発表要旨



秋野 晃司ゼミ

日本におけるキムチブーム
いま、日本では、韓国ブームと言われ2004年以降、韓国への旅行者が急激に増加しています。その韓国ブームに加えて、キムチは美容と健康によいことから、特に若い女性を中心に人気を集めています。スーパーでは、キムチやキムチを使った商品をよく見かけるようになりました。漬物売り場の約半分が、キムチということも珍しくありません。また、韓国の観光ガイドブックにキムチが紹介されていたり、キムチを使った料理本なども数多く販売されています。このような現代の日本におけるキムチブームを探究するために、実際に新大久保やキムチ専門店でフィールドワークを行ってきました。

ユダヤ人の食卓
みなさんはユダヤ教と聞くとどんなイメージがわきますか?「豚肉が食べられない」?「アンネの日記」?ユダヤ教はとても古い宗教で古代の中近東で生まれたユダヤ人の民族宗教です。ユダヤ教にはたくさんの戒律があります。「豚肉が食べられない」もそのうちのひとつの戒律です。私の叔母はフランス人のユダヤ教徒と結婚しました。彼女はユダヤ教に改宗し、今はフランスで生活しています。その叔母の家に1週間滞在し、普段の食事や生活を調査してきました。叔母の食卓からユダヤ教の食の戒律、叔母の家があるアルザス地方のことなど、皆さんに少しユダヤ人の食卓をのぞいてもらいたいと思います。



磯田 厚子ゼミ

納豆改革 / 〜おいしく納豆を食べる〜
私は茨城県出身で、小さい頃から納豆を食べてきました。皆さんは納豆をいつもどの様に食べていますか? アンケート調査をしてみると、そのまま食べる人が多いことが分かりました。生で食べた方がもちろん納豆そのものの味、風味が楽しめます。しかし、納豆は多様性に富む食材で、調理法、調味料など工夫次第で美味しく食べることができます。世界に目を向け調べてみると、テンペ、豆鼓など様々な納豆の仲間が存在し、日本の納豆と同様、多様性に富む食材ということが分かりました。そこで世界の納豆の調理法、食べ方からヒントを得て、納豆が嫌いな人でも美味しく食べることのできる納豆料理を提案します。

シチュエーション×スイーツ / 〜和素材でスイーツ〜
3年次に製菓科で洋菓子と和菓子のそれぞれの良さについて学びました。最近は和スイーツも人気になりつつありますが、使われる素材が抹茶やきなこなどに限られています。そこで、私は和素材を使ったスイーツについて研究することにしました。味だけでなく、見た目や触感など日本ならではの味わいを楽しめる和スイーツの提案をします。テーマはありきたりなイベントではないところでスイーツを贈る《シチュエーション×スイーツ》です!ティラミスの意味でもある元気づけるためのケーキなどを作りたいと思っています。皆さんの身近な和スイーツも紹介するのでお菓子が好きという方は是非聞いてください。

シチュエーション×スイーツ / 〜ハーブdeスイーツ〜
ハーブ(herb)は、草を意味するラテン語のエルバ(herba)を語源とする言葉です。それぞれが個性溢れる香りをもち、花・茎・葉・種子・根などが、食品、美容その他様々な用途に用いられます。代表的なハーブであるラベンダーがラテン語で「洗う」を、セージが「救済」を意味するように、ハーブが人々の生活といかに深い繋がりがあったかは、それらの語源からも伺えます。私は、去年学園内留学制度を使い、お菓子の基礎から応用まで沢山のことを学びました。そのことを活かし、ハーブの意味や効果を調べて、スイーツとコラボしてシチュエーションのあるハーブスイーツを作っていきたいです。

シチュエーション×スイーツ / 〜フルーツを使ったデコレーション〜
フルーツやクリームで飾られ、見るだけで楽しめるスイーツ。この見た目を良くするために施すのが「デコレーション」です。昨年度製菓科で学び、デコレーションの大切さを知りました。日本のケーキデコレーションの歴史を見ると、初期はグラスロワイヤル(砂糖がけ)が中心でした。なぜ現在のような形に変化したのか、歴史からデコレーションの意味を考えます。また、「おめでとう」のプレートがのったケーキはよく見かけますが、その他にもメッセージを伝えたい場面は多くあります。フルーツを使ったデコレーションでスイーツにメッセージを込めた、「シチュエーションスイーツ」を提案したいと思います。

皿盛りパンデザートの提案 / フルーツを使ったパン
クリスマスや誕生日にあなたは何を食べますか?まずパっと思い浮かぶのはケーキやデザートだと思います。そこで、私達は朝食や昼食として日常的に取り入れられている素朴なイメージのあるパンも特別なシーンで食べてもらいたいという思いから皿盛りパンデザートを提案したいと考え実習を進めています。今回はアンケートの結果、ケーキを食べると答えた人の多かった母の日に食べてもらうパンデザートを考案しました。私は、デザートに使うフルーツを使ったパンの試作に至るまでの様子や過程、パンの歴史、他国で行事の時に食べられているパンについて発表します。

皿盛りパンデザート / 〜特別な日に食べるアレンジパン〜
特別な日に食べるもの、と考えると、皆さんはパンよりもケーキを思い浮かべるのではないでしょうか?パンもケーキのように、特別な日に主役として食べて欲しい!そんな思いから、行事に食べるパンデザートを考えようと思いました。今回は、母の日に食べるパンを中心に発表します。そもそも母の日は、アメリカに住んでいる女性が発端で行われるようになりました。世界には、日にちや花が、日本やアメリカと異なる国もあります。また、いろいろな洋菓子店やパン屋で、実際に母の日に売っているものの調査も行いました。3年次に学内留学で製菓科へ行った経験も生かし、パンの新しい一面のご紹介をします。



磯田 厚子・浅尾 貴子ゼミ

さかどルーコラで葉酸メニュー開発 / 野菜たっぷり健康和食で坂戸市和食店を応援
私は、埼玉県坂戸市役所と和食料理店のそうま様と共同で、さかどルーコラを使った葉酸を多く含むメニューの開発を行っています。メニュー開発を進めていく中で、さかどルーコラをうまく料理に取り入れることや、なかなか思ったようにメニューが出来上がらず、何回も試作を繰り返し行うこと、季節感をだすことが難しく感じ苦労しました。また、今年の2月から春メニューを販売しましたが、店舗でのオペレーションが難しいなどの問題があったので、夏メニューを企画する時には、反省点を踏まえて企画を行いました。これらの詳しいメニュー開発の流れや成果を実習発表会でご報告したいと思います。

ぎゅ〜っと福井♪ お食事ケーキ / 〜東京で売れる!!アンテナショップの商品開発〜
表参道にある福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」で販売するための商品を開発しています。近年国内観光旅行客は減っていますが、東京都内のアンテナショップ数は増えてきている背景をふまえ、2011年8月から東京都内にある多くのアンテナショップを調査し、売れる要素を研究しました。また、アンテナショップで販売されている商品の試食も行いました。今までのふくい南青山291にはないユニークで話題になるような商品を開発し、多くの人に福井を知ってもらいたいと考えています。県内の豊かな食材を生かした開発中の新しいお菓子や、調査の結果をご紹介します!

