ゼミ別 発表要旨



秋野 晃司ゼミ

端午の節句の食べもの「笹巻き」
端午の節句に欠かせない食べものと言えば、東京では柏餅ですが、山形では笹巻きと呼ばれる三角形の甘くないちまきです。なお、関西では甘いちまきであり、細長い円錐形をしています。また、西日本では柏葉以外の葉で挟んだもちが多いです。そして九州にはもち米が黄色く染まったちまきがあります。このように全国にはさまざまな葉包みの食べものがあり、形やもちの内容、葉の種類など多彩です。これらを比較しながら、葉包みの食べものについて考えます。また、フィールドワークを行った山形県遊佐町でつくり続けられている笹巻きについて報告し、笹巻きに寄せる思いや今後の存続の意味を考えます。

郷土料理の継承 / 山形県遊佐町にみる取り組み
食の簡便化が進み、多種多様な食材や食品が出まわる現代は、飽食の時代と言われています。好きな時に好きなだけ食べものが手に入るのが、当然のようになっており、豊かな食生活が営まれる反面、食の大切さや食の意味が失われつつあります。山形県遊佐町では農家の婦人たちを中心に、地場産の食材や郷土料理を守り伝えていく取り組みがなされています。地産地消や郷土料理が見直されつつある現代を見通したかのような取り組みは、現地の食環境を豊かなものにしています。フィールドワークや聞き取り調査などの結果も交え、郷土料理の継承について報告したいと思います。



磯田 厚子ゼミ

介護食 / ~いくつになっても美味しいものを~
「超高齢社会」の日本。総人口の23%が65歳以上の高齢者です。自分が高齢者となったとき、どんな食生活を送り、望むでしょうか。私は昨年、調理師科への学内留学中に介護食士3級を取得し、高齢者自身が様々な不自由さや味覚の衰えにより、食事を楽しむ意欲をなくしがちであると学びました。高齢者になると好みは変わる?食事の工夫とは?…介護食の実態を自分の目で確かめるため、介護施設「小規模多機能こもれび」にて介護食の調理・メニュー提案を行います。現場で学んだ介護食の現状を伝えると共に、自分の持てる力を生かした「食べたい介護食」を提案したいと思います。

宅配介護食提案!! / ~介護施設にて実態を調査する~
「宅配介護食」というサービスを知っていますか?特定の介護施設にて行われている料理を届けるサービスで、調理等が困難、嚥下障害を持っている高齢者の自宅へ介護食を届ける仕組みを指します。価格・配送形態・サービス内容などを個別にアレンジし、広い範囲の高齢者の利用可能性があると期待されています。そこで、川越市内にある介護施設の協力を得て、今回は介護食の調理補助体験を通じて調理から宅配までの一貫した食のシステムを学びました。また、香川調理製菓専門学校調理師科にて取得した調理技術と介護食士3級の学びを生かし、調理工夫など力を入れた面も含めて発表をします。

お菓子の軌跡をたどる / 洋菓子と世界史の意外なカンケイ
私は、ある時目にしたお菓子の誕生エピソードをきっかけにお菓子の歴史、背景について興味を持ち始めた。去年、学内留学で通った製菓科での知識に加え、お菓子について知るほど楽しくなり、それは作る、食べるとは違う魅力の1つとなった。目的・実習内容:文献を読み、お菓子の名前の由来や誕生するまでのルーツを知り、それぞれのお菓子のイメージをまとめ、お菓子の新しい楽しみ方を伝える。まとめ・今後の予定:今回は、多くの人に親しまれている定番なお菓子を中心にまとめた。今後は、主にフランス菓子についてまとめ、中でも、日本ではあまり馴染みのない郷土菓子について紹介していきたい。

気持ちで繋がるフードバンク / ボランティア活動を通じて
皆さんの大好きな洋菓子!!その美味しさを作っているのは、卵・乳製品・小麦粉の3つで、ケーキやクッキー、プリンなど様々なものに使われています。しかし、アレルギーを持つ子供たちはこの3つの食材が食べられないので、私たちのように洋菓子を楽しむことができないということをご存知ですか。一応アレルギー用のお菓子は売っていますが、皆さんの食べているものに比べたら食感も違いますし、あまり美味しくありませんでした。そこで私は、この3つの食材を使わなくても作れるケーキレシピを開発して、アレルギーを持つ子供やその家族に楽しんでもらいたいと考えています。



磯田 厚子・浅尾 貴子ゼミ

卵・乳製品・小麦粉を使わない洋菓子の開発 / アレルギーを持つ子供のためのデコレーションケーキレシピ
日本では年間500万トン~900万トンの食品が無駄に捨てられている中75万人以上の人々が栄養のある十分な食事を得られない状況にあります。フードバンクは、食品関連企業や農家、個人などから食品の寄付を受け、それらを必要としている人たちに届ける活動をしています。日本ではまだ馴染みのない言葉ですが、発祥の地アメリカでは40年以上の歴史があり、広く知られている活動です。実習先のセカンドハーベスト・ジャパンでの炊き出しに参加や被災地への物資支援活動などを発表するとともに、ボランティアに興味のある栄大生へ、メーリングリストを作成し情報を発信したいと思います。

新感覚「醤油スイーツ」 / ~日本の伝統調味料を生かした商品企画開発~
みなさん、醤油はよく使いますか??いま、家庭で使われる醤油の量は40年前に比べると43%も減少しており、近年では「おたまはん」「食べるラー油」などの複合調味料の人気で、純粋な醤油を味わう機会が減っているようです。そんな中、上質な醤油を製造している坂戸市の「弓削多醤油」さんと出会い、伝統調味料を使った商品開発をする機会に恵まれました。“醤油を使った今までにない商品を”と考えたこの8ヶ月間、調味料売り場の調査やたくさんのスイーツ類を試食してきました。今回は、今までの調査結果や現在開発中の醤油スイーツについて、みなさんにご紹介したいと思います。

新スタイル和食メニュー開発で健康応援 / *日本の歳時記や食材の旬を踏まえたヘルシーメニューの提案*
坂戸市との産学提携で、和食店のメニュー開発をしています。現代の日本では、いつでもどこでも簡単に食材が手に入り、とても便利になりました。しかし、その分だけ食材の旬を知る機会が少なくなり、安価な惣菜や弁当が身近にあふれているようです。だからこそ、健康に良くて四季を感じる和食(日本料理)の良さを見直したいと考えています。さらには、和食といっても様々なスタイル食のものが増え、斬新なスタイルの料理が身近にあることも市場調査によって知りました。葉酸などの栄養価を意識しながら坂戸市内の和食店のメニュー開発を行い、実際に採用された例と開発中の夏メニューについて発表します。



磯田 厚子・稲葉 恭二ゼミ

あがる!プロ意識♡ / ─学内留学制度─
私は昨年、wスクール制度を制度を利用して調理師科に通っていました。みなさんは『調理師科で得られること=調理技術』、『調理師科の授業=調理実習』だと思っていませんか?実は、調理技術の裏付けとなる座学や実習などのイベントも1年間でたくさん行います!そのため、技術と同時に食の知識もしっかり学ぶことができ、日を重ねるごとに『料理人としてのプロ意識』がグングンあがります!今回、調理師科での1年間の授業をベースにその中での学び・身に付けた『料理人としてのプロ意識』について発表したいと思うの で、調理師科に興味がなくてもプロ意識が気になる人はぜひ見に来て下さい!

やればできる!調理師科での経験 / 調理師科で身に付けた技術
私は調理師専門学校へ一年間学内留学をして、技術の向上を目指し練習するなかでたくさんのことを経験し、学ぶことができました。専門学校で前期と後期に行われる実技試験を振り返り、身に付けた調理技術や練習についてピックアップをしてお話します。また、包丁のちょっとしたうんちくや調理のコツも教えちゃいます!!今後のテーマとしては、一日の中で一番最初に口にする朝ごはんには“げんかつぎ”のような役目があるのではないかと考え、みんなの朝ごはんについて調査をし、身に付けた調理技術を生かして、私なりにげんかつぎ朝ごはんを提案したいと思います。

北海道の食文化とメニュー開発 / ごまだれの開発
調理師科に学内留学をし、専門学校の先生の下で商品開発。女子栄養大学が提携する、北海道士別市にある「かわにしの丘しずお農場」。その農場のラム肉のしゃぶしゃぶに合うごまだれの開発をしました。ラム肉と聞いてイメージするのは、その独特な風味。これが苦手という方も多いのではないでしょうか?私たちは、市販のごまだれでは解消できないその問題に着目しました。しずお農場のトマトを使用した、他にはないラムしゃぶ専用ごまだれの開発のプロセスを紹介します。そして今回は北海道の食文化も併せて発表します。これらのことを活かして、最終的にメニュー開発をしたいと考えています。

ひつじLIFE~もっと身近な羊肉へ~
「羊肉」と聞くと多くの人はジンギスカンを連想するでしょう。一時期は「美容に良い」「効能がある」と話題になりながらも、一般に普及しているとは言い難く、牛、豚、鶏等「食肉」としての扱いとは全く違うものと感じます。そこで、羊肉には実際はどのような特徴、効能があるか調べることで、羊と私たちの関係を再認識していきます。また、羊肉が身近にある北海道、海外は主にアジアを中心に、実際に羊はどのような調理法で食べられているのか、風土、気候による違いを知り、それをどう私たち日本人に応用できるのか、味覚に合った羊肉の食べかたを考えていきたいと思います。

ジャガイモを美味しく食べよう! / 北海道のジャガイモを使って
ジャガイモと言えば北海道を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。実際に全国のジャガイモの約80%を北海道で生産しています。寒暖の差が大きい北海道の気候と広大な大地はジャガイモを育てるのにとても適しているのです。現在ジャガイモは私たちの食生活に密着しており、カレーやシチューなどの材料の一品として入れられたり、ジャガイモがメインになっている料理も数多くあります。しかし調理方法や品種によって粘りや硬さなどの食感が全く変わってきてしまいます。そこで、より美味しく食べるための調理方法を北海道のジャガイモを用いて調査し、今後料理の提案をしていきたいと思います。

コーヒーの淹れ方について / ~あなただけのおいしいコーヒー~
みなさん、コーヒーは好きですか?『コーヒーはどれも同じ味!』と思う人も多くいると思います。しかし、コーヒーは焙煎具合、挽き方、抽出器具、保存方法などを変えるだけで味が変わります。『苦味のある濃いコーヒーが好き』『さっぱりしたコーヒーが好き』というようにコーヒーの好みは人それぞれだと思います。今回の発表では、コーヒーの淹れ方について紹介します。『あなたにとってのおいしいコーヒー』を発見するきっかけになったらと思います。そして、コーヒー好きの方にはより楽しんでもらえるよう、あまり興味のない方には少しでも興味をもってもられるようコーヒーの魅力をお伝えします!



磯田 厚子・駒場 千佳子ゼミ

野菜をおやつに / やさいのおやつbook~学生編~
今話題の「野菜スイーツ」!皆さんはご存じでしょうか?私たちはより身近に感じていただくため、家庭で簡単にできる野菜のお菓子づくりをテーマに研究しています。家庭で余らせてしまう野菜や、野菜嫌いな人へのきっかけづくりに少しでも役立てたい!そんな思いから始まりました。昨年、製菓科にダブルスクールしてきた経験を活かし、レシピを考案しています。1年間学んだ知識などもレシピbookに記載することで、より理解のできる本を提案したいです。学生編では一人暮らしの方でも手軽にお菓子づくりができるよう、一人分レシピの開発を進めています。興味のある方は、ぜひ見に来て下さい。

野菜をおやつに / やさいのおやつbook~親子編~
みなさん野菜は好きですか?野菜は好きだけど、なかなか使いきれなくて無駄にしてしまう。そんなことはありませんか?そんなあなたのために!調理で使いきれずに余ってしまう野菜を使って、簡単にできる「野菜のおやつ」を考え、みなさんに提案します。私は、去年学内留学制度を使い、製菓科でお菓子作りの基本から応用までたくさんのことを学びました。そのことをいかし、そのつど買い物に行く必要がなく、家にある材料で作ることができるおやつのレシピを研究しています。そして、簡単に作れて、おいしい!子どもが野菜を食べるきっかけになる。そんな『やさいのおやつbook』を作成します。



奥嶋 佐知子ゼミ

食ってなあに?~教えて!食育★レンジャー~ / 上手に切れるもんっ!!
「1人で出来るもん!」小学生だって一人で料理したい!お家でお手伝いしたい!私は料理教室で子供たちに食に興味持ってもらいたい。その一つとしてまずは料理することに欠かせない「包丁に慣れてもらう」こと。包丁を使うことは怖いと感じる子供がいるため、お家のお手伝いの中でも食材を切るお手伝いをしない子供がいる。料理教室を通して野菜の切り方を教え、包丁に慣れてもらい、料理する事に興味を持って楽しんでもらいたいと思う。子供たちでも簡単にでき、よく使われる、輪切り・いちょう切りなどを2ヶ月に1種類のペースで伝えていく。安全に野菜を切ってみんなに自慢しちゃおう!

食ってなあに?~教えて!食育★レンジャー~ / 食育レンジャーと一緒に楽しくお料理!
月3回、小学生を対象に料理教室を行っている。料理をするにあたって、大切なものの一つ、レシピ。レイアウトに凝ったもの、文字だけで詳しく書いてあるものなど、レシピにも色々ある。では、子どもにはどんなものが良いのだろう?これを見れば、一目瞭然!これさえあれば、料理が出来ちゃう!料理って楽しい!そんなレシピを作りたい。そのためにはどうしたらいいのか。絵がいっぱいあれば良い?キャラクターで子どもの興味を惹く?こういった思いから、食育レンジャーは誕生した。食育レンジャーと一緒に楽しく、順序を守ってお料理すれば、きみもきっとお料理上手!

食ってなあに?~教えて!食育★レンジャー~ / おうちごはんのススメ─家庭の味を伝える─
「子どもたちに食に興味を持ってもらおう」というテーマで、千代田児童館と三芳野児童館に通う坂戸市内の小学3年生から6年生の35人を対象にした料理教室の企画・運営を行っている。その中で私は、「家庭料理の伝承」と「家庭の味」の大切さを子ども達に伝えるために「家庭料理」という言葉を親しみやすく「おうちごはん」という言葉に変えて教えていこうと考えた。夏休みには子ども達が好きな「おうちごはん」のレシピを書いて、おうちの人と実際に料理を作ってもらい、コミュニケーションを取りながら家庭の味を受け継ぐきっかけとなるようにしたいと考えている。



奥嶋 佐知子・石川 裕子ゼミ

楽しんで実践できる男性料理 / 切り方をマスターしよう!!
家で料理教室のメニューだけでなく、料理をしてもらうために、「家で実践でき、楽しんで作る料理」を主なテーマとし、中高年男性を対象に豊島区池袋で月に1回料理教室を行っている。健康的な食事(1日に必要なエネルギーの1/3量、塩分量は1食3g未満をめざす)をわかりやすく伝えることを目的として献立を立てている。その中で私は、対象者が今後いろいろな切り方ができるように、料理教室で作成しているレシピで毎月ひとつの「切り方」を写真入りで分かりやすく紹介し、分かりやすかった点や分かりにくかった点を毎回聞いている。その結果より、どういう点を工夫したら良いかを検討し、発表する。

楽しんで実践できる男性料理 / 食材を使いきろう!!
料理教室のメニューだけでなく、家で料理をしてもらうために「家で実践でき、楽しんで作る料理」を主なテーマとし、中高年男性を対象に豊島区池袋で月に1回料理教室を行っている。健康的な食事(1日に必要なエネルギーの1/3量、塩分量は1食3g未満をめざす)をわかりやすく伝えていきたいと思い献立を立てている。私は、旬の食材は栄養価が高く、おいしいことを知ってもらうことを目的にレシピを作成している。また、献立に使用した食材だけでなくその他の旬のものも紹介している。家で実践するときにも旬の食材を意識するようになったか、アンケート結果について報告する。

楽しんで実践できる男性料理 / 旬の食材を食べよう!!
家で料理教室のメニューだけでなく、料理をしてもらうために、「家で実践でき、楽しんで作る料理」を主なテーマとし、中高年男性を対象に豊島区池袋で月に1回料理教室を行っている。健康的な食事(1日に必要なエネルギーの1/3量、塩分量は1食3g未満を目指す)をわかりやすく伝えることを目的として献立を立てている。私は、毎回の献立で使用した食材のうち余りやすいものを1種類取り上げ、食材を無駄にすることがないように、おいしい料理や保存方法を紹介している。この働き掛けにより対象者がどのように変化したか、12月から5月に行った料理教室、アンケート調査の結果などを紹介する。



五明 紀春ゼミ

地域復興にかけるわたしのカリフラワー / ~おいしく食べる100選レシピ~
野菜のスイーツや健康志向のブームがある一方で、野菜の消費量は低下の一途を辿っている。カリフラワーは、普段、料理の添え物になっていることが多く、自分から「食べたい!」と思う食材というわけでもない。そんな影の薄いカリフラワーに脚光を当て、食卓の主役になるようなレシピを提供する。それによって、カリフラワーの可能性を知ってもらえば、野菜の消費量が増え、更には地域復興に繋がる。「地域復興」とした理由は、2005年の新潟県中越地震の被害にあった被災地小千谷市の「特産品カリフラワー」を広めることで、地域が活性化され、本当の意味で復興すると考えたからである。