カフェで美カラダづくり!スープGOHAN開発 / おしゃれフィットネスで提案するヘルシーメニュー
2011年8月より市場調査を行い、ワイアード・カフェ フィット代々木公園店でヨガなどの運動をする女性のお客様に向けて、美しいカラダづくりをサポートするメニューの提案・販売を行いました。市場調査で食の流行や情報を読み取り、それを参考に企画立案、試作、プレゼン、店舗キッチンでのオペレーションの確認、原価計算など一連の商品企画開発の仕事を実践的に経験し、市場調査の大切さや楽しさ、また大変さも痛感することができました。今回は、採用されたメニューの詳細やそれまでの課程、美容のために運動をする女性の食ニーズについてみなさんにご紹介したいと思います。

おやさいメニュー開発で健康サポート / 〜大手外食チェーン店での野菜料理テスト販売〜
大手讃岐うどんチェーン店「はなまるうどん」の健康をテーマにしたサイドメニューを開発しています。同社ではお客様に「健康」を提供するという理念を持っていますが、なかなかイメージに結びつかないこともあり、私は野菜を使用した小鉢料理を「おやさい」として提案することにしました。市場調査を重ねていくうちに、特に中食では野菜を使用した商品が増えていることも知りました。何度もプレゼンを繰り返し、試作と試食も数多くしてきました。ゼミでの活動を始めてから9ヶ月かけ、やっとテスト販売にこぎ着けた、ここまでの苦労や経緯をご紹介したいと思います。

外食企業に健康応援メニューを提案! / 〜讃岐うどん店での商品企画開発の実際〜
大手セルフ讃岐うどんチェーン「はなまるうどん」で、お客様の健康に貢献するメニューの開発を行っています。2011年9月よりゼミ内で市場調査等の活動を始め、企画開発に必要な知識を学び、市場を知るという経験を積み重ねてきました。また、実際の食企業での開発にあたって、店舗オペレーションを学ぶために社員研修を受けることもしてきました。提案メニューを採用してもらうことの難しさや、企画開発に必要なプロセスや要件について、また貴重な体験がたくさん詰まった新入社員研修について発表したいと思います。商品開発に興味のある方やはなまるうどんが好きな方は、是非聞きに来てください。



磯田 厚子・駒場 千佳子ゼミ

駒込presents / 〜だし巻きたまご〜
私は3年次、学内留学制度を利用し調理師科へ進みました。専門学校はプロの先生の指導の下、調理の基本から応用、包丁器具等の扱い、さらには衛生面など大切なことを身にしみて感じられるとても充実した1年でした。そんな専門学校には前期・後期に和洋中の実技試験があり、中でも日本料理を代表とするだし巻きたまごは、卵の溶き方・火力・巻くスピードで大きく仕上がりが左右されます。簡単に出来るようで、とても繊細であるだし巻きたまごに魅了され、テーマとし副材料・だしの種類を変え、風味や食感で新しいだし巻きたまごの提案を紹介していきます!皆さんが思うだし巻きたまごとはどんなものですか?

トマトのメニュー提案 / 〜もっとトマトをおいしく食べたいあなたに〜
私は昨年、調理師科へ学内留学をしてきました。調理師科では、フランス料理のソースを一から作ったり、一手間かけた料理を学びました。また、専門学校の先生の下でトマトの商品開発のゼミに所属していて、そこで商品開発のおもしろさや、トマトのアレンジすることへの可能性を感じました。そこで、メインの食材に「トマト」を選び、調理師科で学んだことを生かして、家庭でも作れて、おいしく、おしゃれなトマトメニューを提案したいと思いました。私は、トマト=サラダの添え物のイメージを持っていました。そのイメージを変えるようなメニューをみなさんに紹介します!

トマト×調理師のたまご / 〜新しい組み合わせへの挑戦〜
みなさん、トマトは好きですか?昨年度、私は調理師科へダブルスクールし、専門学校の先生の下でトマトの商品開発をしました。専門的に調理を学んだ立場から、一年間で学んだことを生かし、トマトの新しい組み合わせの料理を提案します。第一回発表では、本学の一年生を対象に、トマトの一般的な食べ方を調査した結果と、「トマトのデザート」を発表します。また、今後はデザート以外の料理も展開していきます。トマトが好きな方も嫌いな方も、料理が得意な方も苦手な方も、きっとトマトの魅力を感じるはずです。あなたもぜひ、トマトの魅力にどっぷり浸ってみてはいかがでしょうか、、、*

だしを食べる
私は大学3年次に学内留学を利用して調理師科に入学しました。まず、最初に学んだ事はだしの大切さととり方です。便利な世の中になった今、みなさんが普段料理に入れるだしのほとんどが市販のだしを使っていると思います。みなさんは本当のだしの味を知っていますか?だし本来の味を楽しみ、だしを料理のわき役ではなく主役にするレシピ提案と、手軽に作れる様々なだしのとり方をご紹介します!また専門学校に通い、たくさんの人に出会い、貴重な経験をし、素材を生かす料理と素材の味の美味しさを知りました。その事を生かし調味料に頼る味付けではなく、素材の味を生かしたレシピも提案していきます!



奥嶋 佐知子ゼミ

季節の料理を楽しもう
2年生の授業でこ食(個、孤)が増え、家族で食べることが少なくなっていることを学び、家族一緒に食事をする大切さを改めて考えてみようと思った。そこで、行事食を作って食べる事をきっかけにすれば、家族で食べる機会が増えるのではないかと考えた。季節にあった料理や、行事食を大切にしてもらうことを目的に小学生対象に料理教室を行い、料理を作ることだけではなく食文化にも興味を持ってもらうことで、家族とのコミュニケーションを大切にしてほしいと思っている。料理教室で学んだ料理をもう1度家族で一緒に作り、季節の料理で楽しい食卓を囲んでほしい。

「わくわく食空間♪」
小学生を対象に料理教室を行い、子供たちは料理だけでなく盛り付けや食器にもこだわることが分かった。そこで私は「テーブルコーディネート」に注目し、料理教室で正しい盛り付け方や、食事が見た目でも楽しくなるような「食空間」を子供たちに伝えていきたいと思った。「テーブルコーディネート」をすることで食卓が明るく、食事の時間が楽しくなり、家族や友達との「コミュニケーション」にもつなげていける空間作りを行っていきたいと考えている。料理教室で子供たち全員が自分専用のランチョンマットを作成することなど、これから自分のテーマと料理教室をどのようなに進めていくか発表する。

野菜を食べよう!
子どもたちに料理を通して、自分で作って食べることの楽しさを知ってもらうため近隣の小学生を対象に子供料理教室を行っている。みなさんは小学生のころ野菜は好きでしたか?現在小学生の6割が嫌いな野菜があることがわかり、その理由には「食べにくい、食感・味(苦さ)」が挙げられていた。そこで、私は野菜が最も美味しい時期である旬のものを使用すること、切り方や調味を工夫することで食べやすくすることを考えた。また、料理教室で使用する冊子には野菜を紹介とクイズなど取り入れたページを作ることで、楽しく学びながら、野菜の大切さも伝えていきたい。

「おいしい」言葉を探してみよう。
私は現在、坂戸市にある千代田児童センターで小学生を対象にレシピを通して子どもたちに「おいしい」言葉を探してみようをテーマに行っている。料理に興味を持つ子どもにとって身近な読み物になるだろうレシピを使って料理に関する言葉に触れてもらい、サラダの「シャキシャキ」した食感や蒸かしたサツマイモの「ほくほく」など、言葉を使って食を表現することを体験してもらいたいと考えている。料理教室に通っている子どもが触れるレシピから言葉に興味を持ってもらい、食べたときの食感や香りを自らの言葉で表現することでまず「言葉」に興味をもってもらいたい。

いただきますとごちそうさま
「子ども達に食に興味を持ってもらおう」というテーマで小学生を対象とした料理教室を行っている。その中で私は、食べ物の大切さを伝えていきたい。そのために毎月料理に使用した食材を一つ取り上げ、その食材がどのように作られているのかをレシピ冊子の中に載せる。また夏休みに野菜作りを体験してもらい、どのように育ち大きくなるのかを知ることで食べ物を大切にして、残さずに食べる気持ちを持つのではないかと考えた。そして、食べ物、食べ物を作ってくれる人、料理をしてくれる人に感謝の気持ちを持って「いただきます」「ごちそうさま」と食事の挨拶ができたらいいと思っている。

旬を知ろう
坂戸市内にある児童センターで月1回、小学生を対象とした料理教室を行っている。子どもたちは食べることは好きだが、料理に使用する食材にはとくに興味を持っていない人が多いように感じるため、私は子どもたちにもっと食材に対して興味をもってもらいたいと思っている。そこで、食材の旬を取り上げて学んでもらうことで、興味をもつだけでなく、食材の知識もつけてもらいたい。毎月作るメニューにその月の旬の食材を取り入れ味わってもらう。また、子どもたちに配る冊子に旬の食材を紹介するページやクイズなどを用いることで、子どもたちでもわかりやすいようにしていこうと思っている。

だしを使った家庭料理
女子栄養大学の学生なら一度はとったことのある「だし」。子供たちに「だし」を使った料理をしってもらう。子供たちは無意識に「だし」の香りを“いいにおい”を感じている。この感覚を大事にしてもらいたい!食を、五感で感じてもらえるような料理教室を目指している。「だし」をとるところから始め、料理教室に通っている子供たちが食について少しでも興味・関心を持ち、自分の手が加わった料理が一番おいしいと思ってくれる子供が増えてくれることを願っている。1年間の料理教室が終わる頃、子供たちが市販の顆粒だしと、昆布と鰹からとった「だし」の違いを香りや味で判断できるようになるかな?!