I love 人参!! / ~人参嫌いを克服するためのレシピ~
私はにんじんが大好きです!!しかし一般論的に人参が大好きという人は少なくむしろ嫌いという人が多いというイメージがあります。子供は「まずいから嫌い!」といって食べない子が多そうですが、果たして我々、大学生はどうなのでしょうか??そこでまずは大学生を対象に「人参はすきか嫌いか」という調査を110人に聞いてみました。果たして人参嫌いは多いのか!?その理由はなぜなのか??そしてどうすれば人参嫌いが減り人参好きが増えるか??そんな人参嫌いを克服するためのレシピを考えていきます。前期ではまず!人参の栄養価を主に素晴らしい魅力について発表します。

愛しのジャガイモ / ~ジャガイモの魅力を究める!~
肉じゃが・ポテトサラダ・ジャガバター・吹かしイモ、ジャガイモには思っている以上に様々な食べ方がある。料理に合わせて品種を変える事も出来て、味の幅も広がる素晴らしい野菜、それがジャガイモなのだ!そんな凄い野菜ジャガイモの魅力を高めるにはどうしたら良いか。メジャーな食べ方から、意外な食べ方。型に捕らわれない調理法の提案、ひたすらジャガイモの事だけを質問したアンケートから見えてきたもの。そして栃木県の一部で食されている知名度は低いが美味しいB級グルメ『ジャガイモ入り焼そば』について。一人でも多くの人が、ジャガイモへの愛を深める発表をしたい。

なし / ~「茨城=梨」へのあゆみ~
私の故郷茨城県は、梨の収穫量全国第2位だ。晩夏の暑い日、外から帰って冷蔵庫でキンキンに冷やした梨を食べると口いっぱいに甘く清々しい果汁が広がって、最高にうまい!「りんご=青森」「さくらんぼ=山形」というのは周知の事実で定着しているのに梨のイメージは湧きにくい。ここに目をつけ、幼い頃から大好きだった梨の知名度アップという形でどうにかリードできないかと考えた。日本文化と深い繋がりを持つ梨の歴史・品種・成分・効能・選び方・保存法・既存の梨加工食品などを掘り下げて魅力を発信するとともに、レシピの紹介・提案などを通じて「茨城=梨」の印象づけを図る。



島崎 とみ子ゼミ

日本人と豆のかかわり / ~戦後から今日まで~
現在、日本では豆を調理して食べることが少なくなっていると感じる。自分自身もこれまでの生活で特に豆に対して関心なく食生活を送ってきた。なぜ私達日本人は豆を家庭で調理して食べることが少なくなってしまったのだろうか?豆はおいしく、体に良いが、その良さを知らない人は多い。これまでの日本人と豆の関連を調べるために、食生活に密接した雑誌『栄養と料理』を創刊年から豆の記述や料理を抜粋してみようと思った。そしてどんな豆、どんな調理法、どんな料理を紹介しているのかを調べる。また、その年代に日本人と豆の関係がなぜそのようになっているのかを調べ、発表する。

日本のものになったラーメン / 受け入れられ、育てられた麺
日本人はラーメン好きがとても多いように見受けられます。中国から伝わったラーメンが何故日本に広まり、日常食となったのか調べています。水戸黄門が日本で最初に食べたラーメンは、豚と鳥のスープと麺を合わせた塩味のものでした。開国を経て日本人の好きな醤油味に変化したラーメン。日本人に受け入れられるように、そばやうどんの要素を取り入れて進化したラーメン。このようにラーメンは時代にあわせて、和風化されてきました。歴史の浅いラーメンは制約の少ない食べ物なので、様々な料理の要素を取り入れて今も進化し続けています。そんなラーメンの和風化による進化の過程を追いかけています。

長崎に伝わった異国料理 / ~卓袱料理~
日本は昔から、さまざまな国の人たちと交流をしてきた。その中で日本の人々は他国からの文化を受け入れ、どのように自分たちの生活の一部として取り込んできたのだろうか?日本の文化の良き所を失うことなく、他国の文化を上手に取り入れてきたのか?江戸時代、特に長崎は海外の文化の影響を受け、時代の流れを受けていたのではないか!?さらには、“流行の発信地”だったに違いない!!そう確信した。そんな魅力のある土地の長崎を選び、長崎に伝わる料理について調べた。当時の料理書からは異国料理に日本の古くから使われている調味料を融合させた料理などもみられる。



高城 孝助ゼミ

一皿で幸せを感じたい / ワンプレートのコーディネート
私たちが生活していくうえで欠かせない「食事の場」は、味覚・臭覚・視覚・聴覚・触覚といった人間の五感を全て使う場でもあります。私たちはこの五感を総合的に感知しながら“おいしい”と感じます。特に視覚で85%を判断するそうです。以前、配色の勉強をした時に様々なものの情報やイメージは、色の組み合わせによって伝わり方が変わることを学びました。その色の調和や配色の仕方、盛りつけ方を一枚のお皿の上で表現し、おいしい料理をよりおいしく、楽しい食事の時間をより楽しく過ごせるような、視覚で楽しむワンプレートのコーディネートを考えていきます。

ディズニーランドの魅力 / ホスピタリティーを外食産業にも
100年に1度の不況と言われている今、過去最大の入場者数を獲得したディズニーランド。リピーター率95%、年間パスポート保有者7万2千人。強い固定ファンに支えられて成長を続けています。ディズニーランドの人気の秘密は、キャラクター、音楽、パレード、華やかな雰囲気で、子供や大人、誰でも楽しめる場所というだけではなく、感動を与えるサービス(ホスピタリティー)にもあると考えられます。この不況期、ディズニーランドのような優れたホスピタリティー精神をレストラン、居酒屋などにも積極的に取り入れ、これからの外食も日本も盛り上げていきたいです!!!!!

カフェ・ごはんにおけるアレコレ / ~「食べたい」「おいしい」を感じさせる魅力とは~
現在の日本の「食シーン」は大きく変化しています。食事を取る時間帯は従来、「朝・昼・夜」が一般的でしたが、最近は、それ以外の時間帯の利用者が増え、生活様式の変化に伴い様々なスタイルで食事を摂る事が多くなってきています。従来の喫茶店等で提供されてきた「軽食」と、本格的な「食事メニュー」の中間に位置する食事形態の「カフェ飯」や「カフェメニュー」が注目を集めています。それらは、女性向けでお洒落で少量で・・・と言ったイメージではないでしょうか。そこで、従来の枠にとらわれない、男性を含む幅広い層が頼みやすく、また魅力を感じるメニューとはどのようなものか追求します。

チョコレートの魅力 / チョコレートを主食にする
みなさんチョコレートは好きですか?嫌いだという人はあまりいないと思います。でも、カロリーを気にして食べたいけど食べられないっていう女の子も少なくないのではないでしょうか。そこで、お菓子としてのイメージがあるチョコレートから、毎日食べられるような主食になれるチョコレートを提案していきたいと思います。チョコレートができるまでの加工方法、ひと手間、原料の原産地などから、チョコレートの効果を導き出し、主食チョコレートに近づけます。今後は、人にとっての適度な量のチョコレートを考え、チョコレートの特徴を生かしたレシピ提案をしていきたいと思います。

1人で入れるもん(・∀・)!! / ~女性が気軽に入れる店とは~
あなたは1人で飲食店に入れますか?マック、スターバックス、お洒落なカフェetc・・・。このような女性客が沢山いて、洋食メインの飲食店なら気軽に入れると思いますが、牛丼屋、ラーメン屋、定食屋などの男性客ばかりの店はどうでしょうか?やはり、少し躊躇してしまうのでは。そんな中、「大戸屋」は定食屋であるにも関わらず女性客の獲得に成功しています。現代の外食産業の競合先はコンビ二、中食産業など広範囲です。食べたいけど、入りづらい。そんな女性客を逃がすのは売上チャンスロスです。では、どんな店なら女性が1人で入りやすいのでしょうか?!これが、私の研究テーマです。

インターネットカフェの魅力を追究 / これからのインターネットカフェとは・・・・
私にとってインターネットカフェは、狭い空間で誰にも邪魔されない自分の部屋のようにくつろげる空間でとても大好きです。しかしその反面、他者も利用している為、空気が気になり清潔感が無い事や狭すぎて圧迫感を感じる事など、さまざまな問題点があげられます。現在のインターネットカフェの多くは、若者向けで年齢層の高い方には近寄りがたい空間です。今後さらに高齢者社会になる事を考え、利用者の年齢層の幅を広げ気軽に入れてくつろげる空間を提供したいと思い、インターネットカフェの魅力について考え、自分なりの店づくりをしようと思いました。

購買意欲を高めるパッケージとは / コンビニにおける商品のデザイン
「これおいしそうだな」「何だろう、気になる。買ってみようかな?」、商品を購入する時に、商品のパッケージを見てそう思ったことはありませんか?今、世の中には様々な商品が出回っています。同じ商品なのにこっちの商品の方がおいしそう、ついつい買ってしまう、そんな経験があるのではないでしょうか。魅力的で人を惹きつける、特に若い女性に好まれるパッケージとはどのような特徴や条件を持っているのか、私はそれを探っていきたいと思います。そのために、若い女性の利用が多いコンビニエンスストアでは、どのようなパッケージの商品が目立っているのかを調べてみました。