奥嶋 佐知子・石川 裕子ゼミ

Let's studying!きっかけは料理♪ / 〜笑顔溢れる男たちのキッチン〜
私は中高年男性を対象に、「知ることを楽しむ」料理教室を行っています。そこで、料理の食文化や切り方、火加減、加熱時間など調理工程の「なぜそうするのか?」を知ることでもっと料理も楽しんでもらいたいと考えました。料理を作るときに活かせる情報をピックアップして伝え、対象者の方に楽しんでもらうのはもちろん、私自身も在学4年目にして改めて「知る楽しさ」を対象者の方々と一緒に感じていきたいと思っています。みなさんは、調理工程の「なぜそうするのか?」と聞かれて答えられますか??学びは人の一生です!!私は、中高年男性やみなさんに知る楽しさを伝えたいと思います!

会話がふくらむ料理教室 / 〜笑顔溢れる男たちのキッチン〜
私はこれまでの料理教室の中で、対象者は料理教室の仲間や私たちとの交流を楽しみにしているように感じました。そこで、料理を行いながら、より会話も楽しんでもらえるような料理教室にしていきたいと思いました。毎回会話がふくらむよう、料理や食材を取り上げて食にまつわる話題を提供しています。4月の料理教室では「筍」を取り上げたところ、「来週、筍掘りに行くよ。」「昨日は妻が作った筍ご飯を食べたよ。」などいつも以上に会話がふくらみました。今後もいろいろな料理や食材を取り上げ、私がどのような働きかけをしたら会話がふくらむのかを考えていきます。

「おいしい料理は人を幸せにする」 / 〜笑顔溢れる男たちのキッチン〜
私は料理教室を通し、受講者の皆さんのもっと「おいしい」という声を聞きたい!おいしい料理を食べて自然に溢れる笑顔が見たい!と思いました。そこで私は料理しやすい環境の提案やレシピを見やすく作りやすくし、受講者の皆さんがよりおいしい料理を作ることで少しでも幸せな気持ちになってもらえるような料理教室の運営を目標にしています。大学での調理実習の運営方法を参考にし、ゼミ活動で私が感じた不便さや対象者の意見を取り入れながら毎月改善を繰り返し、おいしい料理から発信される幸せを増やしていきたいと考えています。今回は改善した点とその結果、今後の改善点を検討し発表します。



島崎 とみ子ゼミ

大正から昭和の飲食業 / 〜カフェーはCafeにあらず〜
島崎さんちのとみ子ちゃん、うら若き乙女の頃のお話です。オシャレしてお手々の先に赤いマニキュア塗りました。それを見つけたお父様、とみ子ちゃんに悲しい顔で言いました。「カフェーの女給じゃあるまいし…。世間様に何の仕事をしていると思われるか…。」「えっ、カフェーの女給???」言われたとみ子ちゃんにはわかりません。明治に生まれ、大正、昭和を過ごしたお父様から、ひしひしと伝わる侮蔑と嫌悪。決してわが娘には真似て欲しくない“カフェーの女給”とは一体何なのか?!“カフェーの女給”・・・知りたい方は6月16日10:00〜 6401教室にて。

婚礼料理の今と昔
婚礼料理と聞くと、みなさんはどのような料理を思い浮かべますか?婚礼料理の歴史を振り返ると、かつて婚礼料理は一汁三菜や二汁五菜とした本膳料理が基本とされており、その家の格、好み、地域などによって様々な料理の内容や形式がありました。しかし、最近の婚礼料理では和食、洋食、中華、折衷料理と形式も料理の内容も昔と違ったものが出されます。では、なぜ婚礼料理は今日のように変わったのでしょうか。昔の婚礼料理の献立の内容や婚礼料理の歴史を中心に調べていき、婚礼料理がどのように変化し今日のような料理の形式になったのかを探っていきたいと思います。

野菜をもっと身近に / 〜子ども向けのおいしい野菜レシピ〜
野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維の補給源として毎日の食生活に欠かせない食品です。にもかかわらず、現代の子どもの食生活においては、脂質やたんぱく質、塩分、糖分の摂り過ぎ、野菜類の不足などが目立っています。こうした偏った栄養バランスが、生活習慣病の増加や各種アレルギーやメンタル不調等の原因の一つであると言われています。そもそも野菜嫌いの子どもが増えているのはなぜか。またそれを解消するためにはどうすればよいか。野菜嫌いの原因や背景を分析し、それを解消し、おいしく、楽しく、かつ手軽にできる子ども向けの野菜料理を考え、実際に作ってみたいと思います。

韓日調理文化の比較 / ウルチ米粉の利用を例に
米を主食にしているアジア各国では様々な方法で米粉が利用されています。ベトナムではフォー・中国ではビーフンなど麺類が、韓国と日本では餅が発達し、食されてきました。米粉の利用と言えば、日本ではモチ米粉の種類が多く、和菓子を思い浮かべる人が多いでしょう。韓国では主にウルチ米粉で作られる餅が多く、現在に至るまで生活のさまざまな場面で食されてきました。この研究では両国における米粉の利用の違いを中心に、文化・歴史的な背景や人々の米粉に対する認識について調査します。さらに、両国における米粉の現代的利用と新たな利用方法の可能性について考察します。

静岡県のご当地給食
ほとんどの方が毎日食べて育った学校給食。好きなメニューや苦手なメニュー、それぞれたくさんあったと思います。その給食のメニューが地域によって少し違うことをご存知ですか??最近、地産地消や食育を目的として、特産物や郷土料理を積極的に使った給食が増えてきています。そこで、私の出身地である静岡県のことを多くの方に知ってもらうために静岡県産のものだけを使った給食のメニューを提案したいと思います。静岡県の特産物は「お茶」や「みかん」だけじゃありませんよ。今回の発表によって、静岡県について、みなさんの出身地について考えるきっかけを作れたら嬉しいです。

狭山茶 / 〜飲むお茶・食べるお茶〜
みなさんのお茶の好みは?私の一番の好みは日本茶です。私の故郷は狭山茶というお茶が有名です。私はこの狭山茶を幼い時からどんなに忙しくても、毎日欠かさず飲んでいます。狭山茶は、じっくり時間をかけて火入れを行う“狭山火入れ”という独自の製法によって、甘く濃厚で味わい深いのが特徴の日本茶です。ですが、近年お茶を飲むという習慣が失われてきています。2011年に起こった東日本大震災などの影響により、茶葉を買うことをためらう人も出てきました。このままでは、今まで愛されていた狭山茶が薄れてしまいます。そこで私は、狭山茶の素晴らしさを知ってもらおうと今回の発表のテーマにしました。

食と旅の物語 / 駅弁の魅力
スピード化の時代でのんびり列車に乗って旅行する人が少ない気がする。国内線に乗れば東京から博多まで2時間もかからずに行けてしまう。高速道路は、途中で降りて観光を楽しめるだけでなく、最近はSA巡りのために利用する人も多い。しかし鉄道はどうだろう。車窓から見える様々な風景は目的地に着くまでに目で旅を楽しませてくれる。その地域の特産物を利用した駅弁は、より旅情をかきたて、鉄道での旅に欠かせない。それは空か雲しか見えない飛行機や、高速道路の渋滞に巻き込まれることなく時間と心に余裕をもった旅が出来る。まずは駅弁の魅力をみんなに知ってもらいたく、発表をしたいと思う。