腸内改造計画 / ~さよならぽっこりお腹~
先日、激しい吐き気と腹痛で動けなくなり、救急車で運ばれました。原因は便秘。今回ほど症状がひどかったのは初めてですが、小学生の頃から便秘に悩まされてきました。私の周りにも便秘気味な子もいれば毎日快便な子もいるので、便秘な人と、そうでない人の食事やライフスタイル、文化、時代の違いに関心を持ち調べることにしました。今回は性別、年代別で腸内環境や食生活に関するアンケート調査を実施し、今後は本発表に向けてアンケート結果や自分のお腹を実験台にしながら研究を進めるとともに、便秘で悩む人たち向けの新しい便秘改善メニューを提案したいと思っています。

居酒屋のプロデュース / 固定客化のプログラムの開発
みなさん居酒屋は好きですか?私はお酒が大好きで、居酒屋で働きながら仕事終了後に必ず1杯は飲んで帰ります。居酒屋とはお酒を飲み、美味しい料理を食べ、日頃のストレスを発散させたり、お喋りをしたりなどして楽しむ場所です。しかし、最近は『安い』だけのあまり個性のないお店が多いのではないでしょうか。そこで、『安い』だけではなく、お客さんはもちろん店員さんも一緒に楽しむことができる個性的なお店をプロデュースしたいと思いました。実習内容は、立地選定、メニュー・商品計画、店舗設計、投資・収支計画を行なっていきます。将来、お金がたまったら居酒屋を経営したいです\(^O^)/

飲食店の繁盛の法則を探る / 厳しい経営環境にどう対応するか
皆さんは、外食する時にどうやってお店を決めますか?インターネットのグルメサイトで検索してみると、居酒屋やファミリーレストラン、専門料理店など多種多様なお店が出てきます。近年、景気低迷のあおりを受け外食産業の顧客獲得が激化している中、次々と新店舗・新業態の店が開店していく一方、看板を下ろす店も少なくありません。しかし、その中で客足の絶えないお店もあります。では、そんな繁盛店はどんな経営をしているのでしょうか?客側の視点と店側の視点、両方の視点から繁盛の法則を探っていくとともに、厳しい経営環境にどう対応していくべきなのかを考えていきます。

ラテアート / バリスタからのメッセージ
写真のようなカプチーノやカフェラテが出てきたら、あなたはどう感じますか?この一杯を淹れたバリスタの気持ち、伝わりますか?最近のカフェやバールでは、接客、味、値段に加え、+αのサービスが求められています。ラテアートされているカプチーノやカフェラテもその一つです。バリスタを育成するための学校や講習会があり、日本バリスタ協会では、資格認証も行っています。絵の描かれたコーヒーが出てきたらうれしく、その日一日が幸せな気分になりますよね。そんなコーヒー一杯に含まれている、バリスタのサービス精神とおもてなしの心を、ラテアートの紹介とともにお届けしたいと思います。

オリーブを、もっと自由に! / オリーブオイルの新・食べ方提案
健康や美容に良いことで知られるオリーブオイル。日本においても、食用油としてその地位が確立されています。鮮やかな黄金色、独特の香りと風味、オリーブオイルをふんだんに使った地中海料理…と、ここまではお馴染ですが、オリーブオイルと一口に言っても、オリーブの栽培地、品種、天候、栽培の時期など様々な要因によって、全く異なった風味のものになります。風味の違いを活かせば、今まで以上にもっとオリーブオイルの使い方の可能性が広がるはず。パンにつけて…、パスタの仕上げに…、だけじゃない!オリーブオイルを“万能調味料”として、新しいおいしさを探りたいと思います。
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ドッグカフェのコラボ / 異業種店舗との複合化
ペットブームの拡大に伴い、近年は「猫カフェ」や「ドッグカフェ」などのカフェが各地で見られるようになりました。我が家では犬を飼っており、家の近所に飼い主と犬が一緒に行って楽しめ、料理も美味しいドッグカフェが出来たらいいなと思っています。「喫茶店と本屋」「牛丼屋とうどん屋」など、小売業でも外食業でも最近は異業種店舗との複合化という形態が見られます。そこで、犬を飼っている人の利用を拡大するための「ドッグカフェ」と異業種とのコラボした店、また、犬好きだけど飼っていない人、住宅事情等で飼えない人達も利用できる複合化店を考えてみたいと思います。

外食における危機管理 / ~リスクを最小に抑えるために~
飲食店において、料理が遅い、髪の毛が入っていた、などの体験をしたことはないでしょうか?また、アルバイト先でそのようなクレームを受けたことがある人もいるのではないでしょうか。お客様からのクレームはどのような業種でもありますが、飲食店は他の業種よりもクレームが多いのではないでしょうか?なぜ飲食店でクレームが多発してしまうのか、それはリスクマネジマント(危機管理)の認知度と導入率が低いことと、従業員教育の不徹底に問題があるのではないかと考えました。経営にはリスクが付きものですが、リスクを最小に抑えるためにどのようにすれば良いのかを研究したいと思います。

ヘルシー日本食 / ~アメリカに日本食を広めよう~
海外旅行に行くと、名所・旧跡を訪れると同時に、その国の料理も楽しみですね。しかし、帰国が近づくと何故か日本食が恋しくなること、ありませんか?お米大好き娘の私は、着いた日から日本食のお店を探してしまいます。今や何処に行っても日本食店があり、日本と同じメニューが並んでいます。ホッとひと安心、嬉しくて箸をとりますが“何だか違う!”と感じることもしばしば…これは、何故なのでしょう?Low calorie,Healthy,Beautifulと評判が良く人気の日本食、海外の日本食と日本の日本食は、何がどう違うのでしょうか。私なりに“海外の日本食とは!”を考えてみました。

コンビニスイーツの魅力 / ライバルはスイーツ専門店!?
近年、コンビニスイーツが大変なブームを巻き起こしている。ローソンのプレミアムロールケーキを筆頭に、各コンビニチェーン店で爆発的人気を博する商品も少なくはない。テレビでは大手コンビニチェーン店の工場の裏側が取り上げられることもあり、その勢いはますます加速するばかりである。以前はそこまで注目されることのなかったコンビニスイーツが急成長を遂げた理由とは何か?人々がコンビニスイーツに魅了される理由とは、求めるものとは何か?まだまだ歴史が浅く、今後伸びしろのあるコンビニスイーツの魅力を追及し、その現状と今後の発展を考えていく。

ライフスタイルアソートメント / 新しい売り場の提案
ライフスタイルアソートメント…地域住民のライフスタイルを把握した上で、地域住民に合った品ぞろえを提案すること。そして例えば…*ジャガイモ・人参・玉ねぎ・カレーのルー・福神漬けを一緒に陳列 *うどん・紅ショウガ・魚肉ソーセージを一緒に陳列* そうすることで、食材と共に、カレーと焼うどんのレシピを消費者に提供できている。これは関連したものを一緒に陳列しているクロスマーチャンダイジングという手法。このようにして『売り場』を作っている埼玉を拠点とするスーパーであるヤオコーを事例にして、ライフスタイルアソートメントを考えてみました。



高島 美和ゼミ

スペイン食文化
あなたは「スペイン」というと何を思い浮かべますか?トマトばっかり食べている印象がありませんか?スペインはヨーロッパの南西部に位置し、古くからさまざまな民族と文化が交錯してきました。そのため地方や町ごとに食材や文化に多彩な個性を持ちます。私は去年の夏にスペインを訪れ、その独特の明るさと温かさを肌で感じてきました。中でも驚いたことは食習慣の違いです。一日五食を基本とするスペインでも近年、健康に対する意識が強まっています。健康に対してのスペインと日本の違いはなにか、食文化を通して比較しながら健康への道を探っていきたいと思います。

「ハリー・ポッター」から見るイギリス料理
みなさんはイギリスの有名なファンタジー小説、「ハリー・ポッター」を読んだことがありますか?私は「ハリー・ポッター」の全作品を読んで、この作品がとても好きになりました。そのハリー・ポッターには食事シーンが数多く登場します。登場する料理はどれもおいしそうです。しかし、私はイギリス料理について何も知りませんでした。また、料理だけでなく、イギリスという国についてもほとんど知りませんでした。そのため、私はイギリスの料理や国について調べてみようと思いました。今回の発表では、「ハリー・ポッター」を通してイギリスやイギリス料理について調べたことを発表したいと思います。

BRASIL食文化♡♡
「ブラジル」と聞いて皆さんはどんな国を想像しますか?サッカー、コ―ヒ―、アマゾン、情熱の国。色々あると思いますが、日本の真裏に位置するので、あり知らない人が大半だと思います。けれど、実際に行くと日系社会があり日本とつながりが深いと分かりました。サンパウロでは日本食レストランの多さに驚きます。また広い国土の中で地域ごとに全く異なる顔を持ち、料理も様々だと分かりました。南国ならではの果物など、豊富な食材と魅力的な食文化のある国ブラジル。そこで今回は、自分の体験を通して、写真とともにブラジルの食をメインに紹介します。