高城 孝助ゼミ

インドネシアの家庭料理を日本で再現する / 〜日本とインドネシアの友好の架け橋〜
インドネシアというと、皆さんはどんなイメージを浮かべますか?私は実際に行くまで、あまり良いイメージを持っていませんでた。しかし実際に行ってみた結果、インドネシアは実に魅力的で面白い国だと思いました。その一つが宗教と建造物の関係です。インドネシア共和国では総人口の約89%がイスラム教徒ですが、仏教徒やヒンドゥー教徒が建立した建物が数多く残っています。そこで私はインドネシア共和国の歴史を学ぶと共に信仰の移り変わりや、それに伴う食文化の歴史を調べます。また、今後、インドネシアを訪ね、家庭料理を学び、皆さんに紹介したいと思います。

オリジナルカクテル / 〜美女と野獣ふぅ〜
みなさんはカクテルと聞くと、どんなものを想像しますか?今、さまざまカクテル商品が販売され売り上げを伸ばしています。その中でも今回は、BARなどで飲む本格的なカクテルに注目しました。カクテルは、日々変化しています。定番やマイナーなもの、作り手の遊び心で完成したもの…。私も遊び心を持ちながら、オリジナルカクテル作りに挑戦したいと思っています。…だが、1から作るとなると難しい。そこで、サブテーマにもある"美女と野獣"をイメージしたカクテルを作りたいと思います。最終的にどうなるかまだ未定ですが、遊び心を引っ提げて、楽しみたいと思っています。

魅力的な商品POPとは何か / 〜販売力を高めるPOPの条件を探る〜
この写真の商品は「野菜おやき」でも「野沢菜おかき」でもありません。「野沢菜おやき」です。アルバイトを通じて、読み間違えたり、POPに書いてあるにもかかわらず読まずにスタッフに尋ねたりするお客様が多いことに気づきました。商品を購入する決定打は、値段、大きさ、色、香り等、人によって様々だと思いますが、誰もが商品POPには対面しているはずです。皆さんは商品POPにどれくらい注目しているでしょうか。POPを商品の情報源として重要視しているでしょうか。人の購買心理や、商品POPの役割を調べ、商品購入に繋がる魅力的な商品POPとはどのようなものか考えたいと思います。

ハワイアンカフェ&バーのプロデュース
時間がゆったりと流れるような、居心地がよく五感で満足できる店ということをキーワードに、ターゲットを絞りランチやディナーのメニュー、店内レイアウトや、イベントなど昼と夜で二面性を持ったカフェ&バーを提案します。メニューでは色合いや盛り付け、材料などで南国感を出したいと考えています。ハワイアンメニューと言ったら多くの人はロコモコ!と答えますがまだまだ浸透していない料理、海外セレブもダイエットに取り入れているような食材、南国ならではのカクテル、スイーツなどがハワイ料理には沢山あります。そんなことも知ってもらいながらも頑張っている日本人に癒しを提供したいです。

田舎で暮らそう / 〜第二の人生に自給自足カフェの提案〜
わが国では、私たちが定年を迎えるころには年金だけでは到底暮らしていけないであろうと言われています。つまり、定年を過ぎても働かなければ到底生活はできません。最近ではテレビや雑誌でよく特集が組まれていますが、定年後や定年前に脱サラをして田舎に移住する夫婦が増えてきています。そこで「実際に老後に移り住むならどの地域が良いのか」「自給自足生活をするにあたって大切なことや知っておかなければならないことは何か」「作った作物を生かした生活方法や作物を使ってのカフェ運営」などをカフェが好きで野菜を育てることにも興味がある同世代の栄大生に提案していきます。

米粉の魅力 / 〜美味しい米粉スイーツ〜
小麦粉アレルギーの方が増えていると聞いたことがありますが、私自身も、小麦粉アレルギーのため食生活に制限があります。また最近米粉の食品が少しずつ増え,米粉も質の良い物・種類も多く出てきました。但し、米粉の食品と言っても米粉100%ではなく小麦粉が少量含まれている食品が多いので小麦粉アレルギーの人は食べることができません。またスーパーなど小売店では、米粉100%のスイーツはまだ販売されていないようです。そこで今回は米粉100%の美味しいシフォンケーキとシュークリームを作りました。米粉のモチモチした食感と米の風味を活かして簡単で美味しく作れるレシピも紹介します!!

タイの伝統工芸カービングについて
みなさんは「カービング」と聞いたら何を想像しますか?カービングの発祥はタイのスコータイ王朝時代(約700年前)の王朝の儀式で、果物に装飾的な彫刻を施したことが始まりと言われているそうです。現代では色々な野菜や果物などに小さなカービング専用ナイフ1本で彫り上げていくアート作品であり、またタイが誇る伝統工芸です。ベジタブルやフルーツカービングは、食卓での豪華さ、かつ繊細な美しさを演出してくれ驚きと感動と癒しを与えてくれます。今回は、みなさんにカービングに秘められた奥深さを感じてもらいたいと思います。当日は、カービングを施した果物を展示するので是非見に来てくださいね。

売れパンを作る!
今や"ごはん"を超えた日本人の主食"パン"。私は百貨店内のパン屋でアルバイトをしていますが、「客単価が低い」「夏場焼きたてが売れない」など様々な問題点があります。そんな問題点を解決するパン、お客様のニーズに合ったパン、それが『売れパン』です。皆さんに愛される商品を作り、そして私も愛されたい。ステップとして、似た業態の店舗を巡り、人気のパンを調査し、試作を行い、販売戦略を考えます。そして、店頭で販売してたくさんお客様に買っていただきます!ニーズに合わせるだけではない、店のこだわりや、らしさも忘れないブームを作れるような『売れパン』を模索中です。

たまご料理専門店の提案
たまご、食べてますか??そんなにインパクトのある食材ではありませんが、きっと頻繁に口にしているはずです。たまごは完全栄養食品と呼ばれ、コリン、リゾチーム、必須アミノ酸、ビタミン&ミネラル、メチオニンと5大パワーが秘められています。この5大パワーがあればダイエットから美容、免疫力向上、そして老化防止まで何でも出来ちゃう!!そんな完全栄養食品を放っておくなんて勿体ない!!たまご料理で定番のオムライスの専門店はよくあるけど、もっと色んな料理が欲しいと思いませんか。オムライスだけじゃない、お洒落で女子力の高いたまご料理専門店の提案をします。

居「ユニバーサルデザイン」
「ユニバーサルデザイン」は年齢、性別、能力に関わらず、より多くの人々にとって使いやすい製品、サービス、環境を創ることを目的としています。高齢化が進む日本では、日常生活に不便や不自由を感じない社会づくりが求められています。そのため、今日、ユニバーサルデザインの考え方が、ものづくりやサービスの分野で急速に浸透しているのです。そこで、食器やパッケージ市場、店づくりや店内表示を調査。そして、消費者が必要な商品を探す際に活かせる内容を盛りこんだ「商品ガイドブック」を作成します。誰もが、簡単に快適に使えるデザインの認知度を高め、新需要の「きっかけ創り」を目指します。