ボンジュール!フランス菓子
小さいころから洋菓子が好きでした。お菓子を包んだきれいな箱や包装紙にも心を奪われてきました。それらには大抵「フランス菓子~屋」と書かれているではありませんか。なぜ日本で洋菓子といえばフランスなのでしょうか。そこには歴史的背景がありました。フランス王室が最も栄えた時代までさかのぼって考察し、日本人を魅了し続けるフランス菓子に迫ります。また日本人にとってフランス菓子は楽しむためのものですが、フランス人とってはそれだけではありません。伝統・歴史があります。そういった食文化の違いを知ってさらにフランス菓子を楽しんでもらうきっかけにしていきたいです。

ドイツの食文化とパン
ドイツの食といえば山盛りに積まれたジャガイモにソーセージ、ビール。素材を生かした素朴な家庭の味…というイメージを持つ人が多いのではないのでしょうか。しかしそれは、ドイツのほんの一面でしかありません。例えば、ドイツはパンの種類が世界一だということを知っていますか?「黒い・硬い・すっぱい」と言われるドイツのパン。主な材料として使われるライ麦もかつては雑草として扱われていました。そんなドイツのパンが生まれたのも様々な理由があります。ドイツの食文化やその特徴とともに、今回はドイツ発祥の民話集・グリム童話を通してドイツパンの歴史や当時の役割について考えていきます。



高橋 勝美ゼミ

おいしいし、大谷石
私の地元の宇都宮には、特産品として温かみのある石、大谷石がある。大谷石は塀などによく使われるが、地元でも知らない人が多い。しかし大谷石はゼオライトの一種であり、消臭効果や熟成効果などエクステリアだけではもったいない性質をもっている。このような宇都宮の魅力の一つである大谷石の可能性をもっと広げ、大谷町の活性化につなげたい。食と石のコラボレーションから食空間を豊かにできれば嬉しい。実際に採掘場を訪れ自分で加工した経験をもとに、大谷石の持つさまざまな性質を生かした食空間への利用法を考案し、食を楽しめる製品を試作し、発表する。

サメに目覚めて / 人喰いサメを食べる?!
サメといえば、ジョーズに代表されるような、恐怖をもたらす存在として認識されているだろう。しかし、それだけのサメではない。普段から刺身や煮付けなどで、サメを食べる習慣がある地域も存在する。お祭りでサメを神饌にする地域もある。私達がお正月によく食べるかまぼこにも、すり身になったサメが使用されている。このように、意外に人とサメとの関わりは大きい。より身近に感じてもらえるよう、今回の実習を通してサメ=恐怖のイメージから、サメ=おいしいというイメージに変えたい。そのために、日本で食べられているサメと、料理方法などを紹介し新しい料理を提案したい。

長岡野菜の魅力 / 未来へのメニュー提案
長岡にはトマトのような形をした茄子があり、長岡巾着なすと言われている。その他に、神楽なんばん、いとうり、ゆうごう、体菜、おもいのほか、ずいき、だるまれんこんなど13品目を長岡野菜と言っている。これらは、ハウス栽培などの現代技術は使わず、旬の季節でしか栽培されず、伝統技術で栽培されている。その為、生産量は年々減りつつある。そこで、長岡出身の私としては他にない長岡野菜の魅力、例えば神楽なんばんの、後からスーッと広がる爽やかな独特の辛さなどをさらに探り、その魅力を引き出すような創作メニューを開発して、より普及させていきたい。

召しませ漬物 / 福井県を漬ける
■「漬物」といえば梅干や浅漬け、沢庵付けなど野菜を漬けたものを思い浮かべると思う。では豚肉の味噌漬け焼き・生魚の麹漬けなども「漬物」と分類されるのは知っていただろうか?このような動物性の漬物をもっと多くの人に理解してもらうためにテーマに取り上げた。■動物性の漬物を認知してもらうため、へしこという魚の漬物で有名な福井県を舞台にした。ここ数年福井県ではサワラの漁獲量が増えているのでこれを漬け物として試作、保守的になりやすい味覚の壁を打破したい。また、保存食とされてきた漬物の枠を広げ、そうした常識を超えた時代の食卓にあう漬物を考案する。



田中 久子ゼミ

伝統食でつなぐ食育 / ~秩父市栃谷の事例から~
昔から今へつながっている伝統食は人から人へ受け継がれ、伝えられていく。伝承していくには歴史やルーツが書物などに残され、それをつないでいく必要がある。そのためには地域が協力し、一体となり、つないでいくことではないだろうか。秩父市栃谷では、農村の地域資源を活用するべく遊休化していた農地の復活と直売所の開設を目指すふるさとづくりの活動を行っている。この活動に参加し、伝統食のたらし焼き、紫とうもろこし粉を使用した料理の商品化に携わり、歴史やルーツなどを地域の人々と交流しながらまとめた。そして商品として売れるメニューを時代背景をふまえて発表する。



根岸 由紀子ゼミ

究極の揚げ衣 / もっと揚げ物を楽しもう!
美味しい揚げ物に出会っていますか?一口に揚げ衣といっても使用する食材や粉・水の量、卵・ベーキングパウダー・重曹の有無、それらの配合などによってテクスチャーは様々。お弁当に入れた揚げ物や冷えてしまったものはどうしても「しなっ」としてしまったりべたついてしまうことが多々ある。その原因は使用する油にもよるかもしれないが、これらを解消する為に冷めても美味しさが保たれる衣はないのだろうか検証したい。まずは揚げ衣の材料やその配合、その粉の特性を切り口に、揚げ物に更なる発見と期待、美味しさを感じて頂きたいという目的で発表する。

紫いもの粉 / 若い女性へ向けた紫芋の商品提案
近頃さつまいもの国内消費量は減少傾向にありますが、みなさんはどの位さつまいもを食べていますか?さつまいもは近年、10~20代の若い世代の消費量が少なくなっています。私は、好物のさつまいもを同世代の女性にもっと食べてほしいと考えました。さつまいもの品種やその特徴を調べる内に、「紫芋」の効能や鮮やかな色合いに惹かれ、紫芋の商品提案を行う事にしました。第1回目のターゲットは、同世代の象徴「渋谷109のギャル」とし、渋谷の街を歩き彼女たちの悩みや嗜好を調査し、それを元にレシピを作成しました。まず提案したい料理を発表します。

新しいデザートスープ
野菜のスープは、美容や健康などに気を使うために、飲んでいる思いますが、(いちご、柑橘類など)果物のスープは、飲んだことある人は少ないと思います。実は、ハンガリーでは、ふつうに飲まれていて、デザートとしても、飲まれているのです。そこで、果物が好きな私は、みなさんに果物のスープを知ってもらいたい。という訳で、埼玉県で採れる果物効能や種類、どんな料理に使われているのかを調べ、実際に果物のスープを提供している(料理教室も行っている)お店に行って、食べてきました。変わった果物のスープとして試作し、レシピ化して、紹介したいと思います。

普段の食事で摂取できるコラーゲンとは
みなさんは、コラーゲン商品を購入して食べたことがありますか?最近さまざまなコラーゲン商品が販売され売り上げを伸ばしています。しかし、わざわざ商品を買って、コラーゲンを摂取する必要があるのでしょうか。普段の食事で、コラーゲンを効率よく摂取することができる料理、食べ合わせを提案します。実習では、気軽に食べられる、鶏皮・鮭皮・大根の葉・調味料で作ったご飯の友になる「食べるコラーゲン」や、鶏皮と塩で作った「コラーゲンチップス」を試作しました。最終的には、みなさんに興味を持ってもらえるようなコラーゲン料理のレシピ本を作ります。

高齢者向けの惣菜メニュー提案
「一般的に高齢者の方は和食などのさっぱりした料理を好むと思われているが、実際はどのような料理が好きなのだろうか?揚げ物なども実際は好きなのではないか?」と疑問に思いました。また、高齢者向けの食事というと流動食などの介護食だと思われがちだが、元気な高齢者向けの料理があってもいいのではないかと感じました。そこで高齢者の方が好む料理を調べ、その結果を基に高齢者の方にもよく利用されている惣菜や料理カードとして紹介することにしました。市場調査と実際に高齢者の方にインタビューを行い、毎日の食事がより楽しくなるような料理を提案します。

納豆の新しい食べ方
みなさんは普段、納豆をどんな料理で食べていますか?人それぞれ食べ方は違うと思います。私は地元である茨城県水戸市の名産品、水戸納豆を小さい頃からいろいろなメニューに取り入れて食べてきました。そこで私は、「納豆はどんな料理にでも合うのではないか」「新しい斬新な絶品メニューを作れないだろうか」と考えました。茨城県は農業、漁業ともに盛んで、その豊富にとれる地元野菜、地魚と水戸納豆を使った新しい料理の提案をしていきたいと思います。まず水戸納豆についての紹介と、地元の人が昔から食べている納豆メニューも紹介しようと思います。

お酒の,お酒による,お酒のためのパン / ─パンをおつまみに!─
みなさんはお酒を飲む時、どんなおつまみを合わせますか?しょっぱいもの?甘いもの?少しの量で色々な料理を食べられるもの?それとも、一品でボリューム重視?おつまみといっても、好みは人によって様々です。私は昨年、学内留学制度を利用してお菓子やパンを学んできました。その中からパンを取り上げ、「これを何か別の料理に応用できないだろうか?」と考えました。最近、何かにつけて「ヘルシー志向」、「ダイエット志向」が取り上げられることが多くなりました。それをうけて、パンと様々な食材を組み合わせて、女性に向けたおつまみのメニューを提案します。

地元糸魚川市を食で地域活性化
「糸魚川」みなさんはこの地名が読めますか?新潟県の最西端にある私の地元糸魚川市です。糸魚川市をより多くの人に知ってもらいたい、何か糸魚川市の役に立ちたい、地元をより知りたいという思いから、食という視点で地域活性化を図るべく取り組んでいます。日本の東西の食文化が混ざり合う独特の食文化を持ち、海の幸から山の幸まで様々な特産物のある魅力的な糸魚川を紹介します。アンケート調査からみなさんに求められていることを分析したもの、食マップや特産物を活かしたメニューの経過も発表します。発表時には「糸魚川」の読み方や意味も説明しますのでぜひ聴きにきて下さい!

ちば弁当
皆さんは「千葉県」といえば何を思い浮かべますか?ディズニーランドや落花生と答える方が多いと思いますが、この他にも千葉には知られざる魅力が沢山あります。そこで、もっと千葉を身近に感じてもらえるようにと「千葉弁当」を考えました。千葉県を大きくエリア別に区分し、エリアごとに異なる食材、特産品を生かしたお弁当です。1つのお弁当から簡単に、その土地の食の特徴を知ることが出来ます。また地域の観光、食情報、文化等を紹介するパンフレットを一緒につけます。少しでも多くの方に「食」を通し、千葉の魅力をもっと身近に感じてもらえるようにしたいです。

よもぎの可能性∞
春になると、土手や河原など身近な場所に姿をみせてくれる『よもぎ』。草餅としてもお馴染みですが、日本人は薬草として古くからよもぎを愛好してきました。よもぎは『ハーブの女王』と呼ばれるほど、栄養成分が豊富に含まれています。実際、日本一の長寿地域・沖縄では、よもぎは『ふーちばー』と呼ばれ、野菜として食されてきました。沖縄料理には『ふーちばーじゅーしー』と呼ばれるよもぎを入れた炊き込みご飯もあります。そこで、よもぎのちょっと変わった料理提案や、料理以外のよもぎ活用法など、多くの方々によもぎの魅力を伝えていきたいと思います♪

ほーむめいど ぱん
パン屋さんの香り、焼きたてパンの香り――。手作りの魅力、たのしさを――。私は昨年、学内留学制度を利用して一年間製菓科に通い、毎日の実習の中でさまざまなお菓子、パンを作った。実習を通して「自分の手で作ること」に魅力を感じ、「手作り」の面白さを実感した。その中でも、パン作りに特に魅力を感じ、焼きたてのパンの香りに魅了された。そこで自宅でもパン作りをしたいと考えた。「パン作りは大変そう」、「時間がかかる」などのイメージを持つ人が多いと思うが、発表を通して少しでもパン作りを身近に感じ、パンを作ろう、作ってみたいと多くの人に感じてほしい。

サボテンを、食べる。
私が初めてサボテンを食べたのは、メキシコ料理屋さんでした。サラダの中に入ったサボテンを食べたとき、植木鉢に植えてあるトゲトゲの生えたあの植物のイメージからは遠い、とても不思議な触感のおいしい野菜だと感動しました。スーパーなどの市場に並んでいる野菜や果物の中にも、最初は「これは本当に食べられるのだろうか?」というイメージから、今では食卓には欠かせない存在になっているものもたくさんあります。サボテンについていろいろ調べ、サボテン料理をもっと一般化できないかと考え、今回は野菜としての栽培の実際、産地の例、調理方法などを紹介します。

草木染め
あなたの身近に草木染めのものがありますか?草木染めとは、主に植物の葉、茎、根、実などを煮だした液に繊維を浸し20分程度加熱し、染まった色素を金属イオンと結合させて発色させる染色方法です。タマネギの皮(茶色い部分)や落花生の殻や皮のような家庭では生ゴミになってしまうものも染料として使用されている点で家庭的な面があります。化学物質過敏症の症状が重い人は、着用できる市販の服がないそうです。そんな人にでも安心して使ってもらえる草木染のキッチン用品を提案してみたいと思います。さらに自然のもので染めた品で、食卓や食空間を整えること考えていきます。



平野 覚堂ゼミ

きらめけ着色料
着色料による発がん性の不安、食べ物とは思えない色に着色された外国のお菓子。着色料によって色がつけられた食品は体に悪いイメージがある。しかし小さい頃抱いていた着色料のイメージはどのようなものであっただろうか。メロンソーダのうそくさい緑が、それにのっかる軸まで真っ赤なさくらんぼが、私にとっては憧れだった。着色料には確かに体に悪いものがある。しかし不自然に着色された食品は見ているだけで心が弾んでくる。この気持ちは栄養では補えないものであり、着色料だからこそ得られる感情だ。たくさんの人にこの感情を届けるため、博物館という表現を借りて着色料をきらめかせる。

痩せているのに痩せたい / ─食べないダイエットの問題点─
あー痩せたい。そんな呟きは今若い女の子の間で多くされる。恋人になにか言われた、かっこよく服が着たい、ダイエットのきっかけは様々である。ダイエットをうながすものは今世の中にたくさんある。しかし彼女たちはけして太っているわけではない。きれいになるためのダイエットはときとして心身共に大変な影響を及ぼすことがある。しかし一概にダイエットが悪いとは言わない。今問題となっているのは食べないダイエットである。そんな食べないダイエットの問題を私は追求する。食べないダイエットをしている女の子、そしてそれを見ているともだちの二つの視点から現代のダイエット問題について考える。

にっぽんごはん道 / ─遊んで知る日本の食文化─
今の日本は、昔では考えられないほどの食材や料理であふれている。日本はさまざまな異文化交流を通して、いろんな食材を入手し、豊かな食生活が営めるようになった。しかし今日、世界中からの食材の輸入に頼りきってしまい、わたしたち日本の食料自給率が40パーセントを切ってしまったことが問題となっている。どんな食材がいつ日本に来て根付き、どんな食材や料理が生まれ、どんな日本の食材や料理が消えていってしまったのだろうか…。祖先の人達が培ってきた古き良き″日本の食文化″を気軽に楽しく知っていけるようなゲーム等の遊びを提案し、日本食を見直すきっかけづくりをしていきたいと思う。

OHASHISWEETS
お箸は、私たちの日常の食卓のシーンで毎日のように登場する。また、スイーツ(西洋菓子)にはフォーク、ナイフ、スプーンが主に使われる。現在、日本ではお箸は当たり前のものである。しかし、基本的にスイーツにお箸が使われることはない。あえて、お箸でスイーツを食べるとどうなるだろうかと思い、お箸で使って食べるスイーツを提案。スイーツは自然とお箸が出てしまいそうなカタチとなっている。お箸でスイーツを食べることによって、新感覚で、普段見るスイーツとは違った味わいができるだろう。こんなお店があったらお箸でスイーツを食べるということを一度は試したくなるのでは?

忘れないで / ─飢餓とフードロス─
世界中で飢餓とフードロスの問題はとても深刻である。私は実際に海外ボランティアに参加し、食問題の悲惨さを実感した。誰しもがそのことを聞いたことがあったとしても、行動にすることは難しいのが現状である。東日本大震災が発生し、私たち自身も人ごとではなく、食糧不足になり、食問題について改めて考えさせられた。地震により海外からの援助も多く寄せられた。しかし現在、世界中には約10億人の人々が飢餓状態に陥っている。飢餓とフードロスは必ずしも関係あるとはいえないが、食べ物の大切さを理解し、少しでも多くの人に覚えていて欲しい。食問題について食べ物を使い、物語で伝えてゆく。

トイレのぞき見 / ─人にやさしいトイレ提案─
殺伐した街の中で1人になれる空間であるトイレは排泄をすると同時に気分を整える場所であり、落ち着ける場所でもある。最近のトイレは深呼吸ができるほどきれいで美しい。つい1人になって物事を考えたりなんとなくぼーっとしたりトイレにはそうさせる魅力がある。トイレは1人でいる姿を知っている。1人になれる場所であるからこそみんなにトイレで大切な時間を過ごしてもらいたい。ドキドキや不安、不快になったりしないで落ち着いて過ごしたい。よりトイレ時間を快適に過ごすためにドキドキ、ヒャッ、ワァーってならないトイレ。今ある不安を解消し落ち着けるトイレを提案する。