「高齢社会におけるコンビニの在り方」 / 〜バリアを取り除こう〜
日本は、既に世界一の高齢国家になっており、今後も高齢化率の上昇が予想されている。最近のお年寄りは積極的なライフスタイルを持ち、新しいものが好きな人が増えてきている。私がアルバイトをしているコンビニでも、昼間に限らず深夜にも来店される高齢者のお客さんが沢山いる。高齢者のお客さんが増えているにも拘わらず、未だコンビニでは、30代〜40代の男性をターゲットにしており、高齢者への対応はあまり見られない。今後、コンビニにおいても、金銭的にも年金で一定の収入があり、時間にも余裕があり、人口からいっても大きなボリュームである高齢者に向けた店づくりが重要であると考えた。
旬をコーディネート / 〜料理と食卓〜
皆さん、食事で「旬」を満喫していますか?旬の食材はおいしくて、栄養価が高くて、安くてと、良いこと尽くしです。しかし現代、季節外れでも手に入る食材も多く、料理をしない人たちに今の旬のものを聞いても、あまり答えが出ませんでした。せっかく季節のはっきりしている日本にいるので、もっと旬の素晴らしさを知って食事をより楽しんでほしいと思います。そこで、春の献立を考え、料理教室を開きました。また、旬の食材を使い、季節を感じさせる配色の料理、季節を感じさせる花や食器、ランチョンマット、小物にもこだわって、食卓をコーディネートしました。今回は「春」に絞って発表します。



高島 美和ゼミ

意外と知られていない!?イギリス紅茶の話 / コーヒーから紅茶へ〜文化と歴史の変遷〜
紅茶の国ともいわれるイギリスが、一昔前はコーヒーの国だった!?実は紅茶が普及する以前、イギリス国内では「コーヒーハウス」と呼ばれるお店でコーヒーが飲まれるのが一般的でした。コーヒーハウスとはどんなお店だったのか。そしてなぜコーヒーハウスは紅茶の普及と同時に衰退してしまったのか。今回は、一般的にはあまり知られていない、イギリス全土で紅茶が嗜まれるようになるまでの歴史を紐解いていこうと思います。また、イギリスで親しまれている簡単な紅茶のブレンドレシピも少しだけ紹介します。紅茶が大好きな方・興味のある方は是非いらして下さい!

フランスの地方菓子
フランスと言えばみなさんは、なにを思い浮かべますか?わたしは、なんといってもお菓子です。日本でもたくさんフランス菓子は目にしますし、みんな一度は食べたことがあると思います。パリのキラキラ輝く宝石のようなケーキもとっても魅力的。でも、わたしがみなさんに紹介したいのは、フランスの地方菓子です。地方菓子には、それぞれ地方の特徴や歴史があります。ママの愛情がたっぷり詰まっています。発表では、おなじみのお菓子から珍しいお菓子まで紹介します。また、小麦粉菓子の多様性についても触れていくことで、いつもとは違った目線でフランス菓子と向き合いたいと思います。

パスタにあらわれるイタリアの地方性 / 〜パスタマップをつくろう〜
女性のみなさんなら、パスタが好きな方も多いですよね?パスタはイタリアが本場。特に、南イタリアで乾燥パスタが発達し、世界中へ広まったと言われています。そんなパスタは、一般的なスパゲッティや筒状のマカロニ、丸いニョッキなどユニークな形のものまであわせると数百種類あると言われています。イタリアは、長靴のような形をした縦に長い国のため、気候も様々であり、地方色豊かな料理が発達しています。私は、この特徴がパスタにも表れているのではないかと考えました。そこで、イタリア各地の珍しいパスタを調べ、パスタマップを作成したいと思います。

ケーキ美術館 / 〜パイピングに魅せられて〜
バースデーケーキを購入したとき、チョコレートで「お誕生日おめでとう」と書かれた経験はありませんか?専用の紙などを丸め、先端を細くしてできた絞り袋に生クリームやチョコレートを詰めて、文字や模様を描くことを製菓用語で「パイピング」と言います。学内留学制度を利用し、製菓科に入った私は、先生がパイピングで描いた繊細な絵に魅了されました。発表では製菓科で培った技術を生かし、パイピングを用いてケーキを作り、写真に収めたものを皆さんに紹介したいと思います。ケーキのテーマは「フランス」。私の大好きなフランスの歴史的人物や建物などを表現してみました。

フレンチの原点はイタリアン!? / 〜フレンチの歴史〜
みなさんが持つフランス料理のイメージはどのようなものですか??優雅で繊細でマナーに厳しい…私はそんなイメージを持っていました。今でこそ、そのようなイメージになったフランス料理ですが、昔からそうだったのでしょうか??フランス料理について調査をしているうちに、そんなイメージを覆してしまうかもしれない様々なことが分かってきました。今回はフランスの食文化について「歴史」に重点を置き、発表します。世界三大料理のひとつ、フランス料理のルーツはどこにあるのか、フランス料理を語るうえで欠かせない人物とは??美食大国フランスの食文化の歴史をみなさんに紹介します。

オーストリア菓子 / 〜お菓子と9つの州〜
「ケーキ」「洋菓子」「パン」などの言葉を聞いて、皆さんはどの国を思い浮かべますか?「音楽の都」として世界的に有名なオーストリアは、実は、おいしいケーキやパンが多いことでも知られている国です。日本でも有名な、「ザッハトルテ」や「クロワッサン」や「ブリオッシュ」は、全てオーストリア発祥のものです。この、オーストリアについて調べてみると、独自の歴史を歩み、固有の文化を持つ9つの州で構成されていることがわかりました。そこで、オーストリアにはどのような州があり、また、その州にはどのようなお菓子があるのかを調べ、州とお菓子の関係性を探っていきます。

チョコレート文化 / 〜形と包み方の変化〜
みなさんが「チョコレート」を思い浮かべるとき、どのような形のものを思い浮かべますか?板チョコや一口サイズのチョコレートなどを思い浮かべる人が多いのではないのでしょうか。しかしチョコレートは、長い間大人のための飲み物、薬として飲まれており、現在みなさんが楽しむようなチョコレートの形とは大きく異なります。また、チョコレート専用の箱とプラリネ(一口サイズのチョコレート)がベルギーで開発されたのはご存知でしょうか。チョコレートの歴史は古く、様々な変化がありました。チョコレートが現在の形になるまでどう変化・発展したかを探っていきたいと思います。



高橋 勝美ゼミ

温故知新 染物・織物を現代社会に生かす
関東圏内の染物・織物工房に行き、実際に作業現場の見学、体験また工房の現状を聞いてきた。若手と言われている方は60代で、受け継ぐ人がいないために技術ばかりか工房そのものも段々と減ってきている現状が分かった。染物・織物の技術で作られているものは洋服ではなく大半が着物である。洋装が中心でハレの日や特別な日でないと和装にはならない今の私たちの生活にはあまり馴染まないと感じた。そのため、洋装に合う明るい色を使った染物・織物で作ったテーブルクロスやランチョンマット、エプロンなど日常生活の中で使ってもらえるようなものを提案したい。

おいぎのうんめぇむん / 式根島の郷土料理を伝える
東京都の伊豆諸島にある式根島。面積約4㎢、人口約500人のこの小さな島に私は住んでいた。式根島近海は黒潮が横断しており海の幸が豊富で、魚介類を用いる料理が多い。甘藷も多く使用され、保存食として様々な加工法を用いて昔から親しまれている。明日葉は副菜や汁の具として用いるなど、一般の家庭料理をアレンジしたような料理が多くある。式根島では、こういった郷土料理のレシピが詳しく残っていない。現在の島は若者が減り高齢化が高まっているため、今後さらに郷土料理の伝承が難しくなるだろう。そこで私は郷土料理をレシピブックにまとめ、島の文化保存に役立てたいと考えている。

沖縄料理の視覚的評価
日本で唯一アメリカの占領下にあった沖縄の食事は、それ以外の日本の食事と何か違いがあるのではないかと考えた。インターネットや書籍で沖縄料理の写真を見ると、色が濃く派手な印象を受けた。それは日本料理というより、中華料理やアメリカ料理に近いかもしれない。沖縄を知る知人に話しを聞いたり、沖縄物産展、沖縄料理屋、中華街等へ行くことによって沖縄料理と中華料理、アメリカ料理、東南アジアの料理との深い関係性が見えてきた。発表会では、沖縄を知る知人に聞いた話、フィールドワークで学んだこと、沖縄料理と海外の料理との関係を合わせて発表したい。