ただのごはん、だけどごはん / ─みんながもってる物語─
あなたの思い出の料理は?と聞かれたらあなたは何を思い浮かべるだろうか。あの時、あの場所で、どんな想いでその料理を食べたのか。久しぶりに食べるとその頃の思い出がふっと蘇る。そんな経験が誰にでもあると思う。思い出がくっついた料理はそれだけであなたにとって特別な料理へと変わる。その中でもお母さんの味はとても大切なものだ。怒ったり、笑ったり、泣いたり、照れてみたり。成長と共に料理の中に詰め込まれている。誰もが持つお母さんとの物語と思い出の写真を一緒に本にした。この本がきっかけとなり、ひとりでも多くの人の思い出の料理がさらに増えてくれればと思う。

あなたの食べているもの―いただきます―
私たちは食べ物を食べなければ生きていけません。しかし現代、食べ物は毎日大量に生産され、食べられ、残され、棄てられています。あなたは自分が今食べている物について考えたことがありますか? その食べ物が、誰がどのような土地で、どのようにして生み出されているのか、あなたは知っていますか?考えたことがありますか? 『いただきます』という言葉に込められている、感謝の気持ちを忘れていませんか? 飽食・豊食の時代、忘れがちな大切な気持ちを思い出し、見つめ直して欲しいと思い、実際に生産者を訪れ、想いをきいて、そんな想いを伝えられるような映像をつくりました。

ほっとパン / ─あたたかくてほっとするパン─
現在日本にはたくさんのパン屋さんがある。パン屋さんには世界中のあらゆるパンが売られている。パンの種類・形・製法は様々で、パンの可能性は限りない。こだわりのパン屋さんは素材や製法にこだわったものばかり。別の視点でこだわったパンを考えたいと思い、あたたかい状態で食べるパンのおいしさに着目した。あたたかい食べ物は人の心を変化させる。疲れたときあたたかいシチューを食べるとほっとする。寒い日にあたたかい肉まんを食べるとほっとする。そんな気持ちをパンで表現したいと思い考えたのが“ほっとパン”。あたたかくてほっとするパン“ほっとパン”を提案する。

DJみそしるとMCごはん / ─くいしんぼうHIPHOP─
ご飯は私達の胃袋を救う。音楽は世界を救う。ならばその2つが合わされば、それは奇跡以外の何物でもないのである。男女平等が進む現代でも、料理をする機会が男子よりも多い私達女子にとっても救世主なのである。そうしたコンセプトの上で生まれたのが『くいしんぼうHIPHOP』だ。料理をしたいけどレシピがない、レシピを置くスペースがない、レシピを覚えるのが苦手だ。そのような問題を解決すべく「母の味」をテーマに曲を作成した。日常の鼻歌をこれらの曲にすれば、きっとレシピを覚えられるはず。ただし楽しくなって調理中に踊ってしまうとケガをするので注意しなければならない。

パッケージのRe-デザイン
近頃、高さの余りない四角い容器が一般的であったカップ焼きそばが、ハンディタイプとして生まれ変わり大ヒットした。また竹筒をモチーフにしたパッケージでヒットした伊右衛門も有名だ。そんな固定概念を覆すような試みが「リ・デザイン」である。米や卵など昔からほとんど変わることなく存在しているパッケージをリ・デザインすることでそのものの新しい見方を生み出したい。同時に、なぜその形になったのか、変えていいもの、いけないものが見えてくるかもしれない。今回、私は米、小麦粉、スパゲッティのパッケージを商品自体やグラフィックだけでなく、プロダクトデザインの観点からリ・デザインした。

こだわりエプロン / ─エプロンひとつに想いをこめて─
なにか特別なときではなく、そうじや料理の時など毎日の暮らしの中にあるエプロン。新しいエプロンを選ぶとき、洋服を選ぶような気持ちで布の色や柄だけをみて選ぶ人もたくさんいる。一目でみえるかわいさは、ものを選ぶときにはずせないこと。けど、エプロンは毎日使い、一枚と長く付き合っていくもの。もっと使いやすさや着心地にも目を向けていきたい。手にとって、身に付け、ひとつひとつと向きあっていく。その中で、エプロンのかわいさだけではなく、ひもの幅や身幅など、身に付けてはじめてわかるような小さなこだわりをつめこんだエプロンを作っていく。



松田 康子ゼミ

顧客満足度について
顧客満足とは、Customer satisfaction(CS)の訳語であり、商品やサービスを受けた消費者が買ってよかったと思う満足度を表すものである。飲食店において大切なものは商品の味が第一条件であり、日々各店舗が研究を重ねより良い商品を提供している。しかし、お客様に満足して頂くためにはそれ以外のことも重要になってくる。今回、私は実際にカフェを運営し、どうすればお客様に満足して頂けるのかを考えていきたい。提供する商品、内装、音楽、サービス…etc、ありとあらゆるものが影響を与える。カフェがオープンするまでの軌跡とアンケート結果、これからの改善点を発表する。

四季を伝えるメニュー立案 / ~日本と西洋の伝統行事の違い~
日本にはひな祭り、こどもの日、七夕など四季を感じさせる伝統行事が沢山ある。学生である私達はこれらの風習や由来を知っているだろうか。私はカフェの運営を通して来てくれた人々にそういった日本の古くからある文化を伝えたい。具体的には、カフェで提供するメニューにその季節にちなんだ食材を使う。ミニ新聞などの媒体を通しメニューでは伝えきれない知識を提供したいと考えている。また、西洋の伝統行事にも注目し、日本との違いなども併せて学ぶ。日本人であり食を学ぶ私達には、伝統的な日本の文化を理解し次の世代に受け継いでゆくために、自分達なりに工夫をする役割があるのではと思っている。

PLATE COORDINATE / ~見た目もおいしい一皿~
同じお料理でも、盛りつけ方によって全く違った印象になります。どれも同じお料理ならば、見た目もとびっきり美味しいほうが良いに決まってる!!そんなわけで私はこのカフェで、盛りつけにもとことんこだわる事にしました。味がおいしいのは当たり前。同じシフォンケーキでも、お皿の上でどれだけ着飾ることが出来るか?自分が伝えようとしているものを、お客さまに理解してもらえるか?いままでのカフェには無かった、いつもとは違う特別な気持ちになれる空間・ハレ感(特別感)などを表現するために試行錯誤しています。盛りつけ方によってどれ程印象が変わるか実感してもらえたらな、と思います。

ティアローズ / ~シフォンケーキについて~
あなたはシフォンケーキを作ったことがありますか?ふわふわなシフォンケーキをつくるには、コツを掴めば難しくありません。中に入れる食材次第で色々な種類のシフォンケーキが作れます。定番の紅茶や、カボチャはもちろんのこと、ホウレンソウを入れたり、生の苺をつぶして入れたり、豆腐を入れたシフォンケーキなどもあります。また、中に入れる材料によって難易度が変わります。たとえば、初心者でも作りやすい味はプレーンや紅茶ですが、難しいものは油分の多いココアや抹茶などです。そんな奥が深いシフォンケーキの魅力を、たっぷりとお伝えしたいと思います。

虫歯になりにくいお菓子 / キシリトールと砂糖と虫歯
「甘いものは好きだけど虫歯が気になる」という人は少なくないと思います。ケーキを食べた後眠くなった時、「このまま寝られたらなぁ」と思った事はありませんか?私は砂糖の代わりに虫歯菌(ミュータンス菌)の活動を抑制する働きのある、人工甘味料キシリトールに注目し、食べても虫歯になりにくいお菓子を開発します。それらをカフェで販売、同時に虫歯とキシリトールの関係性などの情報を発信していきます。これらはお菓子と虫歯の関係性を通して、 歯の健康と虫歯に対する意識を高めて貰う事を目的としています。お菓子の内容はシフォンケーキ、その他焼き菓子を予定しています。



宮内 正ゼミ

利用客から見たスーパーとは
身近な存在としてのスーパーマーケット。食材、菓子、雑貨など、日常生活で使う大半のものが揃うので、とても便利である。子どもから大人まで多くの人たちが利用している。ただ、自分が働いているスーパー「ヤオコー」を観察していると、利用客によって、スーパーの利用の仕方はかなり違うと感じた。いったい利用客にとってスーパーとはどのような存在なのか。近隣のスーパーも含めて、利用客の属性、購入品、利用の仕方などを観察し、利用客をいくつかのタイプに分類した。そこから見えてきた利用客の生活とスーパーとの関係性について発表する。

カフェにおける接客
みなさんは、カフェをよく利用しますか?そのカフェでどのような接客を受けた経験がありますか?私はふだん、友達との会話・待ち 合わせ・休憩などで よくカフェを利用します。そのとき、他の飲食店にはないカフェのゆったりとした空間には、カフェならではの独特な接客があるのではないか、と思いました。私がカフェでアルバイトをしているという経験から、いつもはあまり意識することのないカフェでの接客の現状をもとにして、自分の時間を有意義に過ごすことが出来る独特の空間と接客との関係をフィールドワークを通して探っていきたいと考えています。