召三島甘藷の新たな未来 / 〜美味しいスイーツの提案〜
静岡県三島市では、特徴的な特産品や観光資源を地域限定ブランドとして育てており、「三島甘藷」はこのブランドの中のひとつである。三島甘藷は、ほくほく感としっとり感の両方が同時に味わえ、さらに糖度が14度とイチゴやマスクメロンに匹敵する甘さを有している。ネットと現地調査で調べてみたところ、美味しい甘藷を育む元は「土」にあった。「保肥力」と「水はけ」という相反する性質をもつ土で栽培される甘藷は、単に甘いだけでなく、ミネラル類も豊富に含んでいることが分かった。このような優れた三島甘藷をもっと地元で消費してもらいたく、これを使った手軽でヘルシーなスイーツを提案する。

納豆スイーツの開発
納豆といえば、独特の臭いとネバネバの食感を持つおかずとして思い浮かべる人が多いだろう。私は、この納豆特有の臭いと味が苦手で、普段の食生活においてほとんど食べていなかった。しかし、納豆はナットウキナーゼ、ビタミンK2、リノール酸、イソフラボンなどといった栄養成分を豊富に含んでおり、積極的にとりたい発酵食品である。そこで、納豆をおかずではなくお菓子にすれば食べやすくなるのではないかと考えた。今回の実習で考案した納豆スイーツを発信し、同様に納豆が嫌いな人の苦手意識克服のきっかけになれば嬉しい。また、納豆が好きな人にも新たな料理法を提案したい。

んまいべ蒟蒻!
寒天やゼラチンと似ているが、こんにゃくはこんにゃく玉とも呼ばれるサトイモ科の芋から作られている。私の出身は群馬県。母の実家は昭和村でこんにゃく農家を営んでいる。昭和村はこんにゃく芋の生産量が日本一!おでんのレギュラー板こんにゃく、お鍋のお供しらたきと決して華やかではないけれど鍋料理に入っていると嬉しくなる。けれど、こんにゃくの活躍の場は鍋物や煮物だけ?いや、まだまだこんにゃくの使い方はたくさんあるはず。私たちのよく知る板こんにゃくやしらたきから、こんにゃく粉から直接作った料理まで、こんにゃくの様々な可能性を追求していきたい。

緑茶の可能性追求
今日、海外では日本食ブームが起こっているため、日本国内では需要が減少している緑茶の茶葉だがその輸出量は増えて、緑茶がより多くの人々に飲まれるようになった。そこで我が国で良く飲まれてきた緑茶の中でも特に煎茶に注目した。飲むためには茶葉から抽出する操作を伴うが、抽出の残渣は廃棄物となる。近年では、茶殻を扱ったリサイクル品を展開している飲料メーカーもあるが、私は、食べる茶殻として他の食材との組み合わせを考えている。お茶の成分をあまりなく利用し、活用することによって今まで以上に緑茶を生活のなかに取り入れる人が増えるよう期待している。
落花生 / 〜掘り起こせ新たな可能性〜
今、国産落花生の生産量は安い中国産に圧されて減少している。本実習で落花生の新たな有用性を示すことで落花生生産の活性化を目指す。そのための実地調査として千葉県の落花生農家を訪ね、落花生の畑と加工現場を見学した。そこで目を付けたのが落花生の「莢(さや)」である。加工段階で出た莢は、一部は発酵させて肥料となるが、利用されずに放置されているものも少なくなかった。さらに、乾燥した莢では発酵しにくいという難点がある。これらのことから、莢を湿らせて畑に戻すことを前提に付加価値をつけられないか模索した。その一案として莢の煮出し汁を料理に活用することを提案したい。

新・雪花菜革命 / 〜新しい利用活用法の提案〜
「低カロリー」、「高タンパク質」、「保水性に優れる」これらは「おから」の長所である。「日持ちが悪い」これは「おから」の短所である。おからは日持ちが悪く、使い道が難しい為、全国で年間80万トンも廃棄されている。このような現状を知り、利用活用したいと思った。日持ちが悪いという短所を改善する策として、水分活性を低下させる方法と水分自体を飛ばす方法を考えた。その中から水分を飛ばす方法として、火力乾燥と、低コストを目指した太陽調理機乾燥を行った。前期では、これらを使用し、食品の質を高める為の材料としておからの長所を生かした食品を模索、提案していく。



田中 久子ゼミ

一人暮らしさんのための食器セットの考案。 / 〜食器から見る食生活〜
現代の一人暮らしの学生は、食器に対してどんな意識を持っているのだろうか。また、どんな食生活を送っているのだろうか。そんな疑問と、食器を愛する気持ちから生まれた卒業研究です。実家暮らしとは違い、自分の意思で自分の使う食器・食べる物を選択する事の出来る一人暮らしの学生をターゲットに、食器への意識と食生活を把握します。その結果から、現代学生の食生活や趣向に合わせた食器セットを考案・プロデュースします。自分の食生活にピッタリの食器セットがあったら、もっと食事が楽しい物になるはず!食器の面からも、憧れの一人暮らしライフを充実させてみませんか?

コミュニティ・カフェから広まる地域の輪
様々な地域に存在する『コミュニティ・カフェ』は、地域社会の中で「たまり場」「居場所」の総称で、人と人とが出会う空間をつくっています。地縁・血縁に頼れなくなっている現在、気楽に支え合える地域社会の構築を目指し運営されています。幅広い年齢層に利用してほしい場所ですが、知名度はまだまだ低いという課題があります。そこで、東松山の「まちカフェ」さんに協力していただき、チラシやレシピカードなどの作成、子供向けイベントを行うことによって、どの程度の知名度アップにつながるのかを研究します。今回はコミュニティ・カフェの活動やこれまでに作成したチラシなどをご紹介します。

「好き嫌いなの?いやっ、アレルギーなんだ」 / 〜食物アレルギーを知らないあなたへゲーム提案〜
あなたは食物アレルギーという言葉を知っていますか?代表的なものとして「乳製品・卵・小麦」がありますが、これ以外にも対象の食品は多くあります。実は推奨食品を含めて全部で25品目もあるんです!あなたは何個答える事ができますか?私は大学に入ってから食物アレルギーになり、苦労する事が多くなりました。その中でも友人から「アレルギーじゃなくて好き嫌いなんでしょ?」と言われ、言葉を失った事があります。この経験からひとりでも多くの人に食物アレルギーについて知ってもらいたい!と思い、楽しんで学べるゲームを提案します。

発見!ニッポンの珍学校給食
みなさんには、学校給食の想い出はありますか?好きだったメニュー、嫌いだったメニュー、待ちに待ったお楽しみ給食・・・。大人になった今、そんな給食の想い出を懐かしく語ることがみなさんにもきっとあると思います。通っていた学校や世代が違っても、共有することができる話題なのです。しかし、当時当たり前だと思っていたメニューが、後になって実は自分しか食べていなかった!と分かることは少なくありません。そしてそれらは超人気メニューだったりするのです。本研究では、なぜかある特定の地域でしか出されていない学校給食メニューを取り上げ、メニュー誕生の背景やその人気に迫ります。



根岸 由紀子ゼミ

きのこから見る食文化 / 〜栃木県とちたけ〜
皆さんは栃木県といえばなにを思い浮かべますか?いちご?餃子?もちろんこのふたつもおいしいのですが、今回私が紹介するのはチチタケ。チチタケは傷をつけると白い液がでることからこの名がつき、栃木県民には“ちたけ”と呼ばれとても愛されているきのこです。しかし、全国的にはあまり知られていません。調べるうちに、栃木県のちたけのように他県でもその地域で特異的に好かれているきのこがあることがわかりました。発表ではちたけの良さや食べ方を紹介し、きのこから食文化を見つめ直し、他県のきのこと比較しながら栃木県の“ちたけ文化”を考えます。

さつまいも
皆さんはサツマイモ好きですか?そしてサツマイモと聞いてまず何を思い浮かべますか?サツマイモは一般的にお菓子やデザートとして使用されることが多く、確かにそうすれば甘くておいしいが食べる量は少ないのにエネルギーが高い。しかし一丸にサツマイモといっても甘いものや、そうでないものなど様々な種類がある。そこで私は様々なサツマイモを甘味やデザートとしてではなく、おかずとして使用できないかと考えました。それにより食べる量が増えなおかつエネルギーも抑えられる。食べる量が増えれば食物繊維の影響で便秘の改善につながる。そんなおかずとしてのサツマイモのメニュー提案をします。



平田 久ゼミ

野菜を食べる / 都会からはじめる農業
昨日の肉じゃがのにんじんは、何処からやってきたのだろう。田舎のじいちゃんばあちゃんが、土埃の中汗水たらして作ったもの?そうかもしれないけど、違うかもしれない。なぜなら、私たちの食卓に並ぶ野菜は様々な育ち方をしているからです。都会のビルの屋上で農業をする人もいれば、シェア農園を楽しむ親子もいます。野菜は意外に身近で作られているのかもしれません。生産から消費までの野菜が辿る場面を再確認することで、普段食べているものに更に興味を持ったり食味も違ってくるかもしれませんよ。そのお皿の中のキャベツも、少し視点を変えたら新しい魅力が見えてくるかも…。



平野 覚堂ゼミ

キッチン不動産 / ─ひとり暮らしのためのキッチン提案─
ひとり暮らしのマンション、アパートのキッチンは、暮らしの中心からどこか追いやられていることがある。狭いキッチンには物が溢れ、人に見られるのも恥ずかしい。友達の家に行ってもあまり見てはいけないような気持ちなる。それなのに、ひとり暮らし用のキッチンは玄関を入ってすぐにあることがほとんどだ。そこで、ひとり暮らし用のキッチンをもっと表向きのものとして設計し直す。料理をもっと楽しく、快適にできるようにし、キッチンを暮らしの中心にすることで、新しいコミュニケーションツールとしてのキッチン空間を生み出す。限られたスペースの中で新しいキッチンの形を提案する。

だんだん形になっていく / ─言葉のいらない決まりごと─
夫が「おい」と言ったら、妻が「はい」といってお茶を出す。なんて場面を誰もが一度はTVドラマなどで見た事があるだろう。この「おい」「はい」はこの夫婦の間でしか分からない決まり事である。このような暗黙のルールは誰にでも存在する。家族の間だったり、仲のいい友達だったり、名前も知らないバイト先の常連さんだったり。何回も一緒の時間を過ごしてきたからこそ作られていく暗黙のルール。それは案外気がつきにくい。そんなルールはいつどのように作られたのか。食事の場面に限定した5人の暗黙のルールを元に、レシピという形で表現してみた。暗黙の了解という料理を存分に味わってもらいたい。

Exservice / ─マニュアルを飛び越えろ─
カフェやレストランに入り、注文をして食事をする。来店から退店までのほんの少しの間に笑顔を生むことができるのが「サービス」だ。「受ける」サービスは経験したことがあると思うが、「行う」サービスを経験したことはあるだろうか。食事を提供した時の感謝の言葉や、会計時の「ごちそうさまでした」などの一瞬のコミュニケーションが、働く価値を高めてくれる。その楽しさを知ってもらいたいと考えた私は、サービスを行うことを体験できるFlashゲームを作成した。今回の発表では基礎となる「マニュアル通り」の内容を作成し、まずは接客の基礎を身につけられるように考案した。

くつろぎ飯 / ─いやし空間の中の食提案─
人は1日を頑張った後には、自分の好きなことを、自分の好きなシチュエーションで、自分の好きな体勢で楽しむ。その楽しみ方は人それぞれだ。その時、たくさんの人が何か食べ物を食べるだろう。そんな状況・体勢に適した料理を、いくつかのパターンに分けて作った。そんな料理が存在するとしたら、独自のいつものくつろぎを、ワンランク上にすることが出来るのではないかと考えた。コンビニやスーパーで売られている、食欲を満たす料理に“くつろぎ”を加える。誰にも邪魔されたくない空間で、ゆっくり・ゆったりと自分のペースで食べる料理「くつろぎ飯」を提案する。

困ったときの食事術 / ─円滑に食事を進めるための新しい作法─
カップルでパスタを食べに行くとき、女の子はトマトソースのものをあまり頼まない。この理由はご存知の通り、パスタソースが洋服に飛んでしまったら、せっかくのかわいい格好が台無しになって困ってしまうからだ。食事のシーンではこんなことは他にもたくさんある。頼んだものがなかなか来なかったり、食べ物を口からこぼしてしまったり。そんな困ったときに使えるスマートかつユニークなマナーを提案していく。このマナーを使えば食事の時間がもっと楽しくなり、気兼ねすることなく食事ができるはず。おいしいごはんでおなかはいっぱいに、ピンチをうまく切り抜けて、こころもハッピーになるのだ。

食べあと / ─お皿の上の人間性─
人は、食べる前の料理の姿は注目するが食べた後にはそれほど気を払わない。または見られたくないものとして、他人の目から遠ざけたくなる。しかし食べあとに私は物語を感じる。食べあとには、食べることに集中している時には気づかない、無意識のうちに性格や考え方が現れた“あと”が残る。写真にして観察すると、その人の癖や食べるこだわり、考え方がわかり、相手に少し近づけた感覚になれる。見方を変えれば、普段、関心の持たれない食べあとには、他人との食事の際に相手と打ち解ける新しい発見ができるのだ。情景が浮かぶストーリーと写真で、食べあとから“その人らしさ”を掴む視点を提案する。

気持ちをかたちに / ─贈りものプロデュース─
プレゼントには気持ちが込められていて、ラッピングはその気持ちも一緒に包んでいる。手紙のように文字では表せないが、文字で伝えられない良さが贈りものにはある。しかし、お店のラッピングでは、そのお店のロゴが入っていたり、ありがちなものばかりだ。ラッピングは、ただの飾りだと思われることが多いが、新しい素材を使って一人ひとりにデザインすることで、気持ちがかたちになったものとなる。また、もっとラッピングに意味をもたせたり、目をとめてもらえるようなものにした。そして、今回、5人の方に母の日のプレゼントと、1人の方に誕生日のプレゼントのラッピングプロデュースをした。

飛び出せ!Cooking!
料理を作る楽しさが物語になると、どうなるだろう。そしてそれが動いたら…。私たちがいつも見ている1枚のレシピから、料理をする場面が目の前に飛び出して動いたら、もっと興味がわくはずだ。そこで今回、飛び出す絵本の仕組みを用いて、新しいレシピの形を提案した。それは見て動かして遊び、楽しむことができる。美味しい思い出だけではなく、記憶に残る物語になり、たくさんの人に料理を作ってもらいたい。誰しも一度は経験する“絵本を見る”という行動。驚き楽しむという感情が伴う“飛び出す絵本”というツール。この二つを合わせて、私は今までにない新しいレシピを完成させた。



松田 康子ゼミ

料理を作りたくなるレシピ
学内留学制度を利用し、調理師科で勉強をして、実習・家庭で料理をする機会が一段と増え、料理をすることの楽しさ、難しさを再認識しました。突然ですが、皆さんは普段、料理をしますか?「家族が作ってくれるから・・・」「難しそうだから・・・」と思い、あまり料理はしないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方々にこそ、料理をする楽しさを味わってもらいたいと考えています!市販のレシピ本などを調べたり、大学生や高校生にアンケートを行ったりし、初心者の方でも思わず手に取りたくなるような、分かりやすく、簡単な工程で作れるレシピ本の作成を目指しています。

Caf_運営〜Home made nico〜 / 野菜を楽しめる〜Caf_メニューの提案〜
シフォン作りを受け継ぎ、自分たちのカフェを模索することから始めた。カフェ運営までのカフェ巡り、試作、商品開発を重ね、内装を準備し、カフェの宣伝も兼ねてシフォンの販売を2回行い、カフェやシフォンについてアンケートを行った。香友館で2回カフェを運営し、シフォンとドリンクセットでの販売、テイクアウトも行い、アンケートも行った。更に農園で畑を借り、野菜を育て、その野菜を使ったメニューを考えること、農園で育つハーブやその他の野菜が使えるなど農園に協力してもらえることも決まったので、これらを中心に次のカフェ運営にランチメニューが出せるように活動中である。