エキナカで遊ぼう / エキュートの利用価値
あなたはエキナカと聞いて何を想像しますか。デパ地下のようなもの、ショッピングセンターのミニチュア版と答えるかもしれません。これらはどれもよく似ていますが、エキナカが他と異なるのは、改札内で買い物ができて便利、という点です。駅は毎日利用する人もいれば、遠方から旅に来た人、そして帰る人もいます。全く違うシュチュエーションの中でいろいろな人たちが同じエキナカを利用するのです。JR東日本には8つのエキュートが存在し、いままさに進化しています。エキナカの造り(外観・店舗の配置)や人々の動きに注目して、エキナカの新たな利用価値を考えていきます。

音空間と食
音楽を肌で感じながら食を楽しむ空間はとても魅力的である。しかし、かつて一世を風靡したジャズ喫茶や歌声喫茶はいまやほとんど見る影もなく、ライブ演奏にじっくりと耳を傾けたり、歌ったりする、といった、音楽と「直接的に」関わる食空間は、一部のライブハウスなどを別にすれば意外に少ない。それは、iPodなど、楽曲をいつでもどこでも簡単に聴ける装置が普及しているためではないだろうか。いまや音楽と食空間の関わりはますます薄くなっている。そこで、実際に、カフェ・レストラン・ライブハウスなどにおいて、食と音楽はそれぞれの空間においてどのような関わり方をしているのか、を見ていく。

異世界としてのディズニー / ~Secret of Fantasy~
ディズニーには他にはない世界観があり夢があります。ディズニーの世界へのあこがれは、子どものときにだけ感じる高揚感だと思っていましたが、じつは、大人になった今でもほとんど変わりません。これはいったいどういうことでしょうか。まさに「不思議」というほかありません。この「不思議」の秘密を解き明かしてみたいと思います。ディズニーランドに足を一歩踏み入れると感じられる徹底した管理やサービスと同じように、映画作品にも何か独特な特徴があるに違いありません。みなさんも、胸が高鳴るような高揚感を手に入れるために、ディズニーの世界にどっぷり浸ってみませんか?



宮城 重二ゼミ

子どもの健康と外食 / どうメニューを選ぶの?
昨今、外食でも健康を意識したメニューが次々と出ている。しかし、子どもにこそ必要なのに、お子様ランチをはじめとした子ども向けの食べ物には、なぜか反映されていない。そこで、子どもが外食でバランスのとれた食事ができたら、もっと健康になれるのではという思いから、メニューの考え方や選び方を調べてみた。例えば、野菜を食べやすいようにするためには、ポタージュにしてみるとか、大人のメニューから小さめの物を与えてみるなどが挙げられる。よって、工夫次第では健康的な食事が可能になるのではないだろうか?また、店内においてのマナーをどう子どもに教えるかについても探求した。



武藤 志真子・藤倉 純子ゼミ

野菜カフェ / 野菜スイーツcooking♪
野菜は一日350グラムと定められているが、達成できている年代はほぼない。その中でも私たち20代が最も摂取量が少なく、240グラムと言われている。そこで、野菜について学べる学習ソフトを作成するため、20代に野菜の必要摂取量や普段の野菜摂取の現状などのアンケートをした。その学習ソフトと都内で10月以降開く“野菜カフェ”の紹介やそのカフェで提供する野菜や果物を使って自ら考えたスイーツ(例えば人参タルトやピーマンのシフォンケーキ。また、なるべくビタミンの損失を防ぐため、野菜を調理の際は、電子レンジを使用)のレシピなどを載せたホームページを作成し、発表する。

アロマニア / ~アロマによる過食症の改善~
10代~30代の女性の50人に1人とも言われる摂食障害。特に過食(嘔吐)症が摂食障害の最終段階であり、治りにくい根本的な原因は「強いやせ願望」とは違い、1人1人が抱える「心の傷」から発生している。そこで、1)HPにおいて摂食障害の自身の状態を知る。また、正しい摂食障害の知識を得る情報提供。2)アロマによる過食症改善=「食欲のコントロール」また、過食症の原因とされる糖依存症を抑えるのかどうかを調べる。自身も東京電機大学の講義に参加し、アロマテラピー1級取得、インストラクターを目指し、勉強を進める。最終的には、周囲に摂食障害の人が現れたときに理解者になり、偏見を持たない環境を作りたい。

男性用化粧品のすすめ
近年、男性に向けて発信されるエステ、脱毛、男性用化粧品、などの美容情報は増えている。しかし、その一方で男性の高い美意識に偏見を持つ人も…。そういった偏見をなくすために、男性の化粧の歴史と現状についての文献調査、男性の化粧の必要性、社会から見た男性の化粧に対する考え、男性自身の化粧に対する考え方を調べるために、大勢の人を対象とする前のプレテストとして、友人、知人らに基礎化粧品を使用しているか、化粧品の使用頻度などのアンケートを実施した。プレテストによる男性の化粧に対する正しい知識、男性自身の化粧に対する考え、男性用化粧品の実態について発表する。

薬膳料理365 / アレルギー体質を変えよう!!
花粉症に苦しんでいませんか?アレルギーの体質改善のために「薬膳料理!!!」に注目しました。薬膳は本来、生薬を用いますが、生薬は入手しにくいので、普段スーパーなどで売られている食材に置き換えます。薬膳の知識は薬膳マイスターという資格を取り、勉強しています。そして、先輩が開いている薬膳料理教室に参加し、アシスタントとしてリーフレット作成や参加者の方のサポート等をしています。またHP上に「薬膳365日」としてレシピを考案し、実際に調理し、試食をして試食の前後に血液検査で変化を見ます。作り方の説明や料理のポイント、写真撮影を工夫し、栄養価計算を入れてわかりやすくします。

生涯現役*
高齢化社会が進むなかで、高齢者の食事に注目しました。高齢者にいつまでも美味しい食事を楽しみ、健康的な食生活を送ってもらう為に食事調査アンケートに基づく食教育ツールの開発をします。そのツール利用後の対象者の食意識の変化について調査し改善する事で、より簡便で明確なツールの開発を目的とします。一方、家族の方には高齢者の身体・生理機能の理解を深められる媒体をホームページ上で作成し、ユニバーサルフードの基準の嚥下咀嚼の段階に分けて、自身で考えた食事とその調理工夫などを提案します。尚、対象となる高齢者と家族の関係性はないものとします。

ユニバーサルデザインから学ぶ
ユニバーサルデザインの概念は “すべての人が人生のある時点で何らかの障害をもつ”ことを発想の起点としているため、対象は多岐にわたる。そのため、地方自治体やメーカー、交通機関等、さまざまな団体がこの考え方に賛同しており、利用価値は高い。しかし、社会的な認知度はまだまだ低く、向上させるための活動が不可欠だ。第一回の発表では、ユニバーサルデザインの必要性を理解するために自己体験した実験と、案内図標識や多目的トイレ等のユニバーサルデザインの様子を写真で紹介する。また、個人で行った認知度調査の結果やユニバーサルデザインのチェック方法を報告する。



山内 喜昭ゼミ

色と食欲の関係
食欲は、見た目によって左右される場合があります。例えば、きれいに焼けた黄色の卵焼きは「美味しそう」と感じますが、焦げてしまった黒色の卵焼きに「美味しそう」と感じる人はほとんどいません。よって、見た目は食欲と直結しているのではないかと考えました。私は見た目の中でも「色」に注目し、色と食欲の関係をテーマとしました。このテーマを多くの人に知ってもらうためにホームページを作成し、その情報を掲載していきます。内容は、色彩の基礎知識や食欲が促進・減退する色、食欲が促進される色の組み合わせやそれを基にして調理したお弁当の献立と写真などを掲載する予定です。

食育ホームページの作成
私は毎月2回、主に小学生を中心とした子どもたちとふれあうボランティア活動をしています。そのなかで「子どもの食物の好き嫌い」が目につき、またそれにともない食事のマナーも乱れているように感じました。こうした問題点を自ら作成した食育のホームページによって改善することを可能にしたいと考えます。ホームページではさまざまなレシピ、食材・調理の基本を紹介し興味を抱かせ、それによって好き嫌いせずに食事をすることの大切さを学んでほしいと思います。さらに私の作成するホームページで紹介するレシピを通して、自らの力で「食材をバランスよく摂取すること」を身につけることが理想です。

栃木県って…?
栃木県は、関東地方では北関東に位置する関東で一番面積の大きい県である。特産物としてイチゴ、佐野ラーメン、また日光東照宮、餃子などが有名だ。しかし、栃木県は地味だと思われがち。そんな栃木県にも魅力的な食べ物や建物があるはず!栃木県を7つのエリアに分け、そのうち『栃木・佐野・足利』について調べた。今回の発表では、栃木市の古い街並みを知ることができる横山郷土館や塚田歴史伝説館、佐野名物佐野ラーメン、日本最古の足利学校などを写真を見せながら発表する。栃木県を知らない人たちに少しでも知ってもらい栃木県に行ってみたいと思ってもらえるように、ホームページで発信する。