Caf_運営〜Home made nico〜 / 〜店内プロデュース〜
いらっしゃいませ(^o^)/香友会館でカフェを営業しています。店名は「Homemadenico」“手作りのもの”で“お客様を笑顔にしたい”そんな思いを込めてつけました。カフェを営業していく中でお客様に出来るおもてなしは、料理、内装、接客などがありますが、私は店内作りに力を入れ、内装のほとんどを布から一から手作りし、見て楽しんでいただけて、家のような温かみのある落ち着いた店内の空間を目指し作りました。発表では実際に作った内装の紹介や、お客様にご来店していただいてから、料理が提供されるまでの店員やお客様の流れをご紹介したいと思います。

Caf_運営〜Home made nico〜 / 心に響く宣伝
今年はテーマを「ナチュラル」と設定して野菜を使ったシフォンケーキやランチを提供していこうと思います。そこで私はカフェにたくさんの方が来てくれるようにポスターなどで宣伝を行うことにしました。コンセプトを伝えるのはもちろん、カフェを多くの方に知っていただくためにカフェのホームページを作成し、より活動がわかるようにブログも開設しました。多くの方に見てもらうために、ホームページやブログのQRコードを作りポスターやチラシに載せました。いままでの調査をもとにランチの開発など、今後もカフェのメニューや宣伝方法を改良していこうと思っています。

Caf_運営〜Home made nico〜 / おいしいシフォンケーキが出来るまで
私たちのカフェで作っているシフォンケーキはメレンゲ作りや温度、水分量など、作り方にとてもこだわっており、その辺のシフォンケーキとは一味も二味も違います。私たちのシフォンケーキの特徴は何と言っても、生地がとってもふわっふわなこと。しっとりしていて、弾力もちゃんとあり、これを食べた人は私たちのシフォンケーキのファンになること間違いなし!そんなシフォンケーキの作り方を、誰でも作れるようにポイントをおさえて分かりやすく説明します。また、カフェの看板メニュー“nicoシフォン(野菜シフォン)”誕生についてと今までの販売の様子をご紹介します。



宮内 正ゼミ

調理師科をもっと身近に! / 〜調理実習におけるチームワーク〜
みなさんは調理師科に興味がありますか?「興味はあるけど実際はどんな様子?」「なんか厳しそう……」と思っている人がほとんどではないでしょうか。そこで、1年間専門学校に通っていた経験をふまえて、専門学校の様子をお伝えします。その経験のなかでもとくに大きな位置を占めるのが「調理実習」です。決められた時間内に少ない人数で多くの料理を完成させなければなりません。スムーズに進めるためには班員の「チームワーク」が問われます。私は実習中にひとりひとりがどのように動き、それぞれの人がどのような役割を果たし、お互いのチームワークがつくられていくのか、を調べてみました。

居心地のよいカフェ空間とは
私は個人経営のカフェが好きでよく利用する。その個性あふれる空間にしばらく身を委ねていると、不思議と心がやすらぐ。またあるときにはわくわくする。そうしているうちにその空間にすっかり魅了されてしまう。照明の置き方、さりげないディスプレイ、工夫されたごはん……、ひとつひとつのディテール(細部)に至るまでオーナーのこだわりを感じる。家に居るときや日常の生活では味わえない、この独特の雰囲気や居心地。この居心地のよさとはいったいなんだろう。つい何度でも足を運びたくなってしまう個人経営のカフェ。これまでのフィールドワークを手がかりに、この居心地のよさを探っていく。

人はなぜcafeに集まるのか? / 〜cafeに行きたくなる理由〜
私たちがいつも何気なく利用しているカフェ。その目的は人によってさまざまです。勉強する、本を読む、コーヒーを飲む、考えごとをする、友達とおしゃべりする、大切な人を待つ……。いろいろな人がさまざまな目的をもって同じカフェという空間に集まり、それぞれ違うことをしています。ふつうならば出会うこともないような人たちが、カフェという空間を通じてつながっているような気がします。この8ヵ月間、いろんなカフェに赴き、フィールドワークを行ってきました。今回はその中で感じた、「カフェが人を惹きつけるのはなぜか?」という疑問についての考察を発表したいと思います。



宮城 重二ゼミ

お肌は生活の鏡!? / 〜お肌に負担かけていませんか〜
みなさんは普段、肌の健康を考えていますか?美肌をキーワードにした宣伝文句や情報に左右されがちですが、本当の美肌とは何でしょうか?正常な皮膚の状態を言うのではないでしょうか。肌は、紫外線や乾燥など外側から様々な刺激を毎日受けています。また、睡眠不足や精神的なストレス、運動不足、食生活の乱れなど内的な要因がホルモンの乱れと内臓機能の低下を招き、肌トラブルとして表れます。では、肌の健康のために日常で心がけることとして何が大切でしょうか?健康の肌のために大切な食生活やライフスタイルをみなさんに提案していきたいと思います。肌について今一度一緒に考えていきましょう。

長寿国の沖縄にいったい何が!? / 簡単!便利!がうみだした沖縄長寿の光と陰
毎年沖縄に行っていて沖縄の景色はもちろん、誰にでもフレンドリーな沖縄の人の人情、沖縄料理のおいしさに惹かれました。なかでも、沖縄料理は凄くおいしくて大好きです。しかし、せっかくこんなにおいしい料理なのに家に帰りレシピを調べてみると、見た目があまりよくないなと感じました。また研究を進めていく上で、沖縄の男性の平均寿命が他の県より低いこと、沖縄料理が若い人達が食べる機会がなくなってきてしまっていることが分かりました。今後はなぜ、男性だけが他の県より平均寿命が低いのか?その原因を追究し、もっと今の若い人達に沖縄料理を知ってもらい、デザインしていきます。

快腸! / 〜上手にとろう食物繊維〜
便秘で悩む人は多いのではないでしょうか。私自身、便秘に悩むことが多く、食生活が関係していると思っています。そこで、原因でもある「食」のなかでも、現在日本人の不足栄養素である食物繊維に着目し、便秘を改善させたいと考えました。みなさんは「食物繊維」と聞くと、どんな料理を思い浮かべますか??サラダの定番であるレタスは100g分で食物繊維量は1.1g。1個約400gすべて食べたとしても20代女性の摂取目標量のおよそ4分の1にしかなりません。便秘で悩む人たちに向け、食物繊維が効率良く摂取できるように、食事の提案を通して改善につなげたいと考えます。

ヨーグルトで見直す食生活
みなさんは普段どのようにヨーグルトを食べますか??ヨーグルトには食べると体に良いという健康食品としてのイメージが強いと思います。そのイメージを利用し、ヨーグルトを食べることで健康になれるということと共に、気持ちの面から食生活の見直しにつなげていけたらと思っています。そのために、まずヨーグルトの歴史や基本的な知識をご紹介します。その上で日本よりも多くヨーグルトが食べられている国、特にヨーグルト消費量が一位であるブルガリアの食べ方などを参考にしていきます。外国の文化も取り入れつつ日本らしさも忘れないで、日本人にあったヨーグルトの活用方法を探していきたいです。

心の健康と香り / 〜現代人にとっての香りとは〜
あなたはどんな香りが好きですか?近年、日用品売り場には、香りつき柔軟剤や香りつきシャンプーなどといった、香のついた商品が多く陳列されています。このように、現代人は商品に対する付加価値の香りによって、日々の生活の中で気軽に香りを楽しみたいという傾向があるようです。では、現代人にとって、香りはどのようなものなのでしょうか。人類が香りと出会った頃から現代までの香りの歴史を調べ、どのような目的で使われてきたのかを学びます。そして、現代における暮らしと香りの関わりについて、今一度見つめ直し、香りを通して現代人の心の健康について考えていきます